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#あべさく
もずくぷりん
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愛月☆
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junp_Sn-Fk.
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夏休み最後の週。
午前練習を終えた照は、タオルで髪を拭きながら体育館を出た。
「照、帰るぞ」
部員が声をかける。
💛「先帰ってて」
「また保健室?」
💛「氷返しに」
「はいはい」
笑われながら手を振られる。
照はアイスバッグを持って保健室へ向かった。
────────
コンコン。
💜「どうぞ」
💛「失礼します」
深澤は机に向かって書類を書いていた。
照を見ると顔を上げる。
💜「ありがとう」
アイスバッグを受け取り、中を確認する。
💜「ちゃんと乾かしてくれたんだ」
💛「そのまま返すの嫌だったんで」
💜「助かる」
深澤は棚へ片付けると、再び机へ戻った。
照は帰ろうとして、そのまま立ち止まる。
💜「どうした?」
💛「……いや」
言葉が出てこない。
帰るつもりだったのに、足が動かなかった。
💜「時間あるなら座ってく?」
照は小さく頷いた。
────────
保健室には扇風機の風だけが流れていた。
深澤は仕事を続けている。
照はぼんやり外を眺めていた。
「失礼します」
一年生の女子が入ってくる。
「先生、この前のお礼言いたくて」
手には小さな袋。
💜「ん?」
「大会で熱中症になった時、ありがとうございました」
💜「元気になったならよかった」
「これ、お母さんがお菓子どうぞって」
深澤は困ったように笑う。
💜「気持ちだけ受け取るって伝えてくれる?」
💜「学校では受け取れない決まりだから」
「あっ……そうでした」
女子生徒は少し恥ずかしそうに笑った。
「でも本当にありがとうございました!」
💜「こちらこそ」
女子生徒は手を振って帰っていく。
────────
照はその様子を黙って見ていた。
💛「断るんですね」
💜「ルールだから」
💛「でも、あの子残念そうでした」
💜「だから気持ちだけちゃんと受け取った」
深澤は笑う。
💜「『ありがとう』だけで十分だよ」
照は何も言わなかった。
ただ、その言葉が頭に残った。
────────
帰り道。
昇降口で靴を履いていると、部員が話しかけてきた。
「照、今日も保健室?」
💛「うん」
「好きだなぁ、あそこ」
💛「静かだから」
「いやいや」
部員は笑いながら言う。
「静かな場所なら図書室でもいいじゃん」
照は返事に困る。
図書室でもいい。
そう言われれば、その通りだ。
なのに。
自分が向かうのは、いつも保健室だった。
────────
家に帰ってからも、その言葉が引っ掛かっていた。
『静かだから』
本当に、それだけだろうか。
ベッドへ寝転び、天井を見つめる。
今日、深澤が笑った顔。
一年生に向ける優しい声。
「ありがとうだけで十分だよ」
その言葉が何度も浮かんでは消える。
照は小さく息を吐いた。
💛「……なんなんだろ」
誰に聞かせるでもない独り言が、静かな部屋に溶けていった。
コメント
5件
終わり方、次の話を気にさせる(?)終わり方で凄すぎる✨ うちもこんなふうにノベルで上手く作れるようになりたい…! 尊敬する!!

お話の続きが気になって気になって笑😆 ひかる本人より周りの人の方が わかっていそうですね🥰 深澤先生は特別に思っているのかな🤔
ふわぁ…第14話、読んじゃったよ〜〜😭💕 照くん、自分でも気づき始めてるんだね、保健室に行く理由が「静かだから」だけじゃないって。深澤先生が「ありがとうだけで十分だよ」って言ったあのシーン、すごく優しくて胸がぎゅってなったっ…!照くんがベッドで天井見ながら「なんなんだろ」ってつぶやくのも、もう完全に恋の予感じゃんか…!このゆっくり自覚していく感じ、たまらんのよ🌸✨続きが気になりすぎて夜しか眠れないかも🤭💕