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授業のチャイムが鳴っても帰ってこなかった。クラスのみんなは、「アイツと一緒にいるだけで嫌」とか「あんな奴さっさと居なくなればいいのにな」とか言っていた。俺はそれを黙って聞いていた。授業が終わってもクラスは日本の悪口でいっぱいだった。あまりいい空気とは言えなかった。そして放課後になりみんな下校した。俺たち常任理事国もそれぞれの帰路に着いたあと、俺は忘れ物をしたことに気づいて学校に戻った。
学校に着いて自分のクラスに入って忘れ物を探した。「お,あったあった。」と、言いながらそれを机の中から取り出した。そしてそれを無造作にカバンの中に入れて帰ろうと教室を出ようとした時に誰かが入ってきた。
俺はソイツと目が合った。「あ、、、アメリカさん?」 ソイツは日本だった。「あ、あの、、、私荷物を取りに来ただけですので荷物を取ったら直ぐにここから出ますので」と日本は言っていた。その時の俺は驚いて固まっていた。
しばらく日本は自分の荷物をカバンいっぱいに詰めていた。もう荷物を詰め終わったから鞄を背負っていた。「…では私はもう出ますのでアメリカさんも遅くないうちに帰ってください。」そう言って日本は教室を出ようとした所を俺が腕を掴んで止めた。「あ、アメリカさん?」と日本も驚いているようだった。俺は日本に「なんで、なんであんなことをしたんだ!」と日本に怒鳴りつけるように言った。日本はしばらく黙っていたけど口を開いて「、、、私はそんなことしてません。」と言った。俺は日本が平気で嘘をつくような奴だと知って失望した。「は?お前何言ってんだよ、こっちには証拠だってあるのにまだ虐めてないって言えるのか?そうかそうかお前は,そんな平気で嘘をついて、女の子に暴行を加えたりする奴だったんだな。」と日本を投げつけるように掴んでいた腕を話して、「もういい、お前なんか友達じゃない、さっさと居なくなればいい」と言ってその場を後にした。アイツは何か言っていたけど、今はあんな奴の声なんか聞きたくないと思って家に帰った。