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「ゆーちゃん!お仕事だよ?」「んっ、、、、えっ!?」
そんなことは見えなかった。
なんで、、?
訳が分からない。
「昨日莉愛ちゃん来たでしょ?それで研修私たちが見ないといけないんだって」
「そんなの隊長にやらせればいいでしょうよ、、、、私今日書物漁る予定だったんだけど、、、、」
「でも隊長頑張っお前ら同い年だから見てやれって、、、、隊長ゆーちゃんの実力知ってるから俺はやらないの1点張りで、、、、」
「はぁ、、、、わかった。1時間後には行くと伝えておいて」
「、、、、うん。私はいないからゆーちゃん頑張ってね」
「わざわざありがとう。れーちゃん」
嫌だなぁと思いながら渋々仕事着に袖を通す。
朝は適当にトーストをかじってニュースをみる
政治も事故も殺人も全てがどうでよく感じる。
よく若い層が言う興味が無いからつまらないと言った意味合いではなく身近すぎてどうでも良くなる。
適当に洗い物を済ませて置く
そうすればお母様も楽ができる。
って言ってもお母さんは多忙過ぎて帰ってないけどね
「行ってきます」
そう言って昨日からのどうでも良いと感じる淀んだ空気とイライラのとどまった空間に鍵をかけて特別部隊の本部へと向かうのだった。
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「百合ちゃん来るの遅いですよ〜」
誰がタメ口でいいと言った。
「まぁ先程知らせが来ましたのでね。」
自然と口調がつめたくなる。
ただ少なくとも冷静は保たなくてはいけない。
武器の扱い方から教えな、、、、
「武器ってこうやって使うんですよね!」
刹那
ナイフが投げられる
警戒を解かなくて良かった。
余裕を持って避けることができる
「ってあっ!私ってばごめんない!」
天然なのか計算なのか私には分からない。
ただ明確な殺意はなかった。
なら、、、、
「ナイフはね、、、、」
忍ばせていた1本のナイフを取り出す。
1本弄ぶ
そのナイフに視線を取られているうちに
彼女の真後ろの壁にもう一本のナイフを投げる。
見事。
首筋スレスレの部分に突き刺さる。
その隙に相手の目の前まで距離を詰める
「こうやって使うんだけど、わかった?」
私はニコニコの笑顔で彼女に問う。
が、彼女の顔は酷く青ざめていた。
そりゃそうだ。
目の前の怒った事象をすぐ理解でいるほど人間の脳は優秀ではない
「それじゃ!頑張ってこの手法までたどり着けるといいね」
特に教える気のない私はこれだけを伝え部屋を後にするのだった。
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やっと書物があされる、、、、
それから仕事が舞い込んできて帰ってこれたのは夕方だった
書物庫は地下にあるから昼でも夜でも変わらないが、、、、
時間の経過がわかりやすいようロウソクを持っていく
地下室の時計は古びていて正確な時間が分からないから
だいたいロウソクが1本消えるぐらいの時間がタイムリミットかな。
「ゆーちゃん!いたいた!おかえり!」
れーちゃんは神出鬼没だ。
ふとした時に現れる
けど嫌な感じはしない
「ただいま。れーちゃん」
「書物漁るって言ってたけど何について調べるの?」
「百咲家について」
「ゆーちゃんも物好きだね〜嫌いなのに調べるなんて」
「嫌いだから調べるんだよ。備えあれば憂いなしってね」
「さっすが〜」
確か家系などの情報資料は少錆れたステンレス製の棚に保管されている。
棚と言ってもそれが3つぐらいある
しかもどの本に何がどう書いているのかは分からないため全てを見る必要がある、、、、
一体どれだけ時間がかかるのやら、、、、
2時間ぐらいがたったロウソクを見ると消えていた
「んっ、、、、そろそろ寝ようかな、、、、」
「そっが。おやすみゆーちゃん。また明日!」
疲れきった私はベットに行き
誘われるままに微睡みへと向かうのだった。
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目が覚めるとお母様がいた
「お母様!!」
いつぶりだろう?
久しぶりにお母様に会えた。
いつも政府のお仕事で忙しいからなかなか会えない。
そういえばお母様だって能力持っているはずなのになんで政治する側なんだろう?
まぁなんでもいっか!
「そうそう百合にねお土産買ってきたの」
そう言って後ろから四角い小包をだす
中にはよく分からない赤いものが入っていた
「お母さ、、、、」
私がお母様を見ようとした時だった
お母様の顔がとけそこにいたのは、、、、
百咲莉愛だった。
ーー
「い、嫌っ!!」
「ってあ、、、、夢、、、?」
体がガタガタと震える
季節は春なのに酷く寒く感じる。
昨日は調子にのって薄着だったせいかもしれない。
うん。そういうことにしておこう。
今日も書物庫を漁らなきゃ、、、、