『村で…』
ヒミコ「どこの世界も似たようなものね
。」・立ち止まって周りを見た
バウロ「ほう。犬もチラほら居るでは
ないか。」・ヒミコの足首を無意識に
触った
ヒミコ「・・・・・。」・バウロを
にらみつけた
バウロ「ごめんなさい…。」・ヒミコに
謝った
ワルサ「はぁ、はぁ…。やっと…、
追いついた…(疲)。」・村の出入口で
うなだれた
ヒミコ「あら。ワルサじゃない。
どうしたの?」・その方を見た
ワルサ「どうしたの?ではないわ!
酔ったオレを置き去りにしおって(怒)
!」・ヒミコに不満を言った
ヒミコ「オトナなんだから、ひとりで
大丈夫でしょ。」
ワルサ「しかし、だな…。」
ヒミコ「こうして来られたんだし、
いいじゃない。それに、あなたと、
いつまでも居る気は、ないわよ。」
ワルサ「くっ…。」
バウロ「ヒミ。そろそろ村の中を…。
」・その方に言った
ヒミコ「そうね。見て回りましょ。」・
歩き出した
『村の中を歩くヒミコたち…』
ヒミコ「よくよく見ると、犬たちは、
二足歩行なのね。」・周りを見ながら
言った
バウロ「ふむ。確かに…。」・ヒミコに
同じ
ワルサ「こいつらに付いていけば、元の
世界に戻れるはず…。」・ヒミコの、
うしろを歩いている
ヒミコ「バウロ。あんたの居た惑星じゃ
ないわよね?」・その方に訊いた
バウロ「違うぞい。空に惑星などは
なかった。」・ヒミコに答えた
ヒミコ「そう。なら、あの犬たちに
話しかけてきなさい。」・バウロに
指示を出した
バウロ「えっ!?なぜワシが(驚)!」
ヒミコ「別の惑星とはいえ、
犬同士でしょ。やってくれるわよね?
」・バウロを威圧した
バウロ「はい…。」・受け入れた
ワルサの心の声(そういうことか…。)
語り手「バウロは、近くの犬に
話しかけ 、そして、戻ってきた。」
ヒミコ「どうだった?」・バウロを
見ている
バウロ「この惑星の名は、ホンダマで、
空にあるのがナカダマじゃと。
それでな。ここの犬たちは、人と会話が
できるそうじゃ。ワシと同じジャな。
」・ヒミコに説明した
ヒミコ「じゃあ、やっぱり、あんたが
居た惑星じゃないの。」
バウロ「違うわい!ワシの居た惑星は、
イヌダマといって、科学技術が
発達した惑星じゃ!ここは、魔法が
主体の惑星じゃぞ(怒)!」
ヒミコ「あら。魔法が主体なの?私にも
使えるかしら(喜)。」・両手を
合わした
ワルサ「ふん。お前程度ではムリだ。
」・ヒミコに言った
ヒミコ「なんですって(怒)!?」・
手の平で火の玉を創り、ワルサを見た
バウロ「すでに、できておる(驚)。」
「ボォン!」
語り手「ヒミコは、ワルサに向かって
火の玉を投げた。」
ワルサ「・・・・・。」・黒コゲで
たたずんでいる
『酒場の席で…』
バウロ「おぬし。髪型を変えたのか?
」・ワルサの頭(アフロ)を見て言った
ワルサ「酒場に入った途端、
こうなったのだ。」・バウロに答えた
語り手「ワルサの頭は、時間差で
爆発した。」
ヒミコ「さて。どうしようかしらね。
魔法主体じゃ、バウロにワープ装置を
作らせるのも難しそうだし…(悩)。
」・ワルサの向かいに居る
「ヒュルン。」
語り手「ワルサの髪は、元に戻った。」
バウロ「ヒミ。酒場に入ったのはいいが
、 この世界のカネを持っておるのか?
」・ストローを持って、ヒミコを見た
ヒミコ「持ってないわよ。だから、
あんたが体で払いなさい。」・バウロに
言いながら、紅茶を飲んだ
バウロ「ボフッ!ワシがか(驚)!?
」・吹き出したあと、ヒミコを見た
ヒミコ「冗談よ。ユウキから少し、
もらっているわ。」・再び紅茶を飲んだ
バウロ「ふう…。ズズー…。」・
ホッとして、サイダーを飲んだ
ワルサ「カネなら奪えば、よかろう。
」・ コップの水を飲んだ
ヒミコ「初めての航海で、小さな犬に
吹き飛ばされたのは、誰だったかしら。
」・そう言って、ヒジをついた手に
アゴを乗せた
ワルサ「・・・・・。」・飲んだままの
姿勢で、固まっている
ヒミコ「ヘタレな、あなたにはムリよ。
やめておきなさい。」・ワルサに言った
ワルサ「ふん。できるところを見せれば
よいのだろう?」・立ち上がった
バウロ「おぬし…。」・ワルサを
止めようとした
ワルサ「おい!そこの犬!カネを…!
」・トイプードルふうの犬に言った
「クイッ。」
語り手「その犬は、ワルサの手を
ひねった。」
ワルサ「ぐっ…!」・痛い
バウロ「言い忘れておったが、犬たちの
中には、すさまじいチカラを持つ者が
おる。うかつに手を出すと…。」
ワルサ「なぜ、それを先に言わん(怒)
!?」・手をいたわりながら、バウロを
見た
バウロ「言おうとしたら、おぬしが
じゃな…(呆)。」
ヒミコ「そこの定員さん。おカネの
稼ぎ方を知らないかしら?」・その方に
話しかけた
語り手「ヒミコは、ワルサたちを
無視した。」
ワルサ「ほかに言ってないことは、
ないだろうな(怒)。」・バウロに
訊いた
バウロ「えと…。この世界では、通貨は
一律で、犬と人間の種族だけじゃ。
魔物はバカばっかりで、悪い考えを
持つ者は変になるとか。」・手帳を
見ながらワルサに答えた
ワルサ「変になる?」・聞き返した
バウロ「さぁ?」・ワルサを見た
ヒミコ「バウロ!ワルサ!行くわよ!
」・扉の前でバウロたちに言った
『草原を歩くヒミコたち…』
バウロ「どこへ行くのじゃ?」・前を
歩くヒミコに訊いた
ヒミコ「洞窟よ。普通に働いても
いいけど、アンタたちには、宝探しを
してもらうわ。」・バウロに答えた
ワルサ「ほほう。それは面白そうだな
(喜)。」・1番うしろを歩いている
ヒミコ「言っとくけど、他人のものを
盗ったらダメよ。あくまでも、洞窟や
廃墟にある宝。いいわね?」・ワルサに
言った
ワルサ「そんなもの。常識であろう。
」・横を向いた
ヒミコ「あら?言うじゃない。」
ワルサ「ん?」・ヒミコを見た
『洞窟の前で…』
ヒミコ「さっ、行ってらしゃい。」・
前に居るバウロたちに言った
バウロ「おぬしは、行かぬのか(驚)
!?」・ヒミコを見た
ヒミコ「私は魔法の練習があるから。
あとは、よろしくね。」・そういって
去ろうとする
バウロ「いやいや!洞窟は、
真っ暗なのだぞ!タイマツが、
なければ …(困)。」
ヒミコ「しょうがないわねぇ。私が
タイマツになってあげるわよ。」・
振り向きざまに、火の玉を出した
「ゴゴゴ…!!!」
語り手「火の玉が、すさまじいチカラで
、玉を維持している。」
ワルサ「なんだ!!この熱気は!!」・
あまりの熱さに、腕で顔をおおった
バウロ「ヒミ!いったん、その玉を
引っ込めるのじゃ!」・その方に言った
ヒミコ「どうしたのよ。」・火の玉を
引っ込めた
バウロ「ワルサ。見たか?」・ヒミコを
見ながら、その方に言った
ワルサ「あぁ。チラッとだがな。」・
隣のバウロに同じ
ヒミコ「何よ。もったいぶらないで、
早く言いなさい(怒)!」
バウロ「核融合しておった。」
ヒミコ「そんなわけないじゃない。
私が恒星を創ったとでもいうの?」
バウロ「そうなのじゃ、ヒミ。まさに、
恒星なのじゃ!名づけて、ヒミ玉!」
ヒミコ「バカらしい。これの、どこが
恒星よ(怒)!」・再び火の玉を出した
「ゴ〜…!!!」
語り手「ヒミ玉は、太陽のように
躍動している。」
ワルサ「おい、よせ!!この辺、一体が
吹き飛ぶ!!」・ヒミ玉を見て、
ひどく慌てた
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