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「…はやい」

『ん?あぁ、あなたの足は小さいですもんね!』

「私は小さくない、ロウさんが大きいだけ…」


『さぁ、ここですよ。』


ロウさんの言う 安全な場所 に着いたらしい。

ゆっくり扉を開く。一応逃げる準備をしておいた方が…


「ひ…っ!?」


思わず声が出る。それもそのはずだ。

開いた扉の隙間から、大きな1つ目の芋虫のような生き物が顔を出した。

嬉しそうに「ギィ、ギィ」と鳴いている。


『あはは…ご安心を、確かに見た目はアレですが…悪さはしません。』


ロウさんが少し嫌そうな声で言う。

ロウさんにも苦手なものがあるのかな…?


「ねぇ、これは…?」


記録者ですよ。あなたの行動を記録しているんです。』



▽記録者

記録者に話しかけると、好きな時にセーブをすることが出来ます。

※”何か”に追いかけられる前にもセーブ画面は表示されます※



『さて…なにか質問があれば答えますよ。』


ここはどこなの?私は一体…?

▽どうすればここから出られるの?

▽私を襲ってきたアレはなんなの?

‪✕‬もう大丈夫



『ここは生と死の狭間…あなたは今死にかけているんです。』

「な、何言って、だって私は…!」


…現実にこんな生物がいるはずがない。

夢にしてはリアルすぎる。

ロウさんの言っていることは、きっと本当のことだろう。


どうすればここから出られるの?

▽私を襲ってきたアレはなんなの?

‪✕‬もう大丈夫



『この世界に散らばった走馬灯の欠片を集めれば良いのです。』


ロウさん曰く、意識を失う直前に見た走馬灯はいくつかに割れて、この世界に散らばるのだという。



▽走馬灯の欠片

完成した走馬灯の数によってエンディングや選択肢の数が変化します。

ある程度集めると選択する機会が与えられるので、彼女にとっての”良い選択”をしてあげてください。

これは彼女の人生ですから。



『集めた走馬灯を見た上で、あなたには、生きるか、死ぬか、ここに残るかの選択をしていただきます。』

「残ることも出来るの?」

『もちろん!それも大事な選択肢のひとつですから。 その選択を果たすためにあなたを導き、守るのが、案内人である私の役割です』


だからアイツから守ってくれたのか。


私を襲ってきたアレはなんなの?

‪✕‬もう大丈夫



『あぁ、彼女はですよ。ここは生死の狭間ですから…多くの死があなたの命を奪おうと襲いかかってくるんです。』

「死…?」

『えぇ、死に襲われると、選択する間もなく死んでしまいます。』

『けれど、私が居ればもう安心!先程も言いましたが、私の仕事はあなたを守ることですので。』


もう大丈夫



『それなら良かった!お役に立てて嬉しいです。』


『さて、ゆっくりできたことですし、早速走馬灯を探しに行きましょうか。』

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