ヘタリア菊ちゃん受け短編集!!
気が向いた時に書いていきます!!
基本的にノベルです!!!
とりあえずなんでもいい方向けです!!
朝菊のオメガバです!!!!
朝がヤンデレ化してます!それでもいい方のみどうぞ!!
昔から幼馴染のアーサーと菊、家系的にアーサーはα(アルファ)菊はΩ(オメガ)の家系だった。2人は昔から仲が良く大きくなったら結婚して子供を作る約束までしていた。親もそれで賛成。
そして中学三年生になるとアーサーはαだと分かった。菊はまだわかっていない。大体高校生〜大人になるまでにわかるのだ。
時がたち、2人とも高校一年生になった頃、菊はΩかどうか病院で診察を受ける、菊の家系はΩだ、ところが、菊の診察結果はβだと診断された。
菊は驚いた、まさかΩの家系からβが出てくるなんて、、、それと同時にアーサーとの昔の約束を思い出した、結婚をして子供を作る夢。なんとそれが叶わなくなってしまった、そして菊はこのことをアーサーに正直に話すことにした。
病院に行ったあとの学校からの帰り道
「診断結果どううだったんだ?落ち込んでるみたいだが、、、」
「えっと、、、とても申し上げにくいのですが、、、」
「私、、、βでした、、、」
それを聞いたアーサーは驚く
「お、お前がβ!?嘘だろ!?菊の家系ってΩなんじゃ、、、!」
「本当なんです、、、」
真実を打ち明ける菊、それに驚きを隠せないアーサー、ばつが悪くなった菊は
「すみません、私先帰ります、、、!」
といいアーサーを置いて先に帰ってしまった
その夜、菊はひとしきり泣いた、それと同時にいろんな感情が込み上げてくる。
アーサーとの約束が果たせないこと、アーサーはαなので必ず誰かと結ばれなきゃ行けないこと、そのために自分がアーサーと一緒にいられなくなること、自分が邪魔なこと
いろんなことを考えているうちに学校でも距離を取るようになった
ある日、いい加減怒ったアーサーがいつも早く帰っている菊の時間に合わせて校門で待っていた。
「アーサーさん、、、」
「菊、一緒に帰るぞ」
そういうとアーサーは菊の腕を引っ張って一緒に校門を出た、そして歩きながら2人は約一ヶ月ぶりの会話をした
「なんで俺を避けるんだよ、、、」
「私が隣にいると、アーサーさんが好きな女性の方と一緒にいられないと思いまして、、、」
その菊の回答にアーサーはついカッとなる
「俺が菊以外のやつに興味があると思うのか!?俺はお前しか見えてないんだよ!」
内心とても嬉しい言葉だった、昔からの幼馴染で、好きな人にそんなふうに言ってもらえるなんて、、、
「でもすみません、、、アーサーさんは高貴な家柄です、、、後継を残さないと言うわけにもいかないでしょう、、、」
ごもっともな回答、言い返せないアーサーは口を継ぐんだ、はたまたあの時のような沈黙が流れた。
「ごめんなさい、、、本当に、、、約束だってしていたのに、、、」
菊の声がかすかに震えている、そこでアーサーが叫ぶ
「別に!離れ離れになる必要ないだろ!今まで通り、友達ってことで!」
とても素敵な提案、だけど貴方のそばにいて苦しいのは私だから、、、
でもまだ一緒にいたい、、、
「それもそうですね、、、!」
パッと菊が顔を上げる、目には少し涙が浮かんでいた
「んだよ、泣いてんのか?」
「泣いてなんていませんよ、少し夕日が眩しかったのです」
そんなことがあった後2人は前と変わらず、仲良く話したり、お互いの家に遊びに行ったりしていた。
だが微妙にやっぱり菊に距離を置かれているような気がしてならない、それに、もう時期新しい学年に上がる、高校二年生だ。
そして期待のクラス分け、そこでなんと2人の仲を微妙に引き裂くような出来事があった、なんと菊とクラスが分かれてしまった。
「あー、分かれちまったな、、、」
「そうですねぇ、、、私、、、!会いに行きますから!」
「!、ほ、本当か、、、?じゃあ、、、まってる、、、!」
そんな他愛もない会話をして2人は別々のクラスに分かれた。
(新しいクラス、、、今までずっとアーサーさんと一緒だったから友達の作り方がいまいちわかりません、、、)
新しいクラスに馴染めるか心配になっていた菊だったが、前に座っている長髪のフランス人に突然話しかけられた。
「あ、ねぇねぇ、それってさマジスト?」
まさかの質問だった、まさかこの古いアニメのヒロインであるマジカルストライキを知っている人がいるとは、、、!
急に話しかけられた菊は少々出遅れたが
「そ、そうです、、、!ご存じなんですか、、、!?」
「懐かしい〜!見てた見てた!俺もマジスト好きなんだ!」
なんと言う運命的な出会い、そこからその長髪のフランス人の名前はフランシスということがわかった。
そこから2人は意気投合、休み時間もお昼休みも2人で仲良く話した、もちろん、アーサーのクラスへの訪問は忘れていない。
そしてお昼の時間になりアーサーは生徒会があるということでお昼は一緒に食べられなかったのでフランシスと2人きりで食べることになった。
「そういや、菊ちゃんアーサーと仲良しなの?」
「き、菊ちゃんって、、、ま、まぁ幼馴染なんです」
「へぇー!そうなの!付き合い長い感じ?」
「そうですね、保育園からです」
「すっご!あ、そういえば!あいつαなの知ってる?」
突然の質問にドキリとする。
「し、知ってます、、、」
「だよねぇ〜そりゃ知ってるか!それより聞きたいことあったんだ!」
「聞きたいこと、、、?」
次はどんな質問か飛んでくるのか不安になり、冷や汗が垂れる。
「菊ちゃんってさぁ、もしかしてアーサーの番だったりする?」
大体そんな質問が来るような気がしていたがまさか真正面から言われるとは思わず少したじろぐ。
「いえ、、、私は、、、βなので、、、」
「えっ、そうなの?すっごい見た目で判断してたけどΩかとおもってた、、、」
そんなことはない、と否定したいところだったのだが、つい本音が漏れる。
「私もそう思ってたんですよ、、、代々Ωの家系でしたから、、、」
「そんなことが、、、だから最近あいつ様子おかしいのか、、、!」
「フランシスさんもアーサーさんとお知り合いで、、、?」
「俺副会長だもん!」
なんとアーサーが会長でその副会長がフランシスだったのだ!
「えぇ!?は、初めて知りました、、、」
まさかの回答に菊は大きな声を出してしまった。
「あははっ!大きな声出せんだんだね!それよりアーサーと仲良いなら俺らと一緒に生徒会入らない?」
よりアーサーと一緒にいられる時間が増える、だが菊には曲げてはならないことがあるのだ。
やはり菊が常に一緒にいて遊んだりしているせいでアーサーは何度か女性からの告白を断っていた。
「いえ、それは遠慮します、、、私なんかがいてもお邪魔するだけでしょうから、、、」
「、、、そっか、じゃあ俺ん家で一緒にお茶しない?」
「ん〜とても魅力的なお話なのですが、、、」
「マジスト一緒に見ない、、、?」
「!!!、是非!!」
一度は断ろうとした菊だったが数少ないマジストヲタと語れる機会を逃してしまっては勿体無いとフランシスと一緒にお茶することにした。
その日の放課後
いつもは生徒会があるはずのアーサーが今日は菊の教室の前で待っていた。
「アーサーさん!?」
「よ、よぉ!菊!今日はたまたまオフの日で、、、!最近忙しかったらなかなか一緒に帰れなかったろ?だから今日は一緒に帰らないか?」
確かに最近一緒に帰れていなかったのでお誘いはとても嬉しかった、だが今日はフランシスとの約束がある。
断ろうとも思ったが久しぶりに一緒に帰れるということで断りきれなかった。
「今日は急だったのに悪いな、、、!」
「いえいえ、久しぶりに一緒に帰れて嬉しいですよ」
久しぶりの帰りながらの会話、いつもはフランシスと一緒だったから新鮮だった。
「そういえば、フランシスと仲良くなったんだって?」
「ええ、趣味が同じで、、、!話が弾んでしまって、、、!面白い方ですよね!」
楽しそうに話す菊を見てクラスにしっかり馴染めている安堵と気に入らないフランシスと仲がいいことに少々腹を立てたが菊の笑顔でどうでも良くなった。
「お前が楽しいならよかったよ、それに、これからまた色々あって生徒会が忙しくなるんだよなぁ、、、」
「あら、、、生徒会長は大変ですねぇ、、、」
「菊との時間が減るならやらなきゃ良かったよ、、、」
しばらく話をした後、菊は途中までアーサーと帰って途中からフランシスの家に行こうとしていたので間で違う道に分かれた。
「私、今日はこっちなので」
「お、そうなのか?用事か?」
「ええ、そんな感じです!、ではまた月曜日に」
今日は金曜日、明日と明後日は土日で会えない、少し名残惜しい感じを残しながら2人は分かれ道に立った。その時
菊、と優しく名前を呼ばれた。
振り返ると夕日に照らされて、かすかに赤みかかっているアーサーの金髪が揺らぐ、そしてそっと口を開いた。
「好きだよ」
その一言で全てが戻された気がした、アーサーへの思いも忘れようとしていた昔の記憶も、、、
そこからアーサーが菊にゆっくり歩いて近づきそっと口づけをした。
夕日が赤くて眩しくて、よくは見えなかったが耳と頬が赤くなっていたような気がする、そして少し焦ったような声で、
「ま、またな、、、//」
全てが戻った、、、全ての記憶が、、、
そこからゆっくりとした足取りでフランシスの家へ向かった、何を考えながら向かっていたのかは覚えていない。
そしてフランシスの家に着いた。
「菊ちゃんいらっしゃーい!遅かったね?」
「すみません、アーサーさんと一緒に帰ってて、、、」
そのことを言うと少しびっくりした表情をしていた。
「そうなんだ〜、まぁとりあえず入りなよ!ちょっとうるさいのがいるんだけどねぇ〜、、、」
そうフランシスが言った途端フランシスの後ろから1人ひょっこりと顔を覗かせていた。
「Hey!!君が菊って子かい!!」
とてもハイテンションな声のハリとボリュームにびっくりしてしまった。
「こ、この方は、、、?」
初めましての人が出てきてびっくりしてしまいついついフランシスに隠れるような形で尋ねた。
聞いてみるとアルフレッドという名前らしい、そしてなんとアーサーの従兄弟とのことだ。
それも初耳で驚くことばかりだったがどうやら話は合うようでアニメやゲームが大好きでよくフランシスの家に来て語り合っているのだとか。
しばらく話すと意気投合し3人でたくさん話し合った、そして気づくと夜になっていた。
「あら、、、もうこんな時間でしたか、、、!」
「ついつい話し込んじゃったねぇ〜」
「でも楽しかったから結果オーライなんだぞ!」
菊は親が心配すると思って帰る準備をしたがフランシスに肩をポンっと叩かれ止められた。
「今日親誰も帰ってこないからさぁ〜2人とも泊まって行かない?」
初のヲタク友達とのお泊まり、、、菊にとっては初めてのことで断る余地なんてなかった。
そしてしばらくし、夕食も風呂も済ませ、夜遅くまで映画鑑賞をして楽しんだ。
初めてこんな体験をした菊はアーサーとあった出来事をすっかりと忘れていた。
そして12時を回った頃、3人は就寝することにした、フランシスは親の部屋、菊とアルフレッドはフランシスの部屋で寝ることになった。
「君が下でいいのかい?床硬いだろ?」
「いえ、床で寝るのは慣れてますから!」
映画の楽しさの余韻に浸りながら布団に潜る、今日が出会って初めましてのアルフレッドともずいぶんと仲良くなった。
そしてアルフレッドからこんな質問をされた
「俺、昔アーサーから菊のこと聞いたことあるんだぞ!」
「私のことを、、、?」
急にそんなことを言われ、今日帰り道であったことがフラッシュバックした。
「そうさ!君のこと!菊はΩだから将来俺と結婚して子供をつくるって!男だけどΩなら作れるんだぞってね!」
実際のところ菊はβ、番うことができない、そしてどんどん顔色が悪くなる。
「で、うまく行ってるのかい?」
もちろんうまくいくはずがない、βとαじゃあ何もできない、子供も残せない。故にアーサーとは釣り合わないのだ。
「私、、、βなんです、、、親の家系で男も女もΩのはずなのですが何故か私だけ、、、」
どうも歯切れが悪く辿々しく説明した、心なしか声が震えていると自分でもわかった。
するとフッと影がかかった。
「菊はそれでいいのかい、その気持ちを引きずったままで」
図星を突かれた。
この気持ちは抱いちゃいけないものだとわかっていながらずっとアーサーのことを忘れられずにいる。
もうどうにもできない感情をどこにぶつけていいのか分からず泣き出しそうになる。
すると頭上から声がした
「俺なら、、、君を受け止められるよ」
その言葉を聞きパッと顔を上げる。
「今なんと、、、?」
「俺なら君を受け止められる、実は俺双子なんだ、もう1人はマシューって言うんだけど、俺もマシューもαだし、どっちか1人が子を産んで遺伝すればいい」
早口のような気もするその言葉を菊はしっかりと聞いた、自分を励ますためなのか、必死に伝えてくれていた。
「だから、アーサーのこと忘れてごらんよ」
菊はグイッと腕を引かれた。
そのままベットの上に倒れ込む、いたた、と言いながら起きあがろうとするも、上から自分より大きな体が覆い被さる。
ベットがギシっと音を立てアルフレッドの顔が菊に近づく。
「ア、アルフレッドさん、、、?」
「ねぇ、俺と一緒になろうよ、、、それでアーサーのことなんか忘れちゃえばいい、、、」
衝撃の言葉だった、その言葉は菊を励ますためのものなのか、はたまた性処理をしたいがための誘いなのかは置いといて、アーサーを少しでも忘れたいと思った菊はそのままアルフレッドに身を任せた、、、
菊にとって初めてのセックス、、、
アルフレッドに左手で頬を優しく触られゆっくりキスをされた、その間右手は菊のシャツのボタンをひとつひとつはずしていく、、、
その間に閉じていた唇の間から柔らかく温かいものがゆっくりと口の中に入ってくる、お互いに舌をゆっくり動かすと、ぬちゅっぬるっ、と水含んだ音と2人の吐息が合わさる。
そのあとは2人の世界、、、
菊もアーサーのことをすっかり忘れて快楽に溺れた、、、
翌朝、一夜を共にした2人は12時ぐらいに起きた、リビングやトイレを見たがフランシスがいる気配がない。
2人は不思議に思い電話をかけた、フランシスは昼食の材料を買いに外出しているらしい。
フランシスがいないことをいいことにすかさずアルフレッドが菊の額にキスをする。
ちゅっ
「昨日は受け入れてくれて嬉しかったぞ!それに可愛いかった、」
菊は照れながら顔を伏せる。
そして2人はフランシスの帰りを待つことにした。
ピンポーン
アーサーの家のチャイムがなる。
誰かと思って鍵を開けるとフランシスが立っていた。
「おい、なんの用だよ休日に」
あたかも来るなと言わんばかりの視線と態度でフランシスを出迎えた。
「そんな意地悪言わないでよ〜!ちょっとお話ししにきただけだって!」
といいなんとかアーサーの家に上がらせてもらった、そして座るや否やフランシスはアーサーにこんなことを言った。
「お前、いとこがアルフレッドなんだって?」
急にそんなことを聞かれるものだからアーサーは少し混乱しながら、
「そうだが?」
と返した。
「ふーん、そうなんだ、、、それにしても、やられちゃったね」
主語も何もない言い草に少し腹が立ったアーサーはすこし高圧的な態度になる。
「何がだよ、主語をつけろよ主語を!」
「いやね、昨日俺と菊ちゃんとアルフレッドでお泊まりしたのよ」
菊とお泊まりなら昔に何回もやっていたと頭で反論しながらフランシスの話を紅茶を飲みながら聞いていた。
「夜の12時まで映画見てたんだ、そのあと普通に部屋分けて寝たんだけど、アルと菊ちゃん同室にしたんだよね」
2人を同室にしたところから紅茶を飲んでいた手が止まる。
「昨日の晩、ベットが軋む音と、菊ちゃんの声っぽい喘ぎ声がしたんだよね、先越されたんじゃない?」
「は?」
今まで出たことのないような低い声が出た、腹の底から沸々と何かが出てくるような感覚に襲われた、それと同時に何かが爆発しそうな気がした。
「おわ、、、怖、、、」
「それにしても、菊ちゃんΩじゃないらしいじゃん、あーあ〜菊ちゃんがΩなら、お兄さん菊ちゃんとの子がほし、、、」
ダン!!!!
フランシスの話を遮るかのようにアーサーが壁を殴った。
「今、、、なんて言おうとした、、、」
声からしてだいぶ怒っているアーサーをみてこれは流石にやばいと感じたフランシスは何度も謝ってアーサーの家を後にした。
そのあとは何もなかったように2人に昼食を振舞って、その後もいろいろな話で盛り上がった。
そして暗くならないうちに帰ろうということで午後の5時に2人ともフランシスの家を出た。
菊はフランシスの家から自分の家へ帰る帰り道にアーサーとあった。
「よ、菊」
誰かを待っていたかのように電柱にもたれながら立っていた。
「アーサーさん、昨日ぶりですね!、誰かと待ち合わせですか?」
「あー、まぁそんなところだな、好きなやつを待ってたところなんだ」
好きなやつという単語がアーサーの口から出てきて少し心がズキリと痛くなる。
「そ、そうでしたか、、、お邪魔ですよね、、、帰ります、、、」
そう言い、アーサーの目の前を通り過ぎようとした時、ガシッと腕を掴まれた。
「ちょっとこい」
ぶっきらぼうに放たれたその言葉はすごく怒っているように思えた。
ガチャ バタン ガチャ
鍵を開けて中に入りまた閉める。
菊が連れてこられた場所はアーサーの家だった。
「あ、あの、、、アーサーさん、、、?」
ずっと前を向いて歩いていて見えなかった顔がくるりと菊の方を向いた。
アーサーはすごい剣幕で菊に怒鳴った。
「お前!!アルフレッドとやったのか!!?どこで!!どんなふうに抱かれた!!!!」
突然の大声で菊はびっくりしてしまった。
「ア、アーサーさん!お、落ち着いてくださ、、、」
ドン!!!!
「いった、、、」
菊の言葉を遮るように床に菊を投げた。
「抱かれたのか、、、アルに、、、」
今度は少し落ち着いた声で聞かれた。
菊は正直に答えた
「抱かれ、、、ました、、、、、、」
そう言った途端、アーサーが無理やり菊にキスをした。
ちゅっ、ぬっじゅるっ、、、
「ん、、、んん、、、!」
急にキスをされ、うまく呼吸ができない、アルフレッドとのキスとは違い激しかった。
「ん、ふ、、、んぁ、、、くるし、、、!」
逃げても逃げてもアーサーの舌が口の中で追いかけてきた、少しして菊の口から舌を抜いた。
「っはぁ!!、、、ぁ、けほっ、、、げほげほっ、、、」
あまりにも激しく呼吸がうまくできなかった菊は腰が抜け、酸欠で頭がくらくらしていた。
すると独特な匂いが少ししていた。それはアルフレッドからもしていたがβの菊でもわかるぐらい濃い匂い、α特有の発情している時の匂い。
異変を感じた菊はアーサーの方を掴み落ち着いてと何度も説得する、だがそんな言葉はアーサーの耳には届いていない。
菊の方を掴み無理やり床にうつ伏せに押し倒した。
「アーサーさん!!!!」
大きい声で叫んでも届かない、そんな時、耳元の近くにアーサーの荒い息遣いが聞こえたそしてアーサーの吐息がかかるほど菊のうなじに接近していることがわかった。
「アーサーさん!何をしているんですか!」
αはΩと番うためにうなじを噛むのだ。
そして近づいてきたアーサーはぶつぶつと何かを言っていた。
「菊は俺のだ、、、菊が俺と番えないわけがない、、、」
そう言っていた。
「待ってくださ、、、!」
全て言い終わる間も無く、アーサーは菊のうなじに、がぶり、とかぶりついた。
「ぁあ、、、!!!」
普通のΩならこの噛みつかれることでさえ気持ちよく感じる、だが菊は痛いだけ、本当に菊はβであることを実感させられた。
うなじからたらりと血が流れてくる感覚がした。
「やめてください、、、」
菊がそう懇願してもアーサーは噛むのをやめなかった。何度も何度も菊のうなじを噛んだ。
「いたぃ、、、もう、、、やめてください、、、」
菊は泣きながらそうお願いした。
そしてあまりの痛さに菊は気絶してしまった。
そのあとはどうなったのかは分からない、抱かれたのか、抱かれてないのか。
菊が目覚めたのはしばらく立ってからだった。
今が何時で何日なのかも分からない。
でも、わかることはいくつかあるここはアーサーの家でアーサーの部屋だということ、そして菊のうなじには包帯が巻かれていた。
だが菊が来ていた服はなく、代わりにサイズの合わないシャツを一枚着せられていた。
「ここは、、、アーサーさんの部屋で間違い無いですね、、、」
そしてふとアーサーに襲われていたことを思い出す。
(アーサーさんはどこにいらっしゃるのでしょうか、、、それにアーサーさんが私の看病をしてくれたのでしょうか、、、)
ひとまずここから出ようとアーサーの部屋の扉のドアの部に手をかける。
右に回せば開く仕様の扉なのだが鍵がかかっていて開かなかった。
ガチャガチャ、、、
何度か扉を開けようと試みていると、外からガチャリ、と鍵を開ける音がした。
扉が開くとそこにはアーサーが立っていた。
「菊、起きたんだな!」
いつも通りの態度で少し混乱する。
「え、えぇ、先ほど、、、」
そしてアーサーはグッと菊に顔を近づける。
「ずっとドアの前で何してたんだ?まさか出ようとしたわけじゃあないよな?」
その言葉ですぐに威圧された。
そしてアーサーは菊の肩を抱き、自分のベットに座らせた。
「さっき紅茶入れたんだ、、、!一緒に飲まないか?」
「そ、そうですね、いただきます、、、」
紅茶の入ったカップを両手で持つ。シャツが大きいせいで萌え袖のようになっている菊を見てアーサーが口を開く。
「菊、、、やっぱり俺のシャツ似合ってるな」
「アーサーさんのだったのですね、、、やはりサイズが少し大きいです、、、!」
「ああ、、、似合ってる、、、こういうの彼シャツっていうんだよな!」
「え、あ、そ、そうですね、、、」
いつもと変わらないような違うようなそんな気持ちを抱きつつ2人でしばらく話をした。
そして気づけばアーサーの部屋にかかっていた時計が10時を指していることに気がついた。
「もうこんな時間ですか、、、私、そろそろ帰りませんと、、、」
そう言いながらベットから立ち上がった時、アーサーがガッと菊の腕を掴む。
「どうしたんだ?どこに行くんだよ」
「え、、、家に帰ろうかと、、、親も心配しますし、、、」
「何言ってるんだよ、菊は俺と暮らすんだ」
そういうアーサーは笑っていたが目の奥は笑っていなかった。それに恐怖を感じた菊は走って部屋から出ようとしたが部屋には鍵がかかっていた。
(鍵が、、、!!)
慌てているとアーサーが近づいてきて耳元でこう囁いた。
「もう逃げられないよな?」
菊はヒョイっとアーサーにお姫様抱っこされ、そのままベットに寝かされた。
「これからはずっと一緒だからな?」
そう言って菊に口付けをした。
左手がシャツをくぐりながら菊の胸を優しく触る、キスで硬くなっていく乳首を触る。
触られるたびに菊の口から声が漏れる。
「ぁあっ、、、//ん、、、っ!」
「可愛い声、、、もっと聞かせてくれ、、、」
今度はゆっくり下半身に手を伸ばし、菊のナカにゆっくりと指を2本挿れる。
「ぁんっ、、、!//」
ゆっくりと気持ちいいところにあたり思わず声が漏れる。
しばらく指でナカを慣らしていくとアーサーはは自分のをゆっくりと菊のナカに挿れる。
「はっ、、、ぁあっん、、、////」
「ま、待ってください、、、//それ以上は、、、!//」
静止するために伸ばした左の薬指にに包帯が撒かれているのに気がつく。
「こ、これは、、、?」
そうアーサーに尋ねると嬉しそうに
「これは俺と菊が繋がっている証拠だ!」
そう言っている途中でゆっくりと包帯を除けるとそこには噛み跡があった、、、
「消えそうになったらまた作ってやるからな」
そう言いながら腰をゆっくりと動かし始める。再び声が漏れる。
そしてしばらくお互いの体を重ね合った、、、
「はっ、、、!はっ、、、//」
「またイッたのか?菊はセックスが大好きだな」
アーサーはニコニコしていた。
「俺もそろそろイきそう、、、」
わかっているかもしれないがアーサーはゴムをしていない、アルフレッドとした時はゴムはつけていなかったがちゃんと外に出してくれた。
ところがアーサーはゴムをしていないのにも関わらず菊の中に出してしまった。
「イッく、、、っ!」
ドピュッ、、、
「!?、あ、アーサーさん!//な、ナカに、、、」
「ああ、俺なりに考えたんだけど、菊がβならいくらでも中に出しても大丈夫だよな?」
そのあと夜が明けるまで抱き潰され、中出しされてしまった。
セックスが終わったあと、アーサーが菊に話しかけた。
「なぁ、菊、菊も俺の薬指を噛んであとつけてくれないか?」
その時菊は気がついた、、、
「わかりました」
この人は狂ってる
ガリッ
コメント
5件
ありがとうございました⌒ ͜ ⌒ハハッ
やばい性癖に刺さりすぎてます...!!!めっちゃ好きですっ!!!
か、かかか、神作ッだ…