テラーノベル
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モブ「あなた最近冬弥様に近づきすぎじゃない?」
寧々「え、??」
屋上に呼び出されていきなりモブにそんなことを言われた草薙寧々。
青柳君が図書委員だから本についておすすめ聞いたりしてるだけなんだけどな…
モブ「何がえ?よ知らないふりでもするつもり?」
寧々「いやちがっ、そういうわけじゃ…」
モブ「そうやっていいわけばかり…もういいわ」
モブはそう言うと自分の手首をカッタ一で切りだした
寧々(急に何してるの…?)
モブ「早くこれ持ちなさい!」
そう言われ渡されたのはカッターだった
寧々はモブの言うことに逆らえず勢いでカッターを受け取ってしまう
すると突然…
モブ「いやああああああああ!!」
寧々「う、るさっ!?びっくりしたんだけど…」
もちろんこの大声、誰も聞こえていないはずがなく屋上に人が来る
寧々はその屋上に来た人物を見てびっくりしてしまった
寧々「類、司?青柳君に東雲君、白石さんも」
司「さっき大声を出していたのはこいつか?」
類「そうみたいだね。寧々があんな大声出せるとは思えないし」
彰人「てかこんな事に時間使ってたらこはね待たせるだろ、」
杏「でも先輩2人とも見張れるし学校内に関わる事なら風紀委員である私が止めなきゃでしょ」
彰人「まぁセカイでの練習だし少しは遅れても許されるだろこはねだし」
杏「もう遅れるってこと伝えてあるから大丈夫だよ!委員会ならしかたないって言ってたし」
冬弥「草薙とモブは教室で話してはいないが裏では仲良かったのか?」
彰人「いや違うだろ…」
類「じゃあここで何してたか教えてもらおうか?」
ーーーーーーモブの事情説明ーーーーーー
司「なるほどな…寧々がそんなことを…」
類「でも寧々がそんなことすると思うかい?」
司「100%ないな」
冬弥「そしたらなぜこんなことを?」
モブ「あいつが、冬弥様に近づくから…!!」
冬弥「草薙とは図書室にある本のおすすめおすすめや本の場所などの会話をしてただけだが…?」
杏「それが嫌だった、ってこと?」
彰人「冬弥に近づいてるのが理由なら俺のほうが狙われねぇ?」
類「でも東雲君相手じゃこんなことはできないと思ったから寧々にした、ということだろうね」
彰人「モブをやったの草薙じゃねぇこと分かったし、こはね待たせすぎるのもあれだから帰るぞ」
冬弥「そうだな」
杏「そうだね~!帰ろ!」
類「じゃあ僕たちも帰ろうか」
司「あぁ、そうだな!寧々行くぞ!!」
寧々「あの…」
モブ「何よ?」
寧々「その、帰る前に保健室行ったほうがいいよ、?・・・じゃあね」
モブ「っ…!!」
こうして寧々は無事みんなに信じてもらう事ができ、モブは学校で寧々にはもちろん、冬弥にも話しかけることはありませんでした…
おしまい