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「もう、終わりでいいかな」
私――小豆沢こはねは、生きることに嫌気が差していた。
Vivid BAD SQUADを組んで、皆で歌って、変われたと思ったんだけどな。
辛い時も、苦しい時も、感情を押し殺すように笑顔を作って、誰かのためだけに生きる。
こんな人生――いらない。
気がつくと私の右手には、いつもカッターがあった。
この時間だけは、安心できる。
腕にあるこの傷だけは、裏切らないでいてくれる。
「………。」
部屋の中でじっとしていても、気分転換にはならない。
「練習の準備でもしておこう。」
だから、数時間後にある練習のことだけ考えた。
主「やばい ノベル緊張する…!見てくれてありがとうございました!」