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コメント
2件
うわああああらんといるまのこのシーン、心臓ギュッてなったんですけど😭💕いるまが薬飲めないって気づくところ、らんの「なんでそんなに優しいの?」って問いかけに「俺はクズだよ」って返すのがもう…お互いの弱さをさらけ出して、最後に抱きしめる流れがエモすぎて泣いた。白玉くんさん、こんな繊細な感情を描けるのすごいです…!次話も楽しみにしてます🌸
※いいねありがとう。3桁まじ?
いるま視点
俺がなつ達を部屋から閉め出した後。
意外にも、先に声をだしたのはらんだった。
「なんで、来たの?」
「…なつにたまたま会って。なつが来いって言うから…」
「…そう」
らんは気まずさを隠すように、視線を逸らす。
しばらくして、らんがもう一度口を開く。
「薬なら、飲むから…出てっていいよ」
静かな、拒絶の笑顔。
この笑顔で、らんはどれだけのものを諦めてきたのだろうか。
それに…たぶん、
「なあ…らん。お前、薬飲める?」
らんがびくりと反応する。
その反応は、やはり、らんは薬を飲めない。
「なんで…わかったの…?」
「…いや、なんとなくだけど。お前サプリとか飲みそうなのに全く飲まねえだろ。エナドリはガブガブ飲むくせにさ。なんならサプリとか見たらちょっと嫌そうな顔させてたし。それに、この前…らんに薬飲ませようとした時、1人で全然飲まなかった」
「……なんでそんなによく見てんの…w」
らんは苦笑いをこぼす。
「誰でも分かんだろ、これくらい……で、なんで飲まねえの?」
少し躊躇ったが、ここで聞くしかない。
そう思い、俺はらんに近づく。
らんは押し黙る。
俺が待つ姿勢を続けると、らんが口を開いた。
「…いるま、なんで、そんなに優しいの?俺酷いこと言ったのに…」
「え…」
「ごめん、たぶん俺、いるまに甘えて…いるまの優しさにつけ込んで、あんなこと言った。こんな酷いリーダーで、ごめんなさい…」
そう言ってらんが俯く。
目には涙が溜まっている。
俺は声が出せなかった。
らんは一つ一つ言葉を紡ぐ。
「…本当の俺は、あんな酷い奴で…自分が醜くて…いやらしくて…何よりも自分のことが嫌いなの…」
「今もこんな…弱い自分が大っ嫌い…!」
らんの目から涙が溢れる。
俺は何をしたらいいのか、分からなかった。
かける言葉を探す。
らんが落ち着くまでじっと待つと、 口を開いた。
「らん…俺は優しくなんかねえよ……今も、こんならん目の前にして、何すればいいんか分かんねえ。…俺はクズだよ…」
俺は鳴らない喉を必死に鳴らす。
らんは少し驚いて俺を見た。
俺はらんの前に膝をつく。
「俺も、らんに酷いこと言った…ごめん。お前に俺のことなんか関係ねえのに。なんか、お前が俺みたいに見えて…」
らんは黙って耳を傾けてくれる。
「…らんは、すごいよ。会社と活動両立させて。リーダーちゃんとやって。夜も遅くまで編集して…みんな、らんは頑張ってる、むしろ頑張りすぎだって、思ってる。だからさ、…たまには、甘えてもいいんじゃねえの?」
「…でも、それは普通のこと、」
「普通じゃないし。それに、…仮に頑張ってなくてもさ。らんがいるってだけで、いいんだと思う。……別に、お前がいてもいなくても朝日は昇るし、世界は回る。でも、それは俺らも一緒なんやし」
ああ、もっとちゃんと話したいのに。
でもこれが限界。
俺は、らんを見上げる。
らんはまた目を潤ませる。
「…そう思ったら、ちょっと気楽にならん?」
「…いいの?俺は、…そのままで 」
「うん。いいよ」
俺は間髪入れずに言った。
「…いるまぁ…」
すると、涙をこぼすと同時に抱きついてきた。
俺はらんの背中をさする。
らんは今までの我慢を全て吐き出すかのように泣き続けた。