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#復讐
すっこ
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「先生」
片づけを終えた佑里香先生に声をかけた。「ねえ、お風呂一緒に入らない? 昔みたいに」
「え!?」
先生は驚いた顔をしている。若干引きつった顔というか、なんというか。
小学1年生の時は先生が時々僕と一緒にお風呂に入ってくれたんだ。
いい思い出だ。あの時僕が目のやり場に困っていたことは、先生には内緒だけれど。
「あ、いや、その……夫婦継続してもいいって言ってくれたから、背中流してあげようと思って……だめだった?」
「だ、だめというか……その、恥ずかしいから夫婦でもお風呂は別にしたいかな。私、折り紙で働いているから、汗いっぱいかいているし、臭いとか気になるし……」
「ぜんっっっぜん大丈夫だよ! 先生いい匂いするもん!」
「私が嫌なのッ」
「どうしてもだめ?」
「どうしても」
「……わかった。じゃあ、諦める」
ごり押しは良くないよね。残念だけど引き下がろう。
あーあ。先生とお風呂入りたかったな……。
「じゃ、お風呂は諦める分、添い寝はしてね」
「え!?」
「夫婦なんだからいいよね? じゃ、そういうことで。お風呂先に入ってね。僕は後からでいいから」
言いたいことだけ言って僕は部屋に引っ込んだ。はー。心臓がバクバクしている。夫婦といえど本物じゃないし、偽装ってバレた今となってはなんの効力もないけれど。
こんな時、潤ならどうするのかな。
佑里香、って囁いて強引にエッチする流れに持って行くのかな。
想像したけれど、僕にはできそうになかった。
もし先生が嫌がったりしたらって思うと、踏み込めない。
結局勇気が出せない臆病者なんだ。
だから、変わらなきゃ。
本気で先生と結婚したいなら、彼女に認められるような男にならなきゃ。
先生を守って、愛して、ずっと好きでい続けてもらえるような、そんな男に。
やるしかないんだ。
努力あるのみ!
「お風呂ありがとう。お先でした」
暫く考え事をしていたら、部屋の外から先生の声がした。
湯上り美人の先生がすぐそこにいる……!
このシチュエーションがもうやばい――慌てて首を振った。
添い寝を希望したが…耐えるんだ!
欲情して手を出したりしたら、とんでもないことになる!
先生が僕を信用してくれたんだ。オオカミになってはいけない。僕は羊……そう、羊だ! 人畜無害の羊になればいい。
でも、シチュボのように本当は肉食になって先生を食べたい!
煩悩を発散する方法をちゃんと考えなきゃ。
肉食獣にはならないぞ!
意を決して部屋の外に出ると、パジャマ姿の先生がそこにいた。
それだけで僕は理性を押さえるのに必死にならざるを得ない。
このまま半年以上耐えなきゃならないのか……!?
前途多難な気がする、先生公認の偽装夫婦生活の始まりが幕を開けた。
コメント
1件
あー、もう、はる。めっちゃもどかしい!!(笑) 主人公の「先生とお風呂入りたい→ダメ→じゃあ添い寝は?」って流れ、小学生の頃の思い出出してくるズルさと、結局踏み込めない純情さのギャップがたまらんわ。 「羊になる」って自分に言い聞かせてるのに、脳内では肉食獣モード全開なの、めちゃくちゃわかるし応援したくなる。 先生の「私が嫌なのッ」のツッコミも好き。この絶妙な距離感、続きが気になる🔥