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貴方は美しい花である。
ずっとずっと、長い間咲き誇ってきた。
何者かに忌み嫌われても
それでも真っ直ぐ咲いてきた。
私はそんな強い貴方が大好きでした。
いつかその花を見なくなった日
花が散ったことを私は知るだろう。
「何故?」「どうして?」返事は無い。
強く美しい花でも
病に蝕まれればひとたまりもないのだ。
花が散ると共に
雫が一滴、地面に落ちた。
【後書き】
これは私、白雪りぼんの体験談からです。
私には、ずっと大好きだった小学校時代の先生が
いました。厳しいことで有名で、1部の人からは
嫌われていたのですが、私は厳しくても優しく励
ましてくれるその先生が大好きでした。
中学生になってから何度か会いに行きましたが、
毎回会えませんでした。そして中学2年生の秋、
私の誕生日の次の日のことです。その先生が病死
したことを友人から告げられました。癌です。
教室で聞いた瞬間、涙が溢れて止まらなくなりま
した。会えないまま先生は旅立ってしまった。悔
しくてたまりません。
今この世を旅立とうとお考えの人、自分の命の尊
さを考えてみて。苦しいこともあるかもしれな
い。でも、今生きているのがどれほど尊いことか
感じてみて欲しい。だから、最期の日まで生き
て、咲いていて。