今日は父上も母上もいない貴重な日曜。
ドズさんとぼんさんとご飯に行く日。
うれし
とりあえず朝は暇だから、遊びまくる!
とかいっといてYouTubeで半日が過ぎた
昔からそうだよね、おれ。。
あ、もうすぐ約束の時間じゃん!
支度する
といって数ヶ月ぶりに鏡を見て気がついた。
「え?」
顔がなんというか…ボロボロだった
え、どしよ
体は服で隠れるじゃん。
でも顔って…、
う、あ、そうだ
転んだことにすればいい…
いい…
いいよね…
以下ドズさん視点!!!
今日は初めておんりーと会う日だ。
まだ未成年(16)だけど、そこそこの店に連れていきたいと考え、結局寿司に行くことにした。
ぼんさんには約束の時間の5分前に、と連絡をいれ完璧だ。
ワイはちょっと前にお店に入り、顔見知りの店長と
「今日後輩が来るんすよね」や、
店長「そんな顔に期待しちゃだめだぞ!」など
雑談していた。
が!!
ここで奇跡がおこった
ぼんさんが約束の“10分前”に来たのだ!!
「ええええ、ぼんさん!?」
「ぼんじゅーるっ」
「ぼんさん早いっすね!」
「ま、そりゃ、今日おんりーチャン来る日だから」
店長「おお、先輩としての威厳かい?」
「まあ、そんなとこっすかねw」
奇跡だ…これ、明日バナナ降るぞ…
と、わちゃわちゃしてるところに
1人の小柄な青年が入店した
「おんりーチャン!?」
「え、はい、どうも」
「おんりー!」
おんりーだ!!なんか感動
「ほらほら、座って!」
と、僕とぼんさんでサンドする形で座らせた(カウンター席っすね)
「ども、」
と居心地が悪そうにペコペコしてるおんりーに
ぼんさんが、
「よおよお、マスク外そうぜ」
と。
「それ、脅迫してる人みたいっすよw」
「え?」
おんりーはなぜかソワソワしながら
ゆっくりとマスクをとっていく。
「ん?」
「え、おんりー、大丈夫?」
そう。おんりーの顔に結構ひどいアザがあったんだ。
で、よーく見たら首にもアザが。
「え、おんりーチャン大丈夫!?」
ぼんさんも気づいたみたい。
「あの、昨日自転車でこけちゃって」
「痛くない!?」
「あ、全然大丈夫です」
「ふーん、、怪我には気をつけてね!」
「はい、」
と、話は終わったが、違和感が残る。
とはいえ…
「おんりー、正直モテるでしょ。」
「え?」
「あ、それ俺も言いたかった」
そう。おんりー、かなーりイケメン。
…イケメンっていうか、可愛い。
童顔ってやつ?
「やめてくださいよー」
「おんりーチャン、付き合った回数何回?」
「ぼんさん、それはセクハラだってw」
「えー、じゃあ、バレンタインのチョコ何個?」
「それも大差ないw」
「…ぼんさんは?」
「ぜーーーろーーーー♪」
「あ…」
ww
店長「あ、まずお通しの○○っすね」
「ありがとうございます!」
「いただきます…」
「おんりーチャン、どう?」
「うんま…」
「でしょー」
「なんでぼんさんが自慢するのw」
「ぼんさん、ごちそうさまです。」
店長「お、流石ぼんじゅうる先輩!」
「店長まで、やめてくださいよww」
「www」
「あ、おんりーチャンが笑った!」
「そんなんで、興奮しないでくださいw」
「やっぱおんりーチャンっておんりーチャンだよなー」
「んえ?」
「よかった。ヤンキーみたいなのが来なくて」
「おれをなんだと思ってたんだよ…」
そんなこんなでお寿司突入!
店長「マグロ一丁!!」
「おお!まぐろ!」
「お寿司人生で初めて…」
へー、珍し…
「え、ほんと!?珍しいね」
「いただきます…」
「どぉ?」
「うんま…」
「人生初お寿司で美味い頂きました!!」
…なんか違和感がすごい。
お寿司人生初はいいものの、顔のアザとあわせると…
いや、気のせい、だろ…
そんなこんなで帰る時間になった
「ごちそうさまでした!!」
「うんうん。若いうちは沢山食っとけ!」
「ドズさんが全額支払ったくせに…」
「あ、ドズさん、ごちそうさまでした!!」
「ふふふふふ、」
「あ、おんりー家どっち?」
「あ、バスで来ました」
「じゃあ、バス停まで送ってやるよ」
「え、あ、」
「遅くなっちゃったしな」
「おんりーチャンが襲われないように!」
「え…」
「おんりーガチめに引いてますよw」
「おんりーチャン…🥺」
「じゃ、またねー!」
「ほんとにありがとうございました!」
「また、明日の撮影かな?」
「ばいばーい!」
「さよなら!」
…
「ふぅ。」
…
…
「あれ、ドズさん、どうしたの?だまって」
「…なんかおんりーに違和感感じて…」
「あ、ドズさんも?」
なんかさ…
虐待っていうか、イジメっていうか…
「でも、プライベートまで潜入するのもダメだよね」
「ううん…まだ、コケただけかもしれないもんね」
「大丈夫、かな…」
「まあ、とりあえず様子見でいいかと…」
「そう、だね…」
「…」
うう、楽しいはずの食事会が
モヤモヤで終わってしまった…
でもまあ、気づかないよりはマシだったかな?
「ただいまって、うん!?」
『どこいってたの?』
「あの、えっと、えっ、、」
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