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うぇーい
(夕方。万事屋の屋根の上。前回の続き)
神楽「左京、マジで空気読めないアル!」
左京「……呼ばれたから来ただけだ。」
銀時「もういい!降りろ!ってかお前そこ足場危――」
(ギシッ――バキッ‼︎)
彩音「え?」
全員「あ。」
(ズザァァァァァァァ‼︎)
新八「彩音さーーーん‼︎‼︎‼︎」
銀時「バカヤロォォォォォ‼︎‼︎」
(場面転換・万事屋室内。彩音は布団で寝かされている)
神楽「……生きてるアル?」
彩音(目閉じたまま)「……あー……天国ってこんなに騒がしいのか……」
新八「まだ死んでませんから‼︎」
銀時「ったく、バカが。お前まで左京に釣られて落ちるとはな。」
彩音(目開けて)「……アンタのせいでもあるけどね?」
銀時「オレ!? なんでだよ!」
彩音「あんたが“降りろ”って言ったからバランス崩したんだよ。」
神楽「つまり銀ちゃんが犯人アル。」
新八「確定ですね。」
銀時「違う‼︎完全に事故‼︎完全に物理法則のせい‼︎」
(左京が入ってくる)
左京「……彩音、すまなかった。」
銀時「お、珍しく謝罪きたぞ!」
神楽「でも空気読めなかったのは事実アル。」
左京「…………。」
新八「あ、ちょっと黙り込んだ!地味に傷ついてる!」
(しばらく沈黙。彩音が笑う)
彩音「……あんたら、本当に騒がしいね。」
銀時「そりゃあ、仲間が落っこちたら焦るに決まってんだろ。」
神楽「銀ちゃん、焦りすぎて“あの銀魂”のロゴ引きちぎってたアル。」
新八「ロゴって何の話してんの⁉︎」
銀時「メタに逃げんな‼︎」
神楽「いや銀ちゃんがやったアル!」
(少し落ち着いた空気。彩音が布団の中で呟く)
彩音「……あー、でもさ。こういう時……なんか落ち着くな。」
銀時「ん?」
彩音「“守られてる”感じ、久々にした。」
(静かに微笑む)
新八「……彩音さん……」
神楽「……シリアス入ったアル」
銀時(そっと)「おいおい、また泣かせる展開かよ……オレそういうの弱いんだって……」
神楽(ニヤリ)「じゃあ、銀ちゃんが看病係アルね。」
銀時「は?なんでだよ‼︎」
新八「だって銀さん、さっき“守られてる”とか言われてちょっと顔赤くなってましたもんね?」
銀時「してねぇ‼︎‼︎‼︎」
彩音(半笑い)「……うわ、顔真っ赤。」
銀時「してねぇぇぇぇぇ‼︎‼︎」
(その夜)
銀時(布団の隣で)「……ま、たまにはこうして休め。お前、働きすぎなんだよ。」
彩音(寝ぼけ声で)「……あんたも……ね。」
銀時「……おう。」
(静かなBGM。外では神楽と新八がひそひそ話)
神楽「あれ、完全にイチャイチャしてるアルね。」
新八「いや、静かに見守っておこうよ。」
神楽「銀ちゃんが看病って……次回、絶対なんかやらかすアルよ。」
新八「タイトル予告:“看病回、まさかの風邪感染”とかでしょ。」
新八…いいとこつくねぇ
そーだよ!次回銀さん風邪ひくよ!