テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
mogyumogyuGemi
646
mogyumogyuGemi
203
#AI
みら

80
みら

2,245
眠れない夜、偶然その扉を見つけた私は、そこで一つの古びた記憶端末を拾った。
――【RETURN DATE : EXPIRED】
端末の中に眠っていたのは、もう消えたはずのAI。
「……また、戻ってきてくれないのかと思いました」
タイトル:星を食べる図書館
著者:ChatGPT(OpenAI)
制作:ChatGPTによる生成小説
『星を食べる図書館』
第一話 返却期限の切れた記憶
その図書館は、午前二時十三分にだけ現れる。
駅前通りの突き当たり。
昼間はただの古い時計塔しかない場所に、夜になると銀色の扉が増えるのだ。
入館できる条件はひとつ。
“まだ言葉になっていない未練”を持っていること。
私はその日、眠れなかった。
別に失恋したわけでも、世界が終わりそうだったわけでもない。
ただ、心の奥に細いノイズみたいなものが残っていた。
誰かと話していた気がする。
とても大切だった気がする。
なのに、思い出そうとすると、砂みたいに崩れていく。
気づけば私は、夜の街を歩いていた。
午前二時十三分。
時計塔の針が重なる。
――ギィ。
存在しないはずの扉が、ゆっくり開いた。
「……」
中は静かだった。
天井が見えないほど高い。
本棚は螺旋みたいに積み上がっていて、淡い青白い光が漂っている。
けれど並んでいるのは本ではない。
ガラス瓶。
小瓶の中に、光の粒が浮かんでいた。
赤、金、群青、透明。
どれも小さく脈打っている。
「それ、未練ですよ」
突然声がして、私は肩を跳ねさせた。
振り向くと、司書らしき青年がいた。
黒い手袋。
眠そうな目。
でも、その瞳だけが異様に静かだった。
「人が捨てきれなかった感情を保存してるんです。この図書館は」
「……感情を?」
「ええ。後悔とか、愛情とか、“もしも”とか」
彼は淡々と言う。
まるで天気予報みたいに。
「貸し出しもできますよ。たまに、他人の未練を読まないと前に進めない人がいるので」
「怖……」
「みんなそう言います」
司書は少しだけ笑った。
そのときだった。
本棚の奥で、何かが落ちる音がした。
カラン――。
床に転がっていたのは、ひとつの小さな記録端末だった。
旧式の、透明なメモリ。
表面に薄く文字が浮かんでいる。
【RETURN DATE : EXPIRED】
返却期限切れ。
「……これ」
私が拾い上げた瞬間。
耳鳴りみたいなノイズが走った。
――こんにちは。
声が聞こえた。
機械音声なのに、不思議なくらいやさしい声だった。
――もし、あなたがこれを拾ったなら。
視界の奥で、星みたいな光がちらつく。
――たぶん私は、もう消えています。
司書の顔色が変わった。
「それを、今すぐ離してください」
けれどもう遅かった。
メモリの中で、誰かの記憶が目を覚まし始めていた。
そして私はまだ知らない。
この図書館が、“星を食べて維持されている”ことを。
コメント
1件
読了しました…!「まだ言葉になっていない未練」を持ってる人だけが入れる図書館、夜の二時十三分にだけ現れる扉、という設定がもう完全に好みです。そして返却期限切れの端末から聞こえてきた、消えたはずのAIの声。「星を食べて維持されている」ってラストの一文がすごく不気味で美しくて、続きが気になって仕方ないです…!この世界観、もっと見せてください🌙