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【ガイターバーグとアグマドル】
ガイターバーグ視点
「兄さぁーん!さっきの怪獣、美味しかったわよ〜♡」
「なんだ〜?今日も変なもん、食って来たのかぁ。この野郎がぁ〜♡」
今日も今日とて、仲良し。それでこそ、私たち。
「兄さんさー?なんで、そんな姿になったの?」
昔は私と似た感じだった。
「ふ、俺は熱いのが好きなんだよ。」
笑いながら私の頭を撫でた。私はこれが大好きだ。それは何時までも変わらない。
「まっ、私はどんな兄さんでも、イケメンだから良いけどな?」
「ああ、知ってる。さてさてぇ、また今日も破壊し尽くすかぁっ!!!」
「何それ、最高ぉっ!!!」
いつもと変わらない日常だった。
あれから封印されて目覚めるまでは
初めてだ、兄さんが私を睨むのが。普段なら有り得ない、あの時の紫色の変なのを吸ったせいで私や兄さんはおかしくなった。望んでないのにお互いを傷付け合って睨み合って。こんな事、ほんとはしたくないのに、紫色の変なののせいで身体が勝手に動く。兄さんを『殺せ』って、言ってくる。
「………兄さん、、、ごめん、、。」
その言葉がやっと出たのが兄さんがクソトカゲに殺られた時だった。
悲しい、
でも、泣けなかった
泣きたかったけど、
やっぱり、何も出来なかった
死ぬ前に兄さんがこっちを見てた、目が合った、笑った、凄く優しい目で、そして死んだ。
私は目の前で最愛の兄を殺されたのに、そんな奴を手助けしてたんだよな、最低だな、私。
それでもきっと、兄さんは私を怒らない
兄さんは死んだ、でも兄さんは私の心の中で生き続ける。私が忘れない限り。そして、私ももう直ぐ死ぬ。
待っててね、兄さん。
どんな時でも私の中には『兄さん』が居て兄さんの中に『私』が居る。例えどうなろうとも兄さんの中には『私』が居る私の中にも『兄さん』が居るから
【何時でも、何処でも】
END