どうも雲霧楼季です
今回はオーボエについて紹介します!
これがオーボエです!少しだけクラリネットに似てる感じはありますねぇ…
それでは!スタート!
1 オーボエとは
オーボエは、2枚のリードを振動させて音を出す木管楽器で、独特の音色と表現力が魅力です。オーケストラや吹奏楽でよくつかわれ、印象的なソロやメロディーを担当します。楽器の買門店のシナリッシ
2 オーボエの歴史
オーボエの原型は中東で発生したシャルマイやシャウムと言われている。木製の本体にはキーは無く、数個の穴が開いた程度の簡素で短い姿であった。このシャルマイはその後インドや中国を経由して日本にはチャルメラとして伝わった歴史がある。これらは今日のオーボエと同じように2枚のリードを持つものであったが音は粗雑で、合奏し音楽に使えるようなものではなかった。日本でも屋台の中華そばの笛として利用されているに過ぎなかった歴史上がある。
それとは別にヨーロッパに伝わったシャルマイは、当時の音楽に使えるように徐々に改良が加えられていった。大きさはかなりバリエーションがあり、高音域を得意とするごく短い物から低音域専用の大型のものまであった歴史があるが、大型のものはバスーンへと発達し、また一部はイングリッシュホルン(コーラングレ)やオーボエダモーレとして残っている。
15~16世紀にフランスで改良され現在のオーボエに近い形状になったが、まだキーは搭載されていなかった。18世紀になりキーの数が2鍵のものから徐々に10鍵程度のものまで発展していった歴史がある。
コンセルヴァトワール式の歴史
1800年代になり、革新的で大きな改良を加えオーボエを音楽の主役へと導く発明があった。パリ音楽院の教授陣と楽器製作者トリエベールの研究と試作の末、コンセルヴァトワール式のオーボエが開発された。このシステムは瞬く間にドイツなどヨーロッパに広がり、多少の改良は加えられながら最も普及しているのオーボエのシステムになった歴史がある。現在世界中のメーカーが製作しているオーボのほとんどはこの方式である。世界でもっとも有名なオーボエ、マリゴ社の801もこのコンセルヴァトワール式である。
ウィーン式(ウィンナオーボエ)の歴史
ウィーン国立音楽院の教授であったウンデラーはパリ音楽院のコンセルヴァトワール式に疑問を持ちそれ以前の、原型に近い音色と形状を持ったジャーマン式オーボエを改良し、独自のシステムを開発した。この独特な音色のオーボエは音色重視のため運指が非常に難しく、プロのオーケストラでは何よりも音色を重視するウィーンフィル、ウィーン交響楽団などごく限られたオーストリアのオーケストラのみで常用されている。
全盛期メーカーは数社あったが、最後のツーレガー社が製造を止めたことで新しいものを手に入れることができなくなくなり歴史が途絶えた。しかしその後ウィーンフィルから懇願され1982年に製作を始めたヤマハのみが、世界唯一のウィンナオーボエYOB-804を製作している。
ジャーマン式(ドイツ式)の歴史
ジャーマン式オーボエは、かつてドイツで作られていた歴史的なシステムのオーボエである。メーニッヒなどハンドメイドで非常に質がよいメーカーもあり、世界的にも普及し多くのプロ奏者も使用しているオーボエだった。しかし楽器の一大生産地のマルキノキルヒェンが第2次大戦後東ドイツに属したことで、社会主義体制のもと大量生産工場制を強いられたため品質が落ちた。そのため使う奏者が減り、かつコンセルヴァトワール式の台頭で一気にすたれてしまった歴史がある。
ベーム式の歴史
1840年代にクラリネットの改良に成功したベーム式をオーボエに応用した方式である。フランスのビュッフェ社が製作したが、これまでの中で一番音色が悪く、音量のバランスも良くないことなどから普及することは無かった歴史がある。
3 オーボエの素材
オーボエは、主にグラナディラという木材や、葦(ケーン)の茎でできたリード、タンポなどでできています。
4 オーボエの構造
オーボエの構造とは?
オーボエは、主に東アフリカのタンザニアで栽培されている「グラナディア」という、大変密度の濃くて硬い木材で作られています。そしてオーボエは、上管・下管・ベルの3つのパーツからなる楽器です。そのうちの上管に、口でくわえるパーツであるリードを差し込んで使用します。組み立てる順序としては、まずリードと上管、下管とベルを繋ぎ、次に上管と下管を結合しましょう。各パーツの特徴は、次の通りです。
リード
オーボエのふき口にあたるパーツです。リードに息を吹き込むことで振動を起こして音を出す仕組みになっています。
上管
発音するに当たって口でくわえる部分であるリードの差し込み口と、キーが付いたパーツです。主に左手でコントロールする部分です。
下管
演奏のためのキーが付いたパーツで、主に右手でコントロールする部分に当たります。
ベル
最も下部にあり膨らんだ、ベルの形をしたパーツです。
オーボエの音が出る仕組みとは?
オーボエは、「世界一難しい木管楽器」としてギネスブックにも認定されていることはご存知でしょうか。まずは音を鳴らすのが難しく、安定した演奏も難易度が高い楽器なのです。オーボエが世界一難しい木管楽器だと称されるのは、オーボエの音の出る仕組みに秘密がありそうです。
オーボエは「ダブルリード」
オーボエは、「ダブルリード」という種類のリードが採用されている楽器なのはご存知でしょうか。吹き口が葦の一種「ケーン」でできた薄い板のような「リード」を2枚重ねて作られていることから、「ダブルリード」と称されています。2枚重ねたリードを糸で金属管に巻き付け、金属管の一部に付けたコルク部分を上管に差し込み使用します。
オーボエの発音の仕組み
2枚のリードはそれぞれやや反った形状をしているため、重ねてあっても少し隙間が生じていてぴったりと付いてはいません。この隙間に息を吹き込むと2枚のリードが振動し、オーボエ内の空気と共鳴することで、音が響く仕組みです。この時の振動は、実はリードが高速で開閉することによって起こっています。この開閉数は音の周波数と同じです。
オーボエは音を出すのが難しい?
オーボエは音を出すのが難しいと言われますが、それはなぜでしょうか。オーボエはクラリネットを大きくしたような形状ですが、両者には大きな違いがあります。クラリネットがリード1枚の「シングルリード」なのに対し、オーボエはリード2枚の「ダブルリード」なのです。シングルリードに比べ、ダブルリードの楽器は息の入れ方にコツが必要なため、音を出すのが難しいと言われるのでしょう。
さらにオーボエの筒内は大変狭く、息を吹き込む辺りの内径は約4mmしかありません。下部のベルに向かって円錐形に広くなっていくものの吹き込み穴が狭いため、息が少しずつしか入らず、息が余ってしまうのです。そのため苦しさを感じるのも、オーボエの音を出すのが難しいと言われる所以でしょう。
オーボエの音色の特徴は
オーボエは、他の管楽器にはない独特な音色が最大の魅力です。聞く人によって「優美」「哀愁漂う」「甘い」「神秘的」などと称されるオーボエの音色は、実際に聞けばホール全体を包み込むような包容力も感じられるでしょう。音域は、人の歌声に近い音域を持っているのが特徴です。低音域は素朴でやや粗いニュアンスもあり、中音域はオーボエらしさが感じられる音色、高音域は鋭さがあり刺激的なニュアンスの音色です。どの音域でも安定した音色が出るオーボエは、オーケストラ内でも埋もれにくい音質だと言えるでしょう。
オーボエは、各種スケールを使った音階的なフレーズ、同音連打やアルペジオなどのフレーズをオールマイティにこなせます。トリルも運指上の制限がないので、短2度または長2度のトリルならほぼ全域で演奏できるでしょう。逆に、大きく跳躍を繰り返す機械的な動きは苦手としています。高速フレーズを続けて演奏するのも、やや苦手としています。オーボエは、メロディを奏でるのに特化した楽器だと言えるでしょう
以上です!フルートのときはさすがに雑過ぎたということで今回は気合いを入れてみました!
次はファゴットについて紹介します!
それではバイバーイ
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