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「お願い・・・パパとママには言わないで・・・・」



私はそう言うのが精いっぱいだった




「どうしてだ!!お前は死にかけたんだぞ!!脳震盪の後遺症ともこれから付き合って、いかなきゃいけないと医師も言ってるんだぞ 」




「拓哉っ!今鈴子ちゃんは目覚めたばかりよ!彼女を興奮させちゃいけないわ 」






兄は湧き上がる怒りを抑え切れない様子だった、弘美さんが私の手をしっかり握った




「お義父様とお母義様には、しばらくして落ち着いてから話しましょう、他には?私たちに何かしてほしいことある?」




彼女の優しい声に勇気づけられ、吐きそうになりながらも私はこれだけは、お願いしなければいけない事を言った




「私が・・・・ここにいることを・・・俊哉にだけは言わないで・・・ 」



二人は黙った、その沈黙がすべて悟ったとみなされた






「鈴子・・・ 」


「わかったわ 」







兄さんが言おうとした事を弘美さんが遮った、そしてさっきより強くぎゅっと私の手を握ってくれた





「今後いっさいあの男をあなたに、近づかせないと誓うわ」






ゾッとするぐらいの冷たい口調だった、安心したのか涙が溢れて目を閉じると涙が耳の横に流れて言った、それを彼女は優しく拭いてくれた






私はもうぐったりしてそれから、うつらうつらとまた睡魔の闇に戻って行った





何も考えないように





どうか起こっている事が全部夢でありますように






復讐ジュリエット~DV元夫に復讐の花束を~

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コメント

1

ユーザー

酷すぎる。自分の思い通りにならないからって暴力はダメよ💢 制裁を与えて欲しい。

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