テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
とても良く晴れた日。太陽が容赦なくチリチリと熱を伝えてくる。窓を空けているのにも関わらず容赦なくこちらの体温を上げてくる。額に汗が滲み、エアコンを付けるかどうか迷っていた
数年前まではエアコンがなくとも行動出来たのに今ではそれが出来なくなっている 。……少し残念だ…
日帝「……暑いな」
汗が滝のように流れ、さすがの暑さに音を上げる
日本「日帝さん。風鈴を飾りたいのは分かりますけど流石にこの暑さです。エアコンを付けないと死にますよ」
半袖短パンをきた日本がかき氷を作りながら言う。確かにこの暑さだ。しばらくしたら熱中症になってしまうだろう
日帝「今年は…風鈴の音を聞けないか…」
空「窓辺に飾って扇風機を向けたらいいんじゃない?」
ブルーハワイのかき氷を口に頬張っている空が提案をしてきた
それをしたら必ず風鈴の音を聞けるだろう
だが…せっかくなら自然の風で音を奏でたいと少し思ってしまった。今回ばかりは仕方ない
諦めてエアコンを付ける
日本「涼しいです〜!」
海「……陸。シャワーを浴びてきた方がいい」
日帝「?なんでだ」
海「それは…」
海が言いかけた瞬間庭の障子が勢いよく開く
アメリカ「暑いね〜日帝chan!」
相変わらずバカデカい声が辺りに響く
イギリス「煩いですよ。もう少し静かに入れないんですか?」
ナチス「……これって不法侵入じゃないか?」
日帝「……先輩以外帰れ」
アメリカ「よう!日帝chan!そんな事言わない…で…」
米国は俺を見るなり、急に固まりだした。他の国もだ
日帝「?急にどうした?」
イギリス「……日帝さん。とりあえずこれ羽織っといてください」
英国からジャケットを被された
暑いし普通に邪魔なのだが…
アメリカ「…スーーッ……これって誘ってる?」
日帝「?」
ナチス「日帝…服が…」
日帝「服がどうしたんですか?」
なぜか知らないが皆急に赤面になりながらこちらを見ているわけがわからないのだが
日本「日帝さん…シャワー浴びるか服を着替えてください」
日帝「そんなに汗臭かったか?」
空「そういうことじゃなくてね…」
アメリカ「別に俺はそのままでも構わないぜ!」
海「喋るな貴様に聞いていない」
日本「…日帝さん着替えましょうか…」
日帝「……?分かった」
そのまま日本に連れられ部屋を後にする
イギリス「……服…透けてましたね」
ナチス「あれで気づいていないって…無防備にも程があるだろう…」
空「次からは透けない服にしよう…」
そう心に決める空と海なのであった
日本「お待たせしました!」
日本と日帝が部屋に戻ってくる。
日帝は先ほどのワイシャツではなく、通気性のよい着物を身につけていた。軽やかで動きやすそうだ。
日帝「別に…着替えなくてもよかったと思うが……」
日本「汗かいたままでは風邪をひきますからね」
日本はそう言い日帝をたしなめる。
アメリカ「……悪くねえな」
イギリス「そうですね」
二国の国は相変わらず日帝のことにしか興味がないようで……いつの間にか部屋に国が来ていることにも気づかなかった
空「なんか…増えてない?」
海「誰もツッコまないから何も言わなかったがいつの間にか密集してるな」
フランス「だってよブリカス。さっさと帰って」
イギリス「貴方でしょう勝手に入ってきたのは」
日帝「それを言ったらほぼ全員不法侵入だろ」
フィンランド「……チャイムは鳴らしたが部屋から音がするのに誰も出ず、この暑さで参ってしまった。仕方ないから庭から入った」
イタ王「ioもなんね!」
日帝「まあ…二人はいいや」
アメリカ「だからさっきから暑いのか」
日本「かき氷いりますか?皆さんの分作りましたけど……」
ナチス「日帝の弟は本当に有能だな…どっかのクソ野郎も見習ってほしいものだ」
ソ連「おい、テメエ。それ俺に言ってんのか?」
ナチス「俺はひと言もお前の名前を出していない。それなのに反応するなんてまるで自覚があるようだな…」
ソ連「そのムカつく面鎌で引き裂いてやろうか?」
ナチス「これだから共産主義は…武力行使しか脳みそにないのか?」
ソ連「いいぜ、その喧嘩買う」
日帝「喧嘩しないでくれるか?ただでさえ人数が多くて困ってる…」
ナチス「すまない、日帝」
日帝「分かればいいんですよ」
ソ連「…なんでそんな奴を先輩と慕うのか(ボソッ」
日本「かき氷何味がいいですか?」
少し気まずい空気を出すソ連と先輩の間に日本が割ってはいる
ナチス「どんな味があるんだ?」
日本「定番な物なら大体ありますよ。」
ナチス「……おすすめで」
ソ連「俺も…」
日本「わかりました!」
少しだが空気が和んだ気がする。さすがは日本だな
アメリカ「Japan〜!かき氷くれ!」
日本「はいはい、今渡すのでちょっと待ってください」
いつの間にか皆で美味しくかき氷を食べていた
アメリカ「暑い日に食べるかき氷は格別だな!!」
日本「そうですね」
イギリス「……暑いですね」
フランス「…エアコンの温度下げない?」
日帝「我が家のエアコンの温度は27度。それ以上は下げない」
フランス「マジで…」
アメリカ「そんなことより、暑いんだが!!全然かき氷食べても涼しくならない!!」
空「ならアレをやる?」
海「いいな、そうしよう」
アメリカ「?アレってなんだ?」
日本「私たち代々の伝統みたいなやつですよ」
日帝「伝統なのか?」
日本「恒例行事ですよ」
フィンランド「……」
フィンランドがいち早く察し、アメリカから距離を置く
その様子に違和感を覚えたのかイギリスも離れる
アメリカ「……なんで皆俺から離れるんだ?」
イタ王「何が起こるんね?」
ナチス「静かにしろ…じきに分かることだ」
アメリカ「?」
フランス「僕…帰ろうかな」
イギリス「ビビリ過ぎですよ、列強が情けない」
フランス「うっさいブリカス」
イギリス「事実を申したまでです」
海「電気消すぞ」
日本「襖も閉めますね」
襖を閉めた瞬間、先ほどの明るい雰囲気から一気に不気味な空気に包まれた
アメリカ「この家…こんなにも暗かったか?」
日本「いつもは電気つけて、襖開けてますからね〜」
空「さて始めようか」
空が蝋燭を持ちながら、不敵な笑みを浮かべる。気持ちは分からなくもない…あの憎い米国の情けない姿をみることができるからな
空「うちの家は代々、一年に数回こうした暑い日に怖い話をして暑さを紛らわすんだよ」
アメリカ「……え?」
ようやく自分の置かれた立場に理解したのか米国の顔がみるみる青白くなっている
アメリカ「嫌だアァ!!」
ソ連「これは最高だな」
海「ここで逃げようなんて考えないよな?」
空「陸に幻滅されてもいいの?」
アメリカ「それは絶対駄目だ!」
海「よし、じゃあ始めようか…他の奴らも異論はないな」
イタ王「……(今すぐ逃げたいけど日帝に幻滅されるなんて絶っっ対嫌なんね)」
日帝「面白くなってきたな」
日本「私たちだけでやっても誰も怖がらないですからね」
空「じゃあ最初は僕が話すよ…これはね……」
次回に続く
コメント
3件

続きを楽しみにしてます。どんな話が来るか気になります!!

第22話読み終えたわ!恒例行事っていうタイトル通り、かき氷から一転して怖い話の流れになる展開が最高だった。アメリカが毎回こうやってビビらされるの、あるあるすぎて笑う。韓国やイギリスが察して距離置くところとか、各国のキャラの違いがしっかり出てて楽しい。次回の怪談話、めっちゃ気になる🔥
ライチジャム
613
#カンヒュ
ライチジャム
479
ライチジャム
88