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「〜〜!!」
「…すみません」
一体いつからこうなってしまったのだろうか。
僕の目に映る世界の色は黒か白で、それ以外の色は映さなくなってしまった。それどころか、人の顔に黒色の靄がかかるようになり、表情の判別がつかなくなってしまうようになった。今、目の前にいる上司の顔も声を聞き、その聞こえるヒントで考える必要があるのだ。
(怒ってるなぁ…)
怒られるのはやっぱり悲しい。
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「すみません!!」
短い昼休みの時間の途中、僕が喫煙所で吸っていると、後輩の男の子が僕目当てで話しかけてくる。
「急に謝ってきてどうしたの?」
「あっ急にすみません!今日の朝、僕のミスのせいで安倍さんが叱られていたので…」
申し訳なさそうにしているのだろうか。こういう時は相手の気持ちが分かりずらいから苦手だ。
「いや、気にしなくても平気だよ。僕が勝手にした事だしね。それよりも昼休みの時間終わりそうだから急いだ方がいいんじゃない?」
「あっ…本当だ。すみません!また今度改めて謝罪しますんで!それじゃあまた後で!」
「うん、また後で。」
…怖がらせずに済んだだろうか。こういう会話は相手の気持ちが掴みづらいからあまり好きではなかった。もしかしたらこうかもしれない。ああかもしれない。そんな嫌な考えが頭をよぎる前に箱を手に取り、その中から白い棒を一本取り出し、口に咥えたらゆっくり火をつける。口から煙が出てきて少し目に染みる。…やっぱり慣れない。
こうしている時間はこの行動以外考えなくていいからゆっくりする事が出来る。
「上手く出来ないなぁ…」
煙と共に消えていった言葉はただの独り言となった。
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あの日から数日経った日のこと、僕がいつも通り喫煙所で吸った後の事である。その日は押し付けられた仕事が溜まっていたので早めに戻っていた。そのせいだったのだろう。後輩たちの会話が聞こえてきたのだ。
なんでも「僕が馬鹿で扱いやすくて助かる。」だとか、「あんなんだから仕事をすぐに押し付けられるんだよな。」とか、そんな内容だった。
(やっぱり分からないな…)
僕が何をしたのだろうか。嫌な思いでもさせてしまったのだろうか。
ごめんなさい。ダメでごめんなさい。
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何も無くなった感覚になった僕は屋上で空を見上げる。空は無情にも雲ひとつない。きっと青い。きっと透き通っている。見えない空の色を考える。考える。考える。どの色も綺麗なはずなのに見えない。見たい。見たい。気づけば僕は柵を越していた。
堕ちて行けば輝く気がしたから。
落ちる、落ちる、堕ちる。
強引に腕を捕まれ、暖かい感覚が体に伝わる。驚きながらもゆっくりと目を開く。
目の前に映るのは、輝かしい金色の髪と、透き通った浅く、そして深い青色の瞳。
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僕を救ってくれたのはイケメンでドSだけど優しい、ただの神様でした。
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キャラ設定
安倍晴明(あべはるあき)
安倍晴明(あべのせいめい)の生まれ変わりの生まれ変わり。前世の記憶なし。
性格ははるあきとほぼ同じだけれど自己肯定感がもとより低めになってる。
教師になりたかったけど社畜と化した。教員免許はある。
リとかオしたことあるらしい。(傷残ってる)
セーラーは今も好き。退魔の力もある。
髪が長めでボサボサ。(整えるのが面倒らしい)
佐野命(さのみこと)
ずっと担任であった安倍晴明(あべはるあき)に脳焼かれてる。ずっとずっと安倍晴明の死を引きずったので、平安組の気持ちがわかったらしい。
百鬼学園で教師として働いている。
今世の安倍晴明をみて複雑だけど嬉しい気持ちになったとか。(複雑だけど嬉しい気持ちは多分、なんとなく晴明じゃないとわかっていながらも、心のどこかでは、また晴明に会えたと思っているからだとのこと。そのため本人的にはこの気持ちが憎いらしい。)
多分だけどある意味、二番目か一番目ぐらいに可哀想な人(神)
勢いで出しました。すぐに消します。一応今出来てるところまでは出します。
コメント
1件
うわっ……これは重い……でも最後の“ただの神様でした”で全部持ってかれたわ。主人公の「見えないからこそ想像する」孤独感が生々しくて、タバコの煙と一緒に言葉が消える描写、めっちゃ刺さった。佐野命の“脳焼かれてる”設定も気になるし、続き絶対読むわ🔥