ラヴィス「…はぁはぁか、体が、、痛い」
しばらく気絶していたのか。
痛みで目を開ける。全身殴られて…
すると横たわる私の前に同じくマリアルも横たわっていた。
ラヴィス「マリ、、ア、ル…!い、生きて…る?」
耐え難い痛みの中、出来る限り彼女の名前を呼ぶが。ピクリとも動かない…。
が、しばらくすると起き上がる。
ラヴィス「…!ま、マリアっ、ル!…は、わ、私、もう、動け、、そうに、、なく、って…」
マリアル「……な、何が起きて…」
ラヴィス「マ、」
だ、だめ、、、もう、、無理な気、、が。。
マリアル「はっ!」
わ、私、、生きてる!?
ちょっとの間気絶してたのかも…。
とにかく、こんなところに居てられない。
私は、ドアを開けて廊下へ出た。
逃げなきゃ!!って、もう夕方…?
窓には夕陽が差し掛かっていた。
一刻も早く、ヴァンパイアのいない場所に行かないと!見つかっちゃう。
そして何とかバレることなく外に出ることに成功した。
どこへ着くかも分からない森の中へ入る。
はぁ、、、ずっと走ってるけど、ずっと森じゃない!
来た道なんて覚えてない!
どうすれ、、ば、、、。
私は死んでしまう運命なの?だ、誰か…っ!
???「んー?何かしら?貴方、そんなに急いで、一体どうしたの」
誰だろう。とにかく助けてって言わなきゃ!!死んでしまう!
マリアル「あぁ、助けて!助けて!」
???「まぁ、初対面の相手に何と無礼な。まぁ、その状況、大変面白そうねぇ。付き合ってあげなくもないわ?どう?こんなところで、命が惜しいと思わない?」
マリアル「あぁ、救世主よ、どうか!!!」
???「そこまで言うのなら…仕方がない…手を貸してあげる。契約しましょう」
マリアル「け、契約…?」
アドラスタ「私様(わたくしさま)は、ソロモン72柱の第63柱、アンドラス。仲間からはアドラスタとも呼ばれているわ。是非そちらで呼んでくださる?」
マリアル「ややこしいわね…」
アドラスタ「ソロモン72柱だとバレてしまえば、厄介ごとが増えるの。狙われたりね。
それを避けて殆どが仮の名で名乗っている場合が多いわ。まぁ、一部にはそんな事はどうでもいいとか、隠す気がない子もいるのだけれど」
マリアル「そーなのね」
アドラスタ「これからは、、拠点探しに歩き回りましょう」
マリアル「えぇ、私はこれからの私は正義の天使」
アドラスタ「うふふ、楽しみねぇ」
カヤト「せんま」
柚未「アンタの住んでたところが凄かっただけなんだからね!」
イザヤ「ご飯とかは、買うお金ないからいっつもバレないように盗んでるんだ」
カヤト「ワルだな〜」
柚未「ところでカヤト〜。お金ある〜?」
カヤト「ある訳ねぇだろ」
柚未「残念だね、イザヤ」
カヤト「都合のいい道具じゃねーんだから」
柚未「ていうかさ〜1回バレてまずいことになってるんだよっ!」
イザヤ「あれか…」
柚未「ほんとさいあっく!!イザヤが悪いんだからね!!!!イザヤがヘマしなかったら良かったのに!!!」
イザヤ「ごめんって!それって前のことじゃん…」
柚未「いいえ?関係ありませんが?逃げる時に転んじゃったし!お前のこと殺してやろうかと思ったわ!ここ最近悪いことばっか!もう最悪、最底辺!!カヤトはいいよね!?起きたら支度してくれる人がいてさぁ?」
カヤト「なんで俺に飛び火すんだよ、2人だけの揉め事じゃねえのかよ。何?お前生理?」
柚未「そーですよ〜〜。もう、だから何?イザヤが無能すぎて上手くいってないの!足引っ張ってるの!ADHDなんじゃない???お風呂にも入れてないよ〜!」
カヤト「うわ、きったね。お前生理だろ?下とか臭そー」
柚未「はぁ?お前だって風呂入ったってどうせまともに洗えてねぇんだろうな?こことかさァ!!」
カヤト「あっぶな!蹴ってくんなよッ!」
柚未「どうせ粗末なんだろうな〜。アハハハッ!想像するだけでウケるね?」
カヤト「あんま調子乗んなよ?」
カヤトは柚未の襟をガシッと掴む。
柚未「きゃーーっ!図星なんだ〜っ♡だからモテないんじゃないの?告られもしないしさぁ?良いとこないね〜!」
イザヤ「ちょ、ちょっと!カヤトやめてやめて!暴力やめてって、」
カヤト「胸デケーからってだけで調子乗りやがって。それぐらいしか取り柄ねーんだよお前さぁ?」
柚未「胸以外にも気を遣ってますぅ〜メイクとか、パックだって!」
カヤト「へぇ。いつ?」
柚未「え、そんなの昨日も、毎日してますぅ〜ここに住む前だってしてたし!」
カヤト「それ誰の金だよ」
柚未「…」
カヤトに問われると柚未はぽかんとした様子で固まった。
イザヤ「え、そうなの?」
カヤト「何でよく一緒にいるお前が知らねえんだよ」
イザヤ「興味ないもん」
柚未「少しは興味持ちな?女は顔が命なんだから!」
カヤト「顔以外にもあるだろ。
柚未「どうせ乳とケツでしょぉ?ったく、カヤトったらそういうところしか見てないんだから〜っ」
カヤト「あは、バレた?」
イザヤ「……」
ここにいる俺の気持ちも考えて〜〜!!!!
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