コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
この溢れるほどに青い空が、君を思い出させて仕方がない。
君が本当に羨ましい。
見つめるたびに、繰り返し思う感情。
愛しさと、欲望と、羨望と、憧れの混ざった心で。
らっだぁは、俺に無い全てを持ってる。
その身全てが欲しくなってしまう。
故に、憧れみたいな好奇心を抱いている。
されど、人それぞれに愛の形があって、個々の愛し方がある。
そう、愛し方は様々あるでしょう?
『⋯ねえ。』
『なに?』
『あのさ、』
愛の意味を知らないのは何故?
愛の形がわからないのは何故?
宿題を忘れてる大人たちがいる。
突き詰めて理解することが大人の仕事なはずなのに。
「そんなふうにはなりたくないな。」
完璧とか正解とか、そういうものよりも大切なものがあるはずだから。
弾けるような刺激で、真実がわからなくなってしまう前に。
君の姿を見失う前に。
きっと好みは炭酸水。
この思いが、どうか溢れてしまわないように。
君の前で、少し照れてみる。
『ん、どした。』
『いや、』
「らっだぁは好きな人に愛されたいって思う?」
「えー、俺は愛されたいな。好きな人だし。」
馴れ合いたくない掛け合いで、会話を試みる。
愛することと愛されることは、ひとつも同じじゃない。
愛されたらいいのに。
そんな気持ちを確かめたくて。
俺の好きな人は君なんだけどね。
そんな思いも、一瞬で過去になってしまう。
こんな思い出ひとつで、涙をしたい。
そんな願いは叶わなくて。
君だったら、そんなこともあるのかな。
ああ、いいな。
「いいなぁ。」
『⋯何言っても笑わないでね。』
『当たり前じゃん。』
「いいなぁ。」
発せられた言葉が、本当に羨ましそうで。
ふっと、かすかな怒りが湧いた。
馬鹿にしないでよ。
もう僕らは、不自由な海の中で、必死にあがいて、できる限りの自由で泳いでいる。
それは、俺も君も同じ。
だから、気触れた恋でも、憧れ損でも。
この道を歩いていたいんだ。
そう、たとえ貴方がどれほど深く傷ついても。
甘美な経験も、目の前の承認欲求も。
まとめて全部ね、僕がね。
綺麗に食べてあげるから。
だから、愛してほしいのに。
『これ、言っていいのかわかんないんだけど、』
『言って。言わなきゃわかんない。』
恋がしたい。
いつか感じた温もりを、思い出したい。
それを掴めるかは僕ら次第。
コドモのままで、知らないことばかり。
オトナですらも、知らないことばかり。
それでも、僕らだけが知っていることがあるから。
その幸せを、貴方と分け合いたいんだ。
それが、貴方へ送る精一杯の愛。
だから、一歩ずつ大人になってみる。
『怖いから撤回⋯は無し?』
『無しでーす。』
『マジかぁw』
『マジよww』
結局恋なんて、実に煩わしいものだ。
起爆剤を服に仕込んだまま、君の前で笑顔を振る舞っているくらいのこと。
こんなことをする理由も結局、
「誰かの言う通りは恥ずかしい」
そんな負けず嫌いの一言で片付くんだろう。
そういうことが言える世間すら、羨ましく思えることもある。
それくらいの自信だけは一応あるんでしょう?
『俺らの仲じゃん。何言っても怒んないの知ってるでしょ。』
『そ〜⋯れは、知ってるけどさぁ。覚悟ってもんがあるじゃん。』
恋愛とは何か。
そんなつまらない問いなんて、もう見飽きているのだろう。
無邪気な子供たちですら、確実に呆れている。
きっと俺みたいに、現代史が嫌いになるんだろうな。
事実に反していても、感情に逆らっても、世間の間違いでも。
自分を間違えてしまわぬように、
冷めてみる。
『ほーら、早く言ってよ。』
『いやマジでちょっと待って、これ失敗したら俺はこの世に存在できなくなる気がすr』
『んなことあるか。俺とお前の会話に失敗とか無いから。』
「らっだぁは好きな人を抱きしめたいって思う?」
「えー、俺は抱きしめられたいな。愛されてる感じあるじゃん。」
相対する問題を出し合って、互いに感情から目を逸らす。
俺の好きな人は君なんだよ。
そう言ってしまいたいと思うくらいには、愛しているのだろう。
こんなことでも、いつか思い出一つに囚われたい。
君の唇が動く。
「俺もそう思う。」
愛は今、何を欲しているのだろう。
『言ったほうが楽っしょ?』
『いやほんとに。失敗はなくても交通事故はあり得るから。』
『なんだそれw』
『俺もわからんw』
「俺もそう思う。」
発せられた言葉が、本当に俺のことを信じていそうで。
ふっと、かすかな悲しみが湧いた。
馬鹿にしないでよ。
もう僕らは、未だ見ぬ開拓地の中で、必死にあがいて、できる限りの希望に臨んでる。
それは、俺も君も同じ。
だから、気触れた恋でも、憧れ損でも。
このダルさとまだ戦っていたいんだ。
そう、たとえ貴方がどれほど永く孤独に包まれても。
オーディエンス激って、絶妙なアンビエンスがあって。
まとめて全部ね、私がね。
ここに掲げてみるから。
だから、ひとりにしないでよ。
『なに?楽になるために交通事故は避けられないの?w』
『まあ99.999⋯%は。』
『確率高すぎるって。それくらいだったらその可能性100%くらいで言ったほうが楽じゃないの?』
『俺のメンタルが保たねえよそれは。』
恋がしたい。
いつか歩いたその道を、歩き出したい。
それを掴めるかは僕ら次第。
コドモのままで、できないことばかり。
オトナですらも、できないことばかり。
それでも、僕らだけができることがあるから。
その歓びを、貴方と分け合いたいんだ。
それが、貴方へ送る精一杯の愛。
だから、焦らずに大人になってみる。
『じゃあ言うよ?いいんだね?』
『なんで俺に聞くのw いいよ。』
「好き」と「気になる」の違いは何?
この心の存在は本当?
そんなことばかり考えてしまう。
当たりのない宝探しをしているみたい。
必死に掘り返して、無様に空いた穴を見せ合いたい。
この限り無い青さのもとで。
『らっだぁ、』
後悔はしないように。
思いに嘘がないように。
あなたじゃなきゃダメなように。
この恋が、
届きますように。
『なーに、ぐちつぼ。』
「いいなぁ。」
発せられた言葉が、本当に愛おしそうで。
ふっと、かすかな妬みが湧いた。
馬鹿にしないでよ。
もう僕らは、不自由な海の中で、必死にあがいて、できる限りの自由で泳いでいる。
それは、俺も君も同じ。
だから、気触れた恋でも、憧れ損でも。
この道を歩いていたいんだ。
そう、たとえ貴方がどれほど深く傷ついても。
甘美な経験も、目の前の承認欲求も。
まとめて全部ね、僕がね。
綺麗に食べてあげるから。
だから、愛し合いたいのに。
『俺は、』
恋がしたい。
いつか感じた温もりを、思い出したい。
それを掴めるかは僕ら次第。
コドモのままで、たりないものばかり。
オトナですらも、たりないものばかり。
それでも、僕らだけが持っているものがあるから。
その幸せを、貴方と分け合いたいんだ。
それが、貴方へ送る精一杯の愛。
だから、一人きり部屋で嘆いている。
『らっだぁのことが、』
恋がしたい。
いつか歩いたその道を、歩き出したい。
それを掴めるかは僕ら次第。
コドモのままで、見えないものばかり。
オトナですらも、見えないものばかり。
それでも、僕らだけに見えるものがあるから。
その歓びを、貴方と分け合いたいんだ。
それが、貴方へ送る精一杯の愛。
だから、焦らずに大人になってみる。
『ずっと好きだったよ。』
一歩ずつ大人になってみる。
End。