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#黄金世代
夜桜 葉音@浮上低下中
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謝罪…ですね、はい。
短編集作りすぎだっていうことです。
しゃーない、おもろいんだから。
ちゃんと長編も熟成しまくってるので出しますよ🔥💪
では、
ATTENTION
・この短編集は青井らだお愛されです
・捏造の塊
・ほのぼのBL
・リハビリなので生ぬるい目で見てください
・その他諸々、地雷の方は回れ右
・地味に長い
・メモ帳からコピペしているものなので不具合ある可能性大
いってらっしゃ〜い!!
『なんでもない顔で』
昼下がりのロスサントスは、妙に平和だった。
銀行強盗の連絡もない。
銃声も遠い。
街を吹き抜ける風はぬるく、
日差しは眠気を誘うくらいにやわらかい。
こんな日くらい、何もしないでだらだらしても罰は当たらないだろう。
そう思いながら、青井らだおはコンビニで買った缶コーヒーを片手に、街角のベンチへ腰を下ろした。
rdo「……あっつ」
ぼやきながらプルタブを開ける。しゅわ、と小さな音がして、缶から立ちのぼる甘い匂いが鼻をくすぐった。
そのとき、視界の端に見慣れた姿が入る。
「お、らだおさんじゃん」
のんびりした声。
振り向けば、片手を軽く上げた成瀬力二が立っていた。
いつもの気の抜けたような笑みを浮かべて、ふらりと近づいてくる。
rdo「うわ、成瀬だ」
nrs「うわって何? ひどくない?」
rdo「いや別に、ひどい意味じゃなくて」
nrs「じゃあ良かった。傷ついて泣いて帰るとこだったわ」
rdo「絶対泣かないだろお前」
言いながらも、俺はベンチの端へ少しずれた。
座る場所を空けると、成瀬は「どうもどうも」と適当な調子で隣に腰かける。
二人の間に流れる空気は、
気まずいほど静かではないけれど、
騒がしいわけでもない。
たぶんこれがちょうどいい距離感というやつなんだろう。
互いに無理して喋らなくても、
隣にいること自体は別に苦じゃない。
そういう相手だった。
nrs「らだおさん、今日暇なん?」
rdo「まあね。珍しく特殊刑事課案件の呼び出しもないし」
nrs「え、じゃあ今結構レアな時間に俺会ってる!?」
rdo「そうかもね笑」
nrs「そっか」
成瀬はそれだけ言って、らだおの持っている缶コーヒーをちらりと見た。
nrs「それうまい?」
rdo「普通。甘いやつ」
nrs「ひと口ちょうだい」
rdo「は?」
あまりにも自然に言うから、らだおは思わず間抜けな声を出した。
rdo「…いや、普通に嫌だけど」
nrs「えー、ケチ」
rdo「ケチとかじゃなくて…、」
「間接キスとか気にするタイプ?」
「……っ、お前急にそういうこと言うなよ!//」
らだおが勢いよく顔をしかめると、
成瀬は一拍遅れて吹き出した。
nrs「ふふ、冗談冗談笑」
「そんな反応するんだ」
rdo「するだろ普通!なんで今その単語出した!?」
nrs「らだおさんって、意外とそういうの弱いよね」
rdo「うるさ…/」
自分でも少し耳が熱いのがわかる。
たぶん今絶対に顔が赤い。
最悪だ。
成瀬は面白そうに笑いながらも、
それ以上はからかわなかった。
代わりに自分もどこかで買ってきたらしいペットボトルのお茶を開けて、一口飲む。
nrs「でも、そういう反応するらだおさん、なんか珍しくていいね」
rdo「は?」
nrs「いや、いつも余裕ありそうな顔してるからさ?」
「そうやって慌ててるの見んのまじおもろい」
rdo「おもろいで済ますな」
むっとして言い返すと、
成瀬は「ごめんごめん」と笑う。
ぜんぜん悪びれていない声音だった。
それからしばらく、どうでもいい話をした。
最近の街の騒がしさとか、
見かけた変な住人のこととか、
どこそこの店の新メニューが案外いけたとか。
本当に、どうでもいいことばかりだ。
でも、不思議と退屈ではなかった。
本当に成瀬は話し上手だった。
どこから出てくるんだと思うほど沢山の話題を持ち寄って、
ニコニコしながらいつも俺に話してくれる。
俺が適当に返しても成瀬はそれを面白がって、
また適当に返してくる。
その繰り返しが妙に心地よかった。
nrs「そういえばさ」
乾いた喉を潤すためにあと少しのコーヒーを飲み干そうとした時、
成瀬が俺の顔を覗き込みながら言った。
rdo「ん?」
nrg「らだおさん、今日ちょっと疲れてる?」
rdo「……なんで」
rdo「いや、なんかいつもより顔色悪いなって」
思わず、らだおは成瀬の方を見た。
何気ない口調だった。
本当にただ気づいたから言っただけ、みたいな顔をしている。
けれど、そういうちょっとした変化を拾われるのはなんだか落ち着かない。
rdo「まあちょっとだけ、かな」
nrs「ふーん」
rdo「昨日バタバタしてて寝れてないし」
nrs「いや寝ろよ」
「俺が添い寝してやろうか」
rdo「いや、まだ仕事終わってない」
nrs「なんだその社畜みたいな断り文句」
成瀬はジトーっとした目で俺の顔を見て、
それからふっと目を細めた。
nrs「じゃあ、今日ここで会えてラッキーだったのかも」
rdo「……何で?」
nrs「らだおさん、俺の前だとちょっと気ぃ抜いてくれるじゃん」
あまりにもさらっと言うから、
最初は意味を取りこぼしかけた。
rdo「え、?」
nrs「だから、俺の前だと少しは休めてるならいいなって話」
rdo「…………」
言葉が出ない。
成瀬は缶コーヒーの代わりに自分のお茶をくるくる回しながら、
なんでもない顔をしていた。
たぶん本人は、本当に深い意味なんてなく言ったのだろう。
けれど、らだおの心臓は一拍、明らかに変な跳ね方をした。
“俺の前だと”
その一言だけが、妙に耳に残る。
rdo「……お前、たまにそういうこと普通に言うよな」
nrs「ん? 何が?」
rdo「何がって……いや、別に」
nrs「変なの笑」
くすくす笑われて、らだおはわざと不機嫌そうに眉を寄せた。
けれどたぶん、その不機嫌は半分も本物じゃない。
成瀬はそんならだおの様子を見て、少しだけ肩を揺らした。
nrs「でもほんとだよ」
rdo「……」
nrs「らだおさんって、頑張りすぎるとこあるし」
「俺の前くらい、ぼーっとしててもいいじゃん」
rdo「……お前さあ」
nrs「なに」
rdo「そういうの、ずるいって言われない?//」
nrs「え、褒め言葉?」
rdo「違う」
即答すると、成瀬はまた笑った。
風が吹いて、ベンチの足元を小さな紙くずが転がっていく。
遠くで車のクラクションが鳴った。平和な昼下がりの、ほんの一瞬の静けさ。
nrs「じゃあ選んで」
「今すぐベッドに行って寝るか、ここで俺に褒めまくられるか」
らだおは飲み終わった缶コーヒーを見下ろしながら、小さく息を吐いた。
rdo「……じゃあ、もうちょいだけここいよっかな、」
nrs「お、いいじゃん」
rdo「お前俺が飽きるまで付き合えよ」
nrs「そりゃ俺から言ったんだからもちろん笑」
「らだおさんが帰るまでいるよ」
まただ。
またそういうことを、平気な顔で言う。
俺がじろりと睨むと、
成瀬は「何?」と首を傾げるばかりで、
自分がどれだけ人を振り回しているのかまるでわかっていない顔をしていた。
たぶん、わかってないからこそ質が悪い。
でも_その無自覚さに、少しだけ救われている自分もいる。
rdo「…いつもありがと、」
少し目を伏せて、成瀬の方にもたれかかる。
しかし、数秒経っても成瀬の反応がない。
不思議に思い成瀬の顔を見ると、
顔を赤くした成瀬が地面を見つめていた。
なんだ、
ちゃんと後輩っぽいとこあるじゃん。
なんとなく勝った気分になり、
成瀬の顔を覗き込んで、
わしゃわしゃと頭を撫でた。
rdo「大好きだぞ〜っ笑」
成瀬は驚いたように俺の顔を見て笑った。
nrs「んもぉ!!今日は俺がらだおさんのこと甘やかす日なのに!!」
rdo「ふふん、俺には勝てまい」
nrs「……どうでしょうね〜笑」
「おらっ!隙あり!」
rdo「おわっ!?//」
にやりと笑ったあと、成瀬がぎゅーっと俺に抱きついてきた。
nrs「うわらだおさん冷た!?」
rdo「……成瀬はあったかいよ」
nrs「そう、ならよかった」
「…俺も大好きだよ、らだおさん」
成瀬はそう言って、いつも通りの柔らかいな笑みを浮かべた。
平和な午後だった。
事件もトラブルもなく、ただベンチに座って、どうでもいい話をしていただけ。
なのにたぶん、今日のことはしばらく忘れられない。
隣で成瀬が欠伸をする。つられてらだおも少し笑った。
__まったく、ほんとにずるい。
-–
みなさん、ストグラを見ましょう。
ストグラはいいぞ(布教)
好評だったら成瀬視点出します。
好評じゃなくても出します(((
コメント
1件
おお、わぁぬさん、新作短編ありがとうございます! らだおさんと成瀬の距離感、すごく良かったです。 普段余裕な顔してるらだおさんが、成瀬のふとした言葉に「ずるい」ってなるの、なんかわかります。ああいう無自覚な優しさって刺さりますよね。 最後にらだおさんから「大好きだぞ」とか言っちゃうのも、ちょっと照れ隠しっぽくて可愛かったです。 平和だけど心がぽかぽかするお話でした! 成瀬視点もめっちゃ楽しみにしてますね。