狂
第三話 ↑↓双子②
「ちっちゃいの誰?」
ピンク髪のお兄ちゃんがこっちを指さして見てくる。
「教えねーよ」
日柳兄ちゃんが僕を隠す。
「日柳兄ちゃん!誰!誰!」
「黙ってろ!」
「うっわぁ..15歳ぐらいの子に兄ちゃん呼びさせるとかショタコンかよ、」
青髪のお兄ちゃんが毒舌な口調で言う。
「こいつが勝手に呼んでるだけだッ!」
「まぁでも..殺すから良いっしょ☆」
その瞬間僕の目の前へ立ち、バットを振り上げる。
「あっぶねぇな…」
危機一髪、日柳がバットを弾いた。
「わっ、日柳兄ちゃん?」
「日柳っち..あまちゃんだねぇ」
「うっせバーカ。逃げっぞ」
「え!?」
僕は日柳兄ちゃんに連れられ、2人から逃げる。
「まぁでも、俺らから逃げられると思うなよ。」
「鬼ごっこはあんま得意じゃないんだけどー」
イドとトイロがため息混じりで言う。
「日柳兄ちゃん〜あの2人誰ー?」
「イドとトイロ!厄介な双子だよ!」
「あのビル登るぞ!」
「わぁああ!?」
僕らは走って階段を登っていくと、目の前には双子がいた。
「逃げんなよ。」
ぐちゃッ
「…い」
「おい!」
「わっ!」
「行くぞ」
「待ってぇ」
『やることが残っています。お戻りください。』
「これは…」
目の前に矢印が現れ、落ちている『2本のナイフ』を指す。
「一応拾っとこー!」
「早くしろ!」
「はーい!」
分かれ道を進んだ後、目の前には瓦礫が散らばっており、マルさんやカクさん、ぬいちゃんぬいくんの屍たちの上に2人の影が見えた。
「おやおや?日柳っちじゃーん!」
「日柳..お前群れるのはごめんとか言ってなかったか?」
その姿は天使と悪魔のような翼を持ち、片方が邪悪な笑みでこちらへ微笑み、片方が睨んでいる。
「トイロ、イド」
僕はこの光景を見たことがある。
「逃げよ日柳兄ちゃん!」
「待て馬鹿!!!」
「兄ちゃん呼びキツ〜…」
「鬼ごっこぉ?」
僕は走り続けた後、ビルを見つけ指を指す。
「あそこの上!」
「はぁ!?ちょっ…!」
「来たよ〜」
「馬鹿だな」
「何してんだよカノ」
日柳兄ちゃんが呆れてる隣で、良さげな蔦を発見する。
「これつーかお!」
「何して…」
カノがナイフをトイロとイドに投げ、2人の方へ走る。
「危なッ!」
「あ゛!」(油断した!)
イドが避けたが、トイロの翼にナイフが刺さる。
「ニヒッ!」
カノが笑いながら蔦をトイロへ投げ込み、縛り付け、トイロの腹部に飛び乗る。
「何す..」
「バーカ!僕の方が頭良かったね!」
「は…?」
地面にトイロを叩きつけ、気絶させる。
「トイロの馬鹿野郎…」
「はいストップ。トイロ助けに行くなよイド。」
「卑怯なヤツ..」
「うっせ」
あとがき
遅くてすみません!物語が思い付かなくて💦あとは絵を描いていて、、💧これからも投稿は遅い事があります!ご了承してください!
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