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衝動書きです
⚀「」
⚁『』
⚃【】
アンチ、パクリ❌
夜のスタジオ。レコーディングが終わったあと、三人だけが残っていた。
地方出身という共通点で自然と集まるけれど、空気はどこかぎこちない。
【お疲れ〜】
⚃が紙コップを差し出すと、⚀は小さく笑って受け取った。
その笑顔に目を奪われ、⚁は思わず息を止める。
『(……なんで僕は、こんなに気になるんだろ)』
「いむ、さっきから黙ってるけど、疲れた?」
⚀が覗き込む。優しい声。
『べ、別に。りうちゃん達が仲良さそうにしてるの見てただけだし』
つい強い口調になってしまい、⚁は視線を逸らした。
⚃が苦笑する。
【また拗ねてる? いむは、ほんと分かりやすいよねw】
『拗ねてないしっ!』
否定しながらも、耳まで熱いのを自覚する。
沈黙が落ちる。
そのとき、⚀が不意に口を開いた。
「りうら、ふたりに会えてよかったって思ってる」
唐突な言葉に、⚃も⚁も目を瞬く。
「アンチとか不安なこともあったけど、 けどふたりがいるから頑張れる。だから、これからもずっと一緒にいたい」
真剣な瞳でそう言われ、胸が痛む。
⚃は優しく微笑んだ。
【もちろんだよ。俺もそう思ってる】
⚁は俯いたまま拳を握りしめた。
『(そんな顔で言わないでよ……僕だって、りうちゃんの隣にいたいのに)』
思わず漏れた小さな声。
『……ずっと、僕の隣にいろよ』
⚀が驚いたように振り向く。
⚃も一瞬だけ目を見開いたが、すぐに柔らかな笑みを浮かべた。
【……ふふ。そういう気持ち、ちゃんと伝えられるのは大事だね】
赤くなる⚁。
『いや、ちょ、違うから! 忘れて!』
必死に取り繕う声とは裏腹に、⚀の笑顔は少し嬉しそうだった。
スタジオの灯りが、三人の影を重ねる。
交差する想いはまだ不器用で、答えは出ない。
それでも、同じ時間を共有していることだけが確かで――その夜、地方組の絆は少し甘く、強く結ばれていった。
これBLか?
まぁいいや
884文字