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前作のせめよんをギャルっぽく書けてとても満足してます。
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新規ですので界隈のルール等違反していましたら教えて下さい。暖かい目で見て頂けると幸いです。
この作品は二次創作になります。ご本人様の目に届くような行為はルール違反です。
この作品はhr×losです。地雷の方は閲覧をやめて下さい。
以上のことを理解頂けましたらお進み下さい。
この先名前は伏せていません。
呼び方等の解釈違いがあったらすみません!!
帰り道は、2人とも一言も話さなかった。
急いでいたので車ではなく徒歩で、人通りは少なかったが僅かに聞こえる人の声が、甲斐田にとって救いに感じた。
家に帰ってリビングに行く。
レオスはソファに座り、甲斐田はその前で立っている。
「…レオス、ほんとにごめん。まずは謝らせて欲しい。レオスの理由も聞かずに勝手に怒って、最低って言って、見損なって、…最低なのは僕の方だ。恋人のことも信じてやれなかった。」
レオスは、ただ黙って甲斐田の話を聞いている。頷きもせず、相槌も打たず、無表情で話の内容を受け止めているように見えた。
「僕、付き合ったら重いって最近知ったけどここまでとは思わなかった。言い訳に聞こえるかもしれないけど本当に。レオスの事大好きで、束縛しすぎて、それなのに自分が被害者ぶったからこうなった。……本当にごめん。」
「…浮気じゃないです。」
突然聞こえた声にバッと顔を上げる。見るとレオスが俯きながら話しているようだった。
「私の恋人は甲斐田くんだけです。浮気なんてしてません。収録の時間が長くなったから、帰るのがあんなに遅くなりました。これからも絶対、浮気なんてしません。」
「…うん、うん。」
そう一つ一つ区切りながら言う声は震えている。レオスだって恋人ができるのは始めてで、あぁやって甲斐田に言われるのは傷付く。謝罪の言葉を聞いてようやく安心できたのか、本音を漏らした。そんなレオスの言葉を噛み締めながら、跪いて目線を合わせて一生懸命聞く。
「傷付きました。見損なったって、浮気でも勝手にすれば、って言われて、愛想尽きちゃったんだなって。甲斐田くんはいっぱい私に好きって言ってくれるのに、私は言わないし、今日みたいに約束も守れないから、嫌いになったんだなって。…ほんとに、まだ好きですか。」
私のこと、とぽつりと呟く。その目には涙が溜まっている。
「もちろん、一番好きだよ。レオスの事が一番好き。不安にさせてごめん、もう絶対あんな事言ったりしないよ。…仲直りしてくれる?」
「…えぇ、私もひどいこと言って、すみませんでした。仲直りです。」
そう言って笑って見せたが、堪えられなかった涙がレオスの頬を伝う。甲斐田はレオスの隣に座りながら、涙を拭った。
「泣かないでよレオスぅ…綺麗な目溶けちゃうよ?」
「ぅ…ぐす…。」
懸命に涙を堪えようとしているが、一度溢れた涙はそう簡単に止めることができず、ボロボロと流れる。
そんなレオスを見る彼は、恋人なわけで、当然触れたくなる。手を握って、レオスの顔を見て尋ねた。
「ね、ちゅーしていい?」
「へ、」
返答を聞く前に、唇が触れた。彼は驚いたように甲斐田の手をぎゅっと握る。
「ふ、っ…ん…」
甘い声が息継ぎの合間に聞こえる。もっといじめてやりたいという加虐心が疼いてきたが、流石に泣いているのでやめておこうと少しで唇を離した。
「っ…か、いだく…」
「晴、って呼んでくれないの。レオス。」
真っ赤な頬に触れて、優しくそう尋ねる。レオスはまた驚いて、黙り込んでしまった。流石にやりすぎたかと反省していると、小さく声が聞こえた。
「は、る…。」
落ち着かせるために水が必要かと、立ちあがろうとした体が硬直する。
震えた声、朱に染まった頬、首筋、今の彼は甲斐田にとって全てが興奮材料になるわけで。
「…ベッド行こっか。」
「え、何」
そんな気はなかった、これで終わりだと思っていた、なんて言わせない。これはレオスが悪い。
もう明け方になりつつあるが、明日と明後日は二人ともオフ。これからどんなことが起こるかなんて、甲斐田以外誰も知るよしもない。