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「んっ、 …… 」
「あ、起きました?」
「え、若井、 ッ…」
起きるなり、俺を見て少し警戒しているようだ。
「体大丈夫ですか?」
と優しく問いかける。
「う、ん , 」
「念の為もう少し休んでいてくださいね」
「少し調子乗りました、すみません、」
反省はしている。初めてなのにあんなに激しくしてしまった ….
大森さんの方を見るとポロポロと涙を流していた。
「え、!?.あの、ほんとすみません !…」
「ッ 、….ちがう、.」
あれ、俺のせいじゃない?
「、ッ , …泣 」
でも大森さんは相変わらず泣き続けている。
「何かありましたか , ?」
ただ、なんとなく。なんとなくだけども
大森さんは自分を誇示しているのではないかと。弱い部分を隠しているような感じがする。
それを俺が破ってしまったのではないか.. と
一年片思いしてた俺の勘だ。
「人間、弱くてもいいんですよ , 」
そう言うと急に抱きつき、俺の胸で泣く大森さん
「… すきです , 」
今言うことではないと分かっていたが、どうしても今伝えておきたかった。
それから少し経ち、大森さんも落ち着いた頃
二人でベッドに座っていると突然大森さんが俺と腕を絡め、寄っかかってくるではないか。
(仮にもさっき告白したんだけどな .. )
無防備すぎる大森さんを横目にふと時計が目に入る。
「あっ、もう19時ですよ」
確か俺の家とはそこまで離れていないが、歩くとまぁまぁの距離だ。
こんな可愛い人を夜遅く歩かせるわけにはいかない。
「 …. 」
「若井、親は ?」
「親ですか ? 俺一人暮らしなんで ..」
「泊まりたい , 」
え? , と耳を疑った。
「泊まってもいい .. ?」
この人、自分の可愛さ分かってないな。
こんなにうるうるな目で見つめられたら断れるわけあるまい。
「分かりました、いいですよ..」
心なしか嬉しそうに見えたのは俺の幻覚だろうか。
なにか、急激に物事が進んでいる気がするが、
大森さんが可愛いのでよきです‼️(?)
いやそれにしても泊まりは急だったな笑
next.100♡
コメント
2件
えー待ってめっちゃ尊い。これは両思い…?