vlt/knt.hbr
――――――――――――――――
ひばがカラオケに行きたいとか言って
しかも夕方に。大好きな彼女の願いは彼氏が叶えないとと、仕方なく予約を済ませ店へ向かう。そこは都会の中でも静かであろうカラオケ店。入店するとホストクラブのような雰囲気でシャンデリアが大きく目立つ。予約を取っていたおかげで早く通してもらえた。もう夕方なのであまり出来ないと思うが、少しの時間でもひばと楽しみたいと思う。だがその筈
――――――――――
雲「〜〜〜♪、〜!」
奏「……」
雲「いや〜歌うのってやっぱ楽しいわ」
奏「そう?ひばは歌が上手いから、いっつも楽しそう」
雲「そうやね〜、なんか腹減ってきたわ」
奏「夜ご飯どうするの?」
雲「ラーメン屋でも行けばいいんじゃね?」
奏「まぁ今日くらいはいいか」
雲「奏斗はなにか食うか?」
奏「僕〜は、特に無いけど…」
雲「じゃあ俺ポテトでも食お〜」
――
最近ワイン飲んでないし頼もうかな…
―――
奏「ひば、」
雲「ん?」
奏「ワインお願い」
雲「お前〜、酔うなよ?」
奏「ひばには言われたく無い」
雲「そうじゃん?」
奏「…w」
雲「(電話)」
――
店「失礼します、こちらどうぞ」
雲「ありがとうございます」
奏「ありがとうございます」
雲「ん、美味い」
奏「店のポテトってどこでも美味いよな」
雲「そうやね、」
奏「グビッ」
雲「……」
奏「…ん?どうかした?ひば」
雲「あ、いや」
――
歌い始めて約4時間。カラオケにいるといつの間にか時間が経っており、外はもう暗い。現在の時刻は7時。ひばはまだ歌う体力があるみたい。喉が枯れないか心配だ。もうそろそろ帰ろうかと、頭の隅に思い始めた頃、ひばはある言葉を口に出す。
――
雲「奏斗」
奏「なに?」
雲「…ワイン飲みたい」
奏「え、ひばはすぐ酔うからやめといたら?」
雲「お願い‼︎」
奏「ひばはだって…30分で顔赤くなって寝るじゃん」
雲「いやッ、飲んで帰る」
奏「やめて。風呂とか入れんのめんどい」
雲「風呂はいい」
奏「ちなみにこれ以外と度数高いんだから」
雲「だって…奏斗のワイン飲む姿がその…」
奏「僕の酒飲む姿に憧れたの?」
雲「いや、そうじゃなくて‼︎」
奏「ふ〜ん、好奇心旺盛な子供だねぇ」
雲「奏斗より歳上です〜」
奏「…あんま煽らないよ〜、ひば」
雲「え〜?そう言われるとな〜」
奏「……」
――
今日のひばは何処か変だ。いつもはテンションの高いノリのいい人物だと言っても過言では無いのに。カラオケに来させたのが悪かったのか?
――
奏「今日、ひばどうしたの?」
雲「え?普通だよ?」
奏「……何か嫌なことでも…?」
雲「そんな真面目にならんくてい〜やん」
奏「…?」
――
やっぱり…なんでだ?僕のことがもう好きじゃないのか。でも確かにその証拠はある。外出することが多くなった。しかもほぼ毎日誰かと連絡し合っているのだ。だから…もう。僕に興味は無いということなのか?
――
奏「ひば、」
雲「ん?」
奏「もう僕に興味無い?」
雲「いや?別に?」
雲「まぁ〜、奏斗のことはずっと好きだもんね。」
奏「……」
奏「そう。」
――
今の言葉。嘘っぽいが、さっきから僕のことを煽っているようにしか聴こえない。こっちがおかしいのか?ひばは今日、どうしたのか。それがどうも気になる。
――
雲「…」
奏「…誰と連絡してんの?」
雲「ん?地元の友人」
奏「どんな人なの?」
雲「え、黒髪で背が俺よりも小さい人」
奏「他は?」
雲「う〜ん、メガネしてる。」
奏「…アキラ?」
雲「いや?違うよw」
奏「名前は?なんて言うの?」
雲「あ〜、、れお」
奏「…嘘ついてるよね?」
雲「え?そんなことないってw」
奏「笑って誤魔化さないで?ひばは嘘つくの下手なんだから。」
雲「え、ガチで違う」
奏「ひばが嘘つく時、質問返す時の前にえ、とかう〜んとか、あ〜、とか。前置きする癖があるよね?」
雲「ぇ?…そんなこと無いって」
奏「その言葉も嘘だよね?」
雲「奏斗に嘘つくなんて、しないよ」
奏「本当のこと言って」
雲「嘘ついてないよ、俺は」
奏「…」
(馬乗り)
雲「いっ、て」
奏「…」
スマホ剥奪
雲「ちょっと奏…斗」
奏「ん?友人と連絡してんでしょ?」
奏「別に隠すことなんて無いよね?」
雲「(やっべ、逃げたい…)」
奏「……ひば」
雲「な、…に?」
奏「ここ、読める?」
雲「…ぁ、、ぁアキラ…」
奏「…そういうムードにどうやってしようか聞いてたんだ」
雲「……」
奏「言ってくれればやってあげるのに」
雲「だって、、恥ずぃ」
奏「ただ2文字、やろ。とでも言ってくれればな〜」
奏「ひばは今もやりたいと思ってんの?」
雲「…別に…」
奏「…揺れてるけど」
雲「……」
奏「ん、黙っちゃった」
奏「…今からやる?」
雲「いや、…いい。…」
奏「溜め過ぎも良くないよ」
雲「だって」
雲「ここカラオケだし。」
奏「ホテルだったらいいの?」
雲「いや、だから」
奏「あ、家がいいの?」
雲「……ぃや、、」
奏「早くやりたいんじゃないの?」
奏「僕ももうやりたいんだけど」
雲「……ここでいい…ッ」
奏「そう?」
奏「カラオケって防音じゃないんだよね雲雀」
雲「ッ知ってるし……」
――――――――――――――――――――――
奏「ゴムなんてある訳無いからそのままでいい?」
雲「奏斗…の、なら……」
奏「煽らないでひば、僕も男なんだから」
雲「知ってるし…」
雲「ッ(ビクッ)」
奏「…僕が馬乗りしたところからもう濡れてたでしょ」
雲「ぁ、…そんなことなんてないし…」
奏「ひばは嘘すぐつくのを辞めようね?」
雲「ッひ、、っン」
奏「返事ははいでしょ、」
雲「ッは…はい、っ」
奏「良い子」
雲「ッン…ィ、、奏斗……」
奏「もうイキそう?」
雲「(コクッ)」
奏「じゃあ僕のでイって」
雲「ま、てッ…まだ心の準備が…」
奏「ひばから誘って来たようなもんなのに、なんで僕が待たなくちゃ行けないの?」
雲「だ、…っだって」
奏「はい、はい、もう入れるよ」
雲「奏…斗ッ…ほんと…ッ」
雲「ッ″、ァ……ンっ。あ″」
奏「ここカラオケ店ってことだけ覚えておいて」
雲「し、っ…て…ぅ、…ぁ″う…」
奏「腰あげて」
雲「ッ、」
奏「よいしょっと…」
雲「ッ″ぉ…く、はいって…っ」
奏「ひば」
雲「ん、ぅ…?」
奏「ん、…ッ………ッ、」
雲「ン″、っ…ん、ふ…っ…ン」
雲「ッ、ふッ……ン″っ」
奏「イっちゃった?」
雲「イってないし…ッ、」
奏「この白い液体はなに?」
雲「ッ…ぉ、れ…じゃないしっ…」
奏「キスしながらだとイっちゃうの本当可愛いひば」
雲「イって、ないし…ッ…ぁ″っう、ん」
奏「じゃあひばがたくさんイクまでやろっか」
雲「ッ…ぁ、″…ん…っ…ン″、」
奏「…」
――――
ひばが何処か変だったのは僕とやりたかったのか。それでその誘い方をアキラから教わったって訳。それで今日カラオケに誘ったのか。ん?なぜカラオケなんだ?あ、人がいるから声を抑えなきゃって、そんなことを思いながらひばはカラオケを選んだのか?もしそれが合っていたなら、僕を止められる者はいないだろうね。ほんと可愛いね。僕だけの彼女《ひば》。浮気したら絶対許さないから。
――――
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!