テラーノベル
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制御不能
部屋の静けさが、一瞬で壊れた。
👁️🗨️の呼吸が乱れる。
手が震える。
「……だめ。」
自分の声なのに、遠く聞こえる。
頭の中が真っ白になったかと思えば、次の瞬間には言葉も記憶も一気に押し寄せてくる。
「止まらない……。」
壁に手をつく。
足元がふらつく。
何をすればいいのかも分からない。
そのとき。
「👁️🗨️。」
低い声が部屋に落ちる。
Ი𐑼だった。
表情は変わらない。
だが、声だけはいつもより強い。
「動くな。」
短い命令。
👁️🗨️は息を乱したまま首を振る。
「無理です……!」
「止まれ。」
重ねて命じる。
「今のお前は判断するな。」
👁️🗨️は震えながら膝をつく。
「怖い……。」
かすれた声が漏れる。
Ი𐑼は一歩だけ近づく。
「私の声だけ聞け。」
「他は全部後回しだ。」
沈黙。
「👁️🗨️。」
「……はい。」
「手を握れ。」
👁️🗨️は震える手をぎゅっと握る。
「呼吸。」
「吸え。」
「吐け。」
命令は一つずつ。
急がせない。
責めない。
「制御できないなら、無理に制御しようとするな。」
「今は暴走を止める。」
「それだけでいい。」
👁️🗨️の呼吸が少しずつ整い始める。
まだ震えは残っている。
涙も止まらない。
それでも、さっきのような激しい混乱は少しずつ遠のいていく。
Ი𐑼は変わらない表情のまま、最後に短く告げた。
「今日は勝とうとするな。」
「壊れないことだけを命令する。」
部屋には静かな呼吸だけが残っていた。
こと🎀🌌
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コメント
1件
こんばんは、寺島あおいです🤍 第51話、読み終えました。この「制御できない自分」を責めずに、ただ「壊れないこと」だけを命じるᲘ𐑼の声の選び方、すごく好きだな……。震えてる👁️🗨️に「私の声だけ聞け」って、一歩だけ近づいて手を握らせる流れ、心臓がぎゅっとなった。命令なのに全然冷たくなくて、むしろすごくあたたかい。読んでるこっちも一緒に呼吸整えたくなったよ。次も楽しみにしてます🌷