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🎲「…お邪魔します」
葛葉は恐る恐る自分の靴を揃え、ローレンに続きながらもリビングに足を踏み入れる。
🗝「お風呂沸くまでソファでくつろいでて 」
🗝「あ、後母さんがゆっくりしていってねって」
そう言いながらローレンは親とのLINEを葛葉に見せる。
🎲「あー」
🎲「…ローレン、ちょっとスマホ貸して」
🗝「?うん…」
ローレンは疑問に思いながらも葛葉にスマホを渡す。誰かに電話をかけている葛葉を見つめながらローレンはソファに寝転び聞き耳を立てる。
🎲「〜ぃ〜〜〜です。……ぃ〜〜〜〜〜こそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…ます。」
🗝(……うーん、聞こえない。)
葛葉は通話を切りローレンにスマホを返す。
🗝「母さん?」
🎲「…うん」
葛葉は照れくさそうにしながら首を縦に振り、ソファで寝転がっているローレンの横に座る。
🎲「制服、シワつくぞ」
🗝「俺は気にしない人〜」
お風呂が沸きました。
🗝「おっ!くっさん先入ってて!俺来客用の布団敷いてくる。」
ローレンはソファから飛び降り2階の自室へと階段をかけ上っていった。
🎲「…お、おう」
葛葉はコンビニで買った着替えや歯ブラシを持ち、脱衣所に向かう。
🗝「…よし!布団完璧!」
🗝「ふぁぁ〜」
やることを全てやりきったローレンは大きなあくびが出てしまう。リビングに戻り葛葉がお風呂から上がっていることを確認すると急いでローレンもシャワーを浴びる。洗濯機を動かし自室で待っている葛葉の元へと急ぐ。
ダダダダ!!
ローレンが階段を駆け上っている音が聞こえる。
🗝「っよし!最速記録更新?!」
🎲「w確かに早い笑」
🎲「髪乾かしてあげるからこっちおいで」
🗝「乾かしてくれるマ?!」
ベッドに座っている葛葉はローレンを自分の懐に押し込み、サラサラとした長い髪に指を絡ませながら葛葉はローレンの髪の毛をドライヤーで乾かす。
🎲「よし!出来た!」
🗝「ありがと、くっさん…」
照れを隠すようにローレンは自分の髪の毛をいじる。
🎲「ローレンこっち向いて」
🗝「ん?」
ローレンが振り向く瞬間、腰を抱き寄せられ顔が近づく。唇と唇があとちょっとで触れそうな距離でローレンは葛葉と見つめ合う。
🎲「良い?」
🗝「うん…」
視線を逸らしてローレンはそう言う。
その瞬間、顎を優しく捕まれ唇が柔らかく絡み合う感覚がローレンを襲う。唇を吸われローレンはビクっと身体に力が入る。
🎲「…ローレン口開けて」
小さく口を開いた瞬間ローレンは唇から舌が入ってくるという初めての経験をした。部屋には健全とは言えないような音が耳を刺激し、熱を溜め込んだ2人は気持ちを絡ませ合う。