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流血表現有り
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 そうこうしているうちに、第一次世界大戦が始まって、終わって、第二次世界大戦が始まった。
 あれは、本当に大変だったなぁ。
 1939年9月1日、ドイツ第三帝国がポーランドに侵攻した。それにより、我が国とイギリスはドイツ第三帝国に対して宣戦布告して、第二次世界大戦が始まった。
 第一次世界大戦でもイギリスとは協力して戦っていた。だから、その時に百年戦争以来で英厳と再会したけど、お仕事中だし、ちょっと恥ずかしいしで、まともな会話という会話は無かった。
 それから何度も攻防戦を繰り返した。
 そんなある日、1940年6月、ドイツ第三帝国の軍はパリを占領し、フランス政府は降伏をした。
これは、jeにとって、最悪最低な地獄とも呼べる日々の始まりだった。
 その日は、jeとご主人とヴィシー様の三人のアトリエに居た。
そんな時、ドイツ兵がjeの元に来た。
 「ご主人!ヴィシー様!逃げるよ!」
 そう叫んで二人の手を掴んだ。筈だった。
 ヴィシー様の叫び声と共に、ヴィシー様と繋いでいた方のヴィシー様の腕が、斬り落とされていた。
 「ナチス、お前!」
 憎悪でどうにかなりそうだった。
 「連れて行かなきゃ」
 ナチスはjeの声が聞こえていないみたいだった。その一言を残して、血がダラダラと漏れ出ているヴィシー様を引きずるようにして連れて行った。
 jeは、何もできなかった。他のドイツ兵を蹴散らして、ご主人を守るのに精一杯だった。
 「奥様、ごめん」
 天国に居る奥様になんて言い訳しようかな。守り切れなかった言い訳。