「誰も、居ないですか?」
「私とdnqさんだけですよ」
「っ…!mfくんっ…」
誰もいないことが分かり、俺の名前を呼ぶ彼女。凄く可愛らしい。
「dnqさん」
「mfくんっ…寂しかったよおっ…ッ助けてくれてッありが、ッとございますッ」
dnqさんは起き上がると、俺に抱きついた。肩が、濡れていく。
「dnqさん…、生きていてくれてありがとう…」
俺も、dnqさんの肩を濡らす。
嗚咽が響き渡るだけの静かな空間。二人で体を密着させて泣きあった。
「っ…また、会えてッうれし、ッい」
「私も。っ…
そうだ、dnqさん、二人の時くらい、敬語外してください」
「いいの、?mfくんっ…//?」
「もちろん、…大好きです…/」
「mfくんも、敬語外さなきゃあ…」
「っ…w大好き、dn/」
「へへっ…//良かったあ…無事で居れて…」
「…、本当に。瑞華には感謝しかない…」
「…!瑞華が?助けてくれた…?」
怖がるかと思っていたが、そうでもないようだ。
「うん、dnqさんに悪事を働いていたのは一族の指示だったようで…」
「そう、だったんだ…確かに、全部は信じられないけど、mfくんが言うのなら。」
「ありがとう。」
「ううん、話してくれてありがとう。」
「聞き入れてくれてよかった。こちらこそ」
「mfくん、俺お腹すいたなあ…」
「…!dn、何か食べたい物ある?厨房に頼んでくるけど…」
「うーん…蕎麦かな…、あまり入らなそうで…」
「そっか…、、、ねぇ、dn。」
「何?」
「髪、短くなっちゃったね…あんなに綺麗だったのに。勿論、短いのも似合うけれど…守れなかったなあ…」
「大丈夫。髪はまた、伸びるよ。短いのも、似合うでしょ?」
「似合ってる。可愛い」
「えへへっ…/
…mfくんこそ、肩怪我してる…」
「dnも。顔、少し傷が…」
傷が痛々しそうに目に映る。それでも笑顔で話してくれるdnqさんは本当に神の使いか、何かかもしれない。
「mfくんこそ、ちゃんと見せて。」
※画質悪くてすみません…(泣)
「…」
「…」
「dn、綺麗」
「mfくんも。…温かいなあ…」
「…dnも一緒に厨房、行く?」
「…!でも、俺…」
「俺が、連れてく」
そう言って、dnqさんの膝を掬う。
「ちょっ…//」
「これなら、つかれないでしょ?」
「mfくんと近くて、いい匂いがするー…」
「良かった。dnのいい匂いもすごいする…優しい匂い」
「えへへ、mfくんかっこいい。へへ近くで見ると違うなあ…」
「っ…//」
俺の首に手を回して匂いを嗅ぐdn。唇が触れそうだ。
は、恥ずかしい…//
すっかり軽くなってしまった彼女を抱きしめ、厨房まで歩く。
NEXT1000
コメント
15件
mfくんのツンデレ来ましたー!! いっちばん大事なところでツンデレ出しちゃうヘタレが最高!! やっぱりこういうSなのに相手がえっっっ過ぎると照れちゃうのが 壬氏とダブって見える、、!小説読んでなかったらごめんだけど 一回なんかいい感じになってえっっなことする展開になった時の 猫猫の花街で育てられた感覚が出てきて壬氏が照れちゃうっていうシーン あるじゃない!!そこが最高すぎて!!あんな感じのdnちゃん小悪魔系の回 も見てみたい!!なんか妄想大爆発の回だったぁ

本当に生きて帰って来れて、無事でよかったです…しみじみ。私も泣きそう。愛おし合ってる二人が大好きです!最近はよくイラストもあって嬉しいです!お話の雰囲気とイラストの雰囲気合ってますよね✨
らぶらぶしてるー!! 唇が触れそうで恥ずかしくなってるのは帝ですか?!本当に純愛って言葉がピッタリで2人とも可愛いです!! そしてイラストがまたキレイで、純愛さがマシマシです!