どうも皆様、サカナです
昨日はシンガポール独立記念日でしたね…
遅刻芸発動です…
しんがぷーらは三角形?円錐?のカントリートライアングルですが、マレーシアがよく刺さっているらしいです
仲良いみたいなので、マレーシアとシンガポールとチャイナお兄さんがご飯を食べるだけになります
シンガポール「マレーシア〜!こっちら〜!」
マレーシア「待って待って!早いよ〜!」
中国「お前ら、 来るの早いアルヨ。10分前に来るなんて、日本みたいアル」
シンガポール「だって楽しみなんら〜」
マレーシア「本場の中華料理だよ?テンション上がるって!」
中国「ま、まあ、そんなに楽しみにされちゃあ仕方ないネ…外暑いし、早くうちに入るアルヨ」
本日は中国の家でお食事会。
比較的仲が良いので、たまにこうして遊ぶことがあるのだ。
純粋な2人に照れながら、中国は集合場所から自宅への道を歩む。
中国「入るアル」
マレーシア「お邪魔します!」
シンガポール「お邪魔しますら〜…ん?」
広い家に案内された2人は、きちんとお邪魔しますと言ってから入った。
が、シンガポールは何かが引っかかるようで、大きな机が特徴的な居間で立ち止まる。
中国「?どうしたアル?」
シンガポール「中国…お前、ちゃんと片付けをするら〜!!」
マレーシア(めんどくさいやつだ、これ)
シンガポール「本の向きが揃ってないま ま置いてるのは気になるのら!布製品に毛玉がついているのは気になるのら!」
シンガポールはとんでもない綺麗好きだ。
国のルールがルールなだけに、一見綺麗に見える部屋にも、彼からすれば違和感が多いらしい。
シンガポール「掃除してもいいら!?」
中国「え…いいけど…そんなに片付けるとこあるネ…?」
シンガポール「あるから怒ってるのら!」
許可も貰えたので、シンガポールは早速動き出した。
まずは床に置かれていた大量の本の向きを揃え、一箇所にまとめる。
本棚がいっぱいで床に置いていたようだが、表紙の向きや大きさごとに置かれていない乱雑さに怒りつつ、A型もにっこりなくらい綺麗になった。
次にカーテンや絨毯率いる布製品についたほんの少しの毛玉を取り、まとめてポイ。
窓枠などで溜まっていた埃も掃除し、確かにさらに綺麗になっていく。
中国「あんな細かいとこまで掃除するやつ初めて見たネ…香港が喜びそうアル」
マレーシア「シンガポールは景色に拘るからね〜…めちゃくちゃ綺麗にはなるんだけど、お小言も多いから…」
テキパキと掃除していくシンガポールを眺めるマレーシアを置き、中国は台所へと向かう。
中国「料理持ってきたアルヨ〜」
シンガポール「丁度いいのら、お掃除も終わりなのら〜!」
マレーシア「ようやく満足したみたいだね。良かったよ」
中国「うわ、こんな綺麗な我が家見たことねえ」
マレーシア「中国、素!素が出てる!」
中国「おっと、失敬。それじゃあまあ、食べるヨロシ」
美味しそうな炒飯が盛られた皿を3つ置き、中国はもう一往復してレンゲも持ってきた。
中国「本場中華の特製炒飯ネ!」
シンガポール「とっても美味しそうなのら〜!」
マレーシア「おおお…!!って、なんか中国の分だけおかしくない?多くない?」
器に盛られた炒飯はかなりの量があるようで、漫画のような高さになっている。
中国「お前らももっと食べるアル?前に台湾に注意されてから、日本以外に出す時は控えめにしてるけど…」
中国と日本だけでなく、モンゴルや韓国もよく食べるし、東アジアの胃袋には驚かされるばかりだ。
マレーシア「いや、僕らはこのくらいで平気だけど…え?本当にその量食べるの?」
中国「食べるヨ?じゃあお前らも問題ないんだったら 、いただきます」
シンガポール「イタダキマスのら〜!」
マレーシア「い、いただきまーす」
1人だけ山盛りの炒飯が気になるが、パクっと一口食べてみれば、パラパラの米粒と濃いめの味付けが堪らない。
ネギと卵と王道な具や焼き豚などなど、世界三大料理なだけあってカロリーを考えなければ素晴らしく美味しかった。
シンガポール「〜〜!!美味しいのら!!」
中国「ま、我だからネ!」
マレーシア「これが毎日食べられる台湾たち、ちょっと羨ましいかも…」
中国「ふふん。ちょっとじゃないアル、世界一の料理が食べられるんだから、すごく羨ましいと言うべきネ!」
シンガポール「本当にそのくらい美味しいから、コメントに困るのら」
珍しく自信満々に声を張る中国の様子に、シンガポールとマレーシアは微笑ましそうに顔を緩める。
「「ごちそうさまでした!/のら〜!」」
中国「お粗末さまアル。片付けてくるヨ」
シンガポール「手伝うのら!」
マレーシア「ぼ、僕も!」
中国「謝謝、じゃあ一緒に持っていくアル」
宣言通り器を空にした中国を先頭に、シンガポールとマレーシアは自身の使った食器を持ってついて行く。
シンガポールの耳に、カサカサという音が入った。
シンガポール「?なんの音…」
足元を見てみれば、光を反射する黒いナニカ。
シンガポール「くぁwせdrftgyふじこlp!?!?!?」
器用に食器を持ったままマレーシアに抱きつき、シンガポールは解読不能な悲鳴をあげた。
マレーシア「どうしたの?!」
中国「…あ、なんだ虫アル」
ひょいと摘み上げた虫を窓から放り出したが、それでもシンガポールは青ざめたまま動かない。
中国「…シンガポール?どうしたネ?」
固まるシンガポールに触れようとしたところ、全力で避けられてしまった。
マレーシア「あー…そっか、シンガポールは虫が大の苦手だったね…」
中国「虫?」
マレーシア「綺麗好きだからか、蝶々みたいな…いや、蝶々でも厳しいらしいけど、とにかく虫が嫌なんだって 」
中国「ほー、なるほどアル。そういえば、香港や日本、ブリカスも虫が嫌いだったアル。綺麗好きは総じて虫が苦手なのネ」
マレーシア「そうなんだろうねえ」
おそらく、虫が湧く=掃除が行き届いていないという無意識の不快感と、単に虫の見た目が苦手という二つが合わさることから、虫が嫌いなのだと思われる。
マレーシア「こうなったらしばらく近づかれないよ、シンガポールってばまだ固まってるし…」
中国「人に避けられるのは今に始まったことじゃないアル。気にしないヨ」
マレーシア「言ってて悲しくないの?」
中国「別に?」
マレーシア「そ、そうなんだ」
そして1週間の間、本当に避けられまくった中国だった。
シンガポール「ご飯は美味しかったけど、それとこれとは別なのら!虫を掴むとかあり得ないのら!」
コメント
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虫が苦手なシンガポールが可愛すぎる、、、中国さんのチャーハン食べてぇ、シンガポールに抱きつかれたいぃぃいいいいい!!!!