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#おらふくん
ばななそーだ🍌🍹
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以下の文を読んでから先に進んでください。
・無断転載、拡散、コピペは全て禁止です
・似てる誰かかと思って読んでください
・全ての方に関係ございません
・この界隈はnmmnだということをしっかり自覚してください
・nmmnのルールなどを確認してから読んでください
多いと思いますが、界隈を守るためにも必要なことです。それらを守ってお楽しみください。
🍆さんメインホラー話
怪談話をアレンジしたもので、少しグロい?ホラーな描写が出てきます。
紫さんが人埋めてます。
それでもいい方はどうぞ
・ ・ ・
「広っろ!?何だこの広さ…!」
「うわ、めちゃくちゃ豪邸じゃないすか…」
「これほんとにぼんさんの別荘なの?」
「すっごぉー!ぼんさん別荘なんて持ってたんすか!?」
「まあねぇ」
ドズル社の夏休み。せっかくだしどこか避暑地行きたいなと話になっていたところ、なんとぼんじゅうるが「俺軽井沢に別荘あるけどそこ行く?」と言い出し、急遽軽井沢へ泊まることになったのだ。
「てかなんでぼんさん軽井沢に別荘あるんですか?」
「えー?だってぇ、都会は息詰まるじゃん。そこで疲れた時とかに深い森の中で息吸うとさ、一気に解放された感じが好きなのよ。あと、どうしてもすぐにやらないといけない大きな用事ができた時に、別荘があると色々便利でね。」
「ふーん…ぼんさんらしくないなぁ。用事とか外出とか。ぼんさん旅嫌いなのに…」
ドズルが長年連れ添った相棒の、どこか他人事のような言葉に首を傾げていると、ぼんじゅうるはそう?と柔らかく笑い、どこか遠くを見るような目でタバコの煙を吐き出した。
「いっつも都会のビルたちに囲まれてるから、木の中に囲まれるなんて新鮮な感じ」
「いやほんまそれな?避暑地やから涼しいし、風が気持ちええわー」
「それにしてもほんとに手入れが行き届いてて、すごい綺麗だなぁ」
おんりー、おらふくん、MENは既に探索をはじめており、広大な別荘の室内や周りの庭などを、楽しそうにうろちょろしている。
・ ・ ・
「あの、ぼんさん紫陽花なんか育ててるんですか?」
「紫陽花?」
「別荘の裏手に、すっごく綺麗な紫陽花が咲いてて」
MENに促されるまま裏庭に全員で移動すると、そこには鬱蒼とした木々を背景に、信じられないほど鮮やかな大輪の紫陽花群が咲き誇っていた。
「あー、これね?なんか知らない間に咲いてたんだけど、綺麗だからたまに手入れしてんのよ。しっかり栄養を与えると、立派に咲いてくれるんだよね。」
紫陽花の花にそっと触れ、慈しむように優しく目を細めた。
「いやー、でも紫陽花って青とか紫のイメージがありましたけど、ここのは格別やなぁ」
「ほんとに吸い込まれそうな綺麗な赤…なんか、よく見るピンクとかじゃなくて、深みがあってワインとか血を吸ってるみたい。」
おんりーがおらふくんと一緒に花弁を覗き込み、感心したような声を漏らす。
「そういや紫陽花の色って、土のPHとアルミニウムで変わるの知ってた?」
「酸性だとアルミニウムが溶けやすくて青色、アルカリ性だとアルミニウムが溶けにくくて赤色になる…ってやつっすか?」
「そうそう。だいたい軽井沢の土壌って、火山灰の影響で酸性なんだけど、ここのはすごい綺麗な赤色だね。珍しいものもあるんだなぁ」
ドズルが豆知識を披露すると、MENがそうなんすねと感心したように頷く。
「ほんと?ふふ、ここには特別なものしか与えてないから、花も喜んで応えてくれるんだよねぇ」
そう言って笑うぼんじゅうるの足元。
ふかふかと柔らかく、深く掘り返された痕跡のある土の上で、血のように真っ赤な花々が微かに揺れていた。
・ ・ ・
夕飯を食べ終わり、せっかくだしみんなで大部屋で寝る?と話になり、布団を敷いて電気を消す。
寝る?寝た?まだ起きてろよぉなんて、馬鹿らしくて何気ない会話を交わしていると、ふとおらふくんが話を切り出した。
「ねぇ、さっきの紫陽花の話なんやけど…
紫陽花って、酸性アルカリ性によって色が変わるってドズさん達言ってましたよね…で、軽井沢の土地って酸性なのに、ぼんさんの庭の紫陽花は真っ赤…」
「おらふの怪談話が始まった…!」
「大丈夫かおんりー!」
「とある怪談話で、人の遺体を埋めてそこに紫陽花が咲くと真っ赤になる。それは人間の血がアルカリ性だからって話があって…つまり、その話で行くとぼんさんはあそこに人を…!」
一瞬の静寂の後、部屋中に爆笑が弾けた。
「アッハハッ!いやいやおらふくん考えすぎでしょ!」
「さすがにぼんさんに限ってそんなことはないでしょ…」
「よく考えてみろよ、あのぼんさんだぜ?ぼんさんがそんな重大な秘密隠せるか?」
「ちょっとおらふくーん?人を殺人鬼みたいに言わないでよぉー!俺がそんな物騒なする人に見えると思う?ねぇドズさん?」
ぼんじゅうるが困ったように眉を下げてドズルに振ると、ドズルも笑いながら「ぼんさんに限ってそんなことはそれはないよ」と頷いた。
ひとしきり盛り上がった後、「明日も早いし寝よっか」と、一人、また一人と静かな寝息を立て始めた。
しかし、ドズルの胸の中に小さな引っ掛かりを拭いきれずにいた。
長年連れ添った相棒だ。嘘をつく時の癖も、何かを隠してる時の独特の間のとり方も、誰よりも知っている。
(昼間、ぼんさんはなんて言っていた?)
「どうしてもすぐにやらないといけない大きな用事」
「ここには特別なものしか与えてない」
暗闇の中、ぼんじゅうるの笑った時の表情が鮮明に脳裏に浮かぶ。
困ったように笑いながらも、その奥にあったどこか浮世離れした冷ややかな目が、どうしても頭から離れなかった。
・ ・ ・
時計の針は、夜中の2時を回った頃。
喉の乾きを覚えてふと目が覚めると、隣の布団で眠っていたぼんじゅうるの姿がない。
「…トイレか?」
薄暗い廊下に出るが、トイレの電気はついてない。
不審に思って廊下の奥へ進むと、突き当たりの窓から、外へ向かう人の影が目に入った。
懐中電灯も点けず、青白い月明かりだけを頼りに裏庭へ歩いていく影…ぼんじゅうるだ。
しかしその足取りは、いつもの怠そうなものはなく、驚くほど静かで洗練されていた。
手には泥で汚れた重そうなスコップと、…なんだか生々しい重みを感じさせる、ブルーシートに包まれた長いナニカを引きずり持っている。
(な…んだ、あれ…?)
ドズルは全身から血の気が引いていくのを感じながら、息を殺して窓の影からバレないように事の顛末を見守ることにした。
ぼんじゅうるは、昼間見たあの赤い紫陽花の群生の前で足を止めた。
月光に照らされたその花々は、昼間よりさらに深く、まるでドス黒い血のような色で不気味に蠢いてるように見える。
次の瞬間、ぼんじゅうるは迷いなくスコップで紫陽花の根元の土を掘り返し始めた。
ザクッ、ザクッ、と土を切り裂く湿った音だけが、静寂な夜の森に響き渡る。
ある程度の深さまで掘ると、彼は乱雑にブルーシートから出したナニカを蹴り飛すようにして、掘った穴へと押し込む。
ナニカが穴に落ちた瞬間、ぐしゃり、という骨と肉が潰れるような嫌な音が、静寂を破ってドズルの耳まで届く。
そうしてぼんじゅうるはそのまま表情ひとつ変えず、土をかけて元に戻していく。最後はスコップの背で丁寧に、丁寧に、まるで最初から何も無かったかのように平らに踏み固めていた。
(おらふくんの話は、冗談じゃなかった…ッ)
ドズルは、驚きと衝撃、そしてぼんじゅうるに対する底なしの恐怖で、指1本動かすことができやしない。歯が噛み合わず、ガチガチと鳴り響くのを必死で耐える。バクバクと暴れる心臓の音だけが、耳元でうるさいほど鳴り響いていた。
(見ちゃいけない、見てはいけないものを、僕は見てしまったんだ…!)
逃げなきゃ、みんなを起こして逃げなきゃ…!
そう強く思った途端
あたかも最初からドズルの視線に気付いていたかのように、ぼんじゅうるがバッと正確に窓の方を振り返った。
暗闇の中、逆光で顔が見えない。
けれど、庭にいるぼんじゅうるとはっきり目が合った…その確信だけはあった。
蛇に睨まれた蛙のように全身が金縛りにあい、脳が動け逃げろと叫んでいるのに、体がピクリとも動かない。
だが、予想に反してぼんじゅうるは、見られていたなんて気にもしないし、驚いていない。ただいつもの呑気で無害そうな笑みを浮かべる。
そして、泥と黒い何かがベッタリとついた人差し指を、そっと唇に当てた。
「シー」
月明かりの下、声のない警告がドズルの脳内に直接届いた気がした。
ぼんじゅうるは満足そうな微笑むと、再び何事も無かったかのようにブルーシートとスコップを手に持ち、暗い森の中へと消えていく。
残されたのは、あの無言の警告と、己の荒い呼吸音だった。
コメント
2件
ホラー最高です…
天才か…?