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❕注意❕
・刀剣乱舞の二次創作です。
・男主です
・読者様のキャラの解釈と違う場合があります。
・以上のことが大丈夫な方はそのまま読み進めてください!
「おめでとうございます!あなたは『審神者』に選ばれました!」
ある日、俺の前に怪しい狐が現れてそう言った。
「え?は?何?というかあんたは誰?」
なんの前触れもなく述べられた言葉に理解が追いつかず、口調がぞんざいになってしまった。
そんな俺の状況など気にすることなく、目の前の狐は話し続ける。
「失礼しました。自己紹介を忘れていましたね。私めは『こんのすけ』と申します。審神者様の案内役です」
と、狐-改め「こんのすけ」-は語った。
どうやら俺の目の前にいるこの狐は「こんのすけ」というらしい。
案内役ということなので、俺は
「さっきから出てくる『審神者』って何だ?」と尋ねると、こんのすけは
「『審神者』とは『歴史を守る者』です」
と言われた。
その審神者に俺が選ばれたってことで合ってるか?とこんのすけに確認すると、
「はい。ちなみにこれは断ることができません」
「断れない?!」
「はい。断れません」
断ろうと思っていたので予想外の返答に困ってしまう。一縷の望みにかけてもう一度、
「本当に断れないのか?」
とこんのすけに聞く。返答は、
「はい!」
という、こちらの毒気を抜かれる元気なものだった。
「はぁ〜。わかった!!やるよ!!やるから!」
逃げられないことがわかったので腹をくくって言うと、こんのすけは、まずは本丸に向かいましょう。と言って、人が一人通るのがやっとであろう幅の路地に入って行った。
こんな路地今まであっただろうか?と思いながらもこんのすけのあとを追うと急に視界が開け、目の前に日本家屋が現れた。
「うわでっか?!」
普通の一軒家くらいだろうと思っていたので、想像の倍のサイズに思わず声が出る。しばらく見とれていると、
「こちらが本丸になります。まず、審神者名と本丸名を決めてください」
とこんのすけに言われた。こちらに記入してください。と、書類を渡され困ってしまった。
何せ俺はネーミングセンスが壊滅的に無いのだ。とりあえず、審神者名はそのまま自分の名前を記入する。問題は本丸名だ。どうしようかと思い書類と睨めっこをしていると、
「何か思いつく言葉はありませんか?忘れないものが望ましいので、好きなものから取ってみたらいかがでしょう」
「好きなもの…アニメ、マンガ…あ!!」
そうだ、これにしよう。書類の「本丸名」の欄に「千鳥」と記入する。
無事に本丸名も決まったので、こんのすけに書類を渡す。こんのすけは、
「ありがとうございます。では、本丸内をご案内しますね」
と言って俺を中へ促す。
本丸内を大体見終え、最後に鍛刀部屋に案内される。ここで刀剣男士を顕現させるらしい。
「今から『始まりの一振り』を選んで頂きます。」
この中からお選びください。と言われ、誰にしようか考えながら一人ずつ見ていくと、一人気になる人を見つけた。こんのすけに頼んで顕現してもらう。昔の俺と同じものを感じたので彼にした。
「山姥切国広だ。……何だその目は。写しだというのが気になると?」
「俺は凛夜。お前の主だ。これからよろしくな」
写しだろうがなんだろうが関係ない。この本丸に来た以上、お前は家族だ。
そう言って彼に手を差し出す。彼は、戸惑いながらも手を取ってくれた。
今日からここでの生活が始まる。楽しいものになればいいと、その時は考えていた。この後何が起こるのかも知らずに。