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タル鍾短編

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タル鍾短編

7 - ……俺だって嫉妬するんだから。

♥

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2023年03月13日

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嫉妬です🫠


タルタリヤが嫉妬して鍾離先生に甘えるお話( *´꒳`*)


勿論付き合ってる前提、そして短い


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

……また、相棒と話し込んでる。

俺も、もう少し話したいのにな。


恋人になったのに、これじゃあ寂しくなっちゃうな。


「ふむ……どうやら、また手落ちがあったようだ。」

「えぇっ、!?胡桃に財布を貰ったって聞いたからてっきり……」

「はぁ……俺が払うよ。」

「あっ、!公子……」

「……それと、先生借りてくよ。」


なんて、自身でも分かってしまうぐらいに不愉快そうな声を発せば、鍾離先生の肩を抱き寄せ、そのまま相棒を置いてその場から離れる。

人通りの少ない隙間道へと彼を連れ込めば、そのまま彼を壁に押し付け、顔を近付け手首を掴み彼をじっと見つめる。


「な、公子殿……まだ旅人と……、」

「……はぁ、あのさ、先生。俺たち恋人なの分かってるよね。」

「む……、そのくらい分かっている。」

「それなのにさ、旅人、旅人って……、そんなに、俺より相棒の方が好き、?」


自然と、彼の手首を掴む力を強める。

……嫉妬しちゃうなんて、情けないなぁ。徐ろに口を開けば、彼の口元に口付けを落としてみる。

彼の様子を見れば、頬を赤らめて瞳を震えさせながら自身の事を見つめてくれている。

……やば、なんか……背徳感が……。

ゾクリ、と背筋を震わせる。

彼の下顎を掴み、無理矢理口を開かせながら舌を捩じ込む。


「んっ、は……せんせ、……。」

「ぅ、む……んっ、……。」


とんとん、と自身の胸を叩いてくる彼に流石に苦しかったかな、なんて考えればゆっくりと口を離してニタリ、と笑みを浮かべる。


「……お仕置、だよ。」

「っ、……その、済まなかった。」

「いいよ、……これからは、ちゃんと俺の事も見てね。」


ゆっくりと彼の頬を撫で下ろし、微笑んでみせる。

そんな様子に彼も安心してくれたのだろう。



……ゆっくりと、頬を緩めてくれた。

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