コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
角名「」🌸『』
ベッドに座らされたまま、角名がじっと私を見る。無気力そうなのに、目だけは全然逃がす気がない。
「ねぇ🌸、さっきのスカートさ……」
『え?』
「外で履くの禁止ね」
言い切った声は淡々としているのに、腕はぎゅっと私を締め付ける。
『なんでよ…』
「なんでって……俺が嫌だから。
他の奴に見られるの、ほんと無理。怒るよ?」
怒るって言ってるわりに、頬をすり寄せてきてるのが反則だ。
「ねぇ、今日やめよ。友達んとこ」
『え、でも約束……』
「俺が優先でしょ。🌸、俺の彼女なんだから」
その声が甘すぎて、反論する気力がなくなる。
角名はそのまま私の腰を抱いて、膝の上に深く座らせた。
「……あ、これ。さっき回ったとき揺れたのめっちゃ可愛かった」
スカートの裾を指でつまんで、わざとゆっくり撫でる。
『ちょ、りんちゃん…』
「恥ずかしい? いいじゃん、俺しか見ないんだし」
ニヤッと笑って、わざとらしく意地悪な声を出す。
「ほら、なんでそんな可愛い顔してんの。
そんな顔されたら、もっと意地悪したくなるじゃん」
片腕でしっかり抱きしめたまま、反対の手でスカート越しに太ももを撫でる。
「🌸、外出る気なくなってきたでしょ?」
『……なってない』
「嘘。ほら、耳赤い」
そう言って、甘えるみたいに首に顔を埋めてくる。
「ねぇ、🌸。俺さ……
普段無気力だから、こういうとき全部我慢してるの」
『……全部?』
「うん。🌸に触りたいとか、抱きしめたいとか、
引っ張ってでも一緒にいたいとか……」
言いながら、指先が意地悪く太ももを撫でる。
「今日くらい、我慢しなくていいよね?」
それは反則すぎる甘さで、胸がきゅっとなる。
「俺、🌸に甘えたい。
……ずっとくっついてたい」
『……それずるい、』
「ほら、やっぱ出かけないじゃん。可愛いね」
角名は満足そうに笑って、私をさらに抱き寄せる。
その笑顔が優しいくせに、どこか独占欲で濃く染まってて。軽く口が重ねられた。
「今日は家デート。
🌸が出られないくらい、いっぱい甘えさせてあげるから覚悟して?」
耳元で低く囁かれた瞬間、身体の力が抜けるほど甘くて、
そのまま角名にぎゅっと抱きしめられた。
角名は私の手を離す気ゼロって顔で覗き込んできた。
「……ほら、🌸。逃げられないね」
無気力そうなのに、目が完全にとろけてる。
『逃げないよ』
「知ってる。でも、言わせたいの。
“今日はりんちゃんだけ” って」
わざとらしく意地悪な声で囁くくせに、
額をそっとくっつけてくるのが甘すぎる。
「ねぇ、🌸。さっきからずっと可愛いんだけど」
言いながら、私の髪を指でゆっくり梳いて、
頬に触れる指先が優しくて、ちょっとずるい。
「ほんとはさ……ずっとこうしたかった」
ぎゅっと抱きしめられる。
胸に押し付けられるみたいに抱き寄せられて、
角名の体温に包まれる。
『りんちゃ、くっつきすぎ…』
「俺さ、🌸のこと、
近くにいないと落ち着かないんだよ」
普段冷静なくせに、こういうときだけ素直すぎる。
「ほら、もっとこっち来て」
腕を強く引かれて、胸の上に乗せられるように寄せられた。
『…重くない?』
「全然。むしろ離れられるほうが無理」
そう言いながら、肩に顔を埋めて、
ゆっくり呼吸を合わせてくる。
「ねぇ、🌸。今日いっぱいキスしていい?」
『もうさっきからいっぱいしてるよ…』
「じゃあ、もっと」
今度は手を絡めてきて、だんだん深いキスをしてくる。指をぎゅっと絡ませたまま離さない。
「俺のことだけ見て。
……外なんて行かないで、今日はずっとここ」
低くて甘い声で言われると、胸の奥がじんわり熱くなる。
「🌸、逃がさないから」
その言葉と同時に、また抱きしめられて、キスをいっぱいされて、手つきがだんだんいやらしくなって…ベッドの上は角名の体温と息遣いでいっぱいになる。
「ほら、もっとくっついて」
腕の中に閉じ込められたまま、
角名の指が背中をゆっくり撫でる。
その仕草も、囁きも、全部甘い。
「今日は俺がずっとそばにいるから」
意地悪なくせに、こんなときだけ誰より優しい声で言ってくる。
そのまま、角名に包まれながら、
ゆっくり、甘い夜が始まっていった。