TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

早速第3話!

今回から類くん目線です、そんで長編です。※すこし類司要素あり


司くんを見送った後、僕は少し安堵のため息を吐いた、僕はちゃんと、「その時」の僕を演じられていただろうか、声が震えていなかっただろうか、そう思いつつ、

周囲を見渡す、

すると、視線の先に泣きじゃくる女の子の姿が目に入った、


「こんにちは、」


と声をかけて、少し泣き止む女の子、

「お母さんはどこにいるの?」

と、僕が聞いたら、しゃべらずその小さい眉を寄せる、おそらく親とはぐれてしまったんだろう、僕はいつも持ち歩いているバルーンを用意し、

「何の動物が好きかい?」

と聞くと、

「ねこさん、、」

「ふふっ、よーく見ててね?」

僕が膨らませた風船が、僕の手で、猫に仕上がっていく、

そうして、はい、ねこさんだよ、と手渡すと、

今にも泣きそうだった顔から一気に瞳を輝かせ、笑顔になった、僕はその瞬間が一番好きだ、

「それじゃあここは危ないから、少し移動しようか、」

うん、と小さくうなずく幼い女の子にすこし微笑んで手を引いて歩いていると、



僕の後ろで車のブレーキの音がした、



僕はとっさに幼い女の子を抱きかかえ頭をなでるようにしながら振り返ると車はガードレールにぶつかっており、運転手の方もエアバッグが作動していて、けがはないようだ、軽い衝突事故だったようだ、幸い、人が牽かれることはなかったようで、僕は安心した、

あれで、ねぇ___。

僕は幼い女の子を降ろし、「またね、」といい、僕は風の中、消えていった__。


※(司Said)

オレは無事、会場につき、チケット拝見の列に並んでいる、そうすると後ろの女子高校生らしき人の口から、

「___近くで交通事故だってさ~、」

という声が聞こえた。まさか、とは思ったが本当だろう、それに話を続け、

「なんか、そんな大事故ではなかったみたい、運転手の方もエアバッグで守られてけがはないみたいだし、人もいなかったみたいだし」

と聞こえ、ほっ、と安堵の声が出た、そして列はオレの番になり、チケット拝見させていただきます~と、声が聞こえ、オレははっと声をあげ、急いで鞄を漁り、チケットを取り出した、

受け取ったチラシと半券を鞄にしまおうとすると、入れた覚えのない小包が見えた、よく見る小包だった、何故なら妹の咲希と、よくショッピングモールに行き、咲希がアクセサリーなどを買うアクセサリー店のものだった。

包みを手に取り、中を見てみると、黄色の宝石のような球が付いているピアスだった、黄色はオレの好きな色ではあるがピアスを買った覚えはない、そもそも、オレの耳には穴が開いていないから意味ないだろう、と思ったが、よく見てみると穴が無くても使えるノンホールピアスであった。

「つけたいと思ったから買ったのか…?」

口に出してみても覚えはなかった。そういえばだれかにもらったような、と考えても、その誰かが思い出せない、一生懸命考えても思いつかなくて、仕方なく、考えるのはやめ、そのミュージカルを待つことにした。ワクワクしながら待っていると、幕が上がった__。

ミュージカルが終わり、オレは感情任せに帰っていた。想像以上に面白かったり、感動したり、そんなミュージカルだった。家に帰ってからもずっとそのミュージカルのことばかり考えていた。

その翌日、類から一緒に昼ご飯を食べようと誘われ、一緒に屋上へ上がった。そうすると、早速、

「昨日のミュージカルは、どうだったかい?」

と聞かれた、それでオレが熱心に語っているところを類は優しい表情でうんうん、と聞いてくれている、そんな類の目を見たときに、ふと、目から熱いものがこみあげてくる、

ボタボタッ、と垂れたそのものは、オレの目から出た涙だった、


「司くん、?」

と類が驚いたような表情でオレを見る

「えっ、、?」

突然泣き始めたオレに困惑したのか、急いでオレの顔を覗き込み、オレの頬に手を伸ばす、オレの涙を拭いてくれているようだ、


「どうしたんだい?」

「いや、類の顔を見たら、なんでか、、」

「そう、かい、、僕が何かしてしまったのかな、?」

いや、類は、、、

「類は何も悪くない、オレが、オレは、何か大切なものを忘れてしまったような気がして…」

オレが乱暴にその目から次々と流れる雫を抑えようとばかりにこすると、類はそのオレの手をつかんで止め、

「目が腫れてしまうよ、」

そう言って、オレにハンカチを渡してくれた、


「ありが___っ、!?/////」


礼を言おうとしたそのとたん、自分の唇に何やら柔らかいものが触れる、類の唇だった。その唇が離れ、しゃべれるようになったと同時に


「おや、涙が止まったね、良かった。」


驚いたからか、いつの間に涙が止まっていた。


「お、おま、っ、何をっ、、!?/////」


「すまないね、これ以外の涙の止め方が思いつかなくてね、」


「いや、他にも何かあっただろう!?」


「ふふ、それより司くん、僕は君が一体何を忘れてしまっているのかは分からないけれど、それが僕のせいなら、責任を取らなくてはね、」


と、言わんばかりに、話を続ける



「司くん、僕はね、君のことがずっと____。」




くっそ長くてごめんなさい!次回で最終回?になると思います!(多分)

長かったら切りますけど!

それではまたねわんだほ~い!

君が僕のそばにいるには

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

56

コメント

2

ユーザー

うわ、やば、なんかすご(語彙力)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚