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「なんで知ってるの…?」
僕が『心の声』を聞くことができることを。僕はこのことを潤也にしか教えていなかったはずだ。潤也が夜桜さんに教えたのならまだしも、真白が知るはずがない。なんでだ…?
「拓馬くん…私達さ…昔会ったことがあるんだよ?」
「え?」
「全部話さなきゃだね…」と、真白は言った。
ここからは、僕も全く記憶のない過去の話だった。僕が真白に目を惹かれた理由。それもわかった。今から告げられる事実が僕のこれからの人生の基準となってしまうこと。僕は何も知らずに踏み入れてしまった。引き返すことのできない真実へと…