……
いつ私の容態が異変してもいいように
日記を作っておこう _
〔11月14日〕
玲花と初めて話した日
話してるうちに仲良くなれて
玲花は良い人だなぁと感じた
同い年なことには驚いたけど、笑
〔6月1日〕
外出許可が出て
私が行きたいところに玲花と一緒に行った日
私にとって大切で忘れられない日になった。
玲花、ありがとう。
……
その後も日記を書く手を止まらせなかった
玲花がいないところで…だけどね、
…最期にメッセージだけ書いておこう.
〝玲花へ _〟
…..
梅雨の時期…ということもあり
土砂降りの日があった。
その日はずっと病室でのんびりしていたけど__
「っ_“ぁ、。」
『希 、っ!?』
希の容態が急変した。
すぐにナースコールを押し
担当のナースさんとお医者さんが希の元に.
『希 _、!!しっかりして、!!』
私を置いてかないで 、
私をひとりにしないで…、
神様にひたすらお祈りをした
〝どうか、助かりますように〟
{数分後}
6月11日14時34分
希は,息を引き取った。
『のぞ…、み…』
その日は自分のベッドで泣き続けた
ショックが大きかった
『ごめん,.私のせいで_』
ひたすら自分を恨んだ
私のお祈りが…
〝神様〟には届かなかった。
『、日記、?』
希の机の上に日記があった
『、っ、』
私との思い出を記していた。
そして最後のページに
〝玲花へ。
この日記を見つけた頃には
多分私が先に逝ったよね
玲花との思い出はずっっと忘れないよ。
玲花 、 愛してる.〟
そんなメッセージがあった.
『…、私も…愛してるよ。希』
–end
コメント
7件
うわぁ、、、 もう尊敬です。 泣けてきた(ガチで) もう最初の日記を書くことにしたから好きだもん(? 発想がすごすぎて。 で、最後にメッセージ残すのもすごく好き。 最終的にあぁなっちゃったのも すごい悲しかった。ていうか まじでドラマみたい。 え、こういう小説書く系の 仕事とか向いてそうほんと。
え辛ぁ…途中から気づいてたけど愛されたいとかそういうことで重い愛あったけどそれが病気のせいで諦めなきゃいけなくなるの辛ぁ…((読めた