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​呪詛師たちの隠れ家。羂索(夏油の姿)が冷や汗を流しながら、空間を突き破って現れたリムルを睨みつけていた。

​「……君がリムル=テンペストか。だが、いくら君が規格外でも、この場にいる特級呪霊たちと私を同時に相手に――」

​羂索が言葉を続けようとした、その時。

リムルの影が不自然に長く、深く、暗く揺らめいた。

​「おやおや、……見つけましたよ、リムル様」

​その場にいた全員の心臓が、恐怖で一瞬止まった。

リムルの影から、漆黒の燕尾服を完璧に着こなした男が、音もなく立ち上がったのだ。

黒髪に混じる数筋の赤と金。そして、底知れぬ狂気と忠誠を秘めた、金色の瞳。

​「デ、ディアブロ……!? なんでここが分かったんだよ!」

リムルが本気で嫌そうな(でも少し嬉しそうな)顔をする。

「クフフフ。この程度の次元の壁、リムル様への愛という名の座標があれば、無きに等しい。……それよりも、主(あるじ)」

​ディアブロが冷徹な視線を羂索、そして漏瑚や花御たちへ向ける。

その瞬間、特級呪霊たちがガタガタと震え出した。彼らは「呪いの王」である宿儺とはまた違う、**「根源的な破滅」**を目の前の男に感じていた。

​「このゴミ溜めに這いずる羽虫どもが、我が主に無礼を働いたのですか? ……でしたら、魂の最後の一片まで、私が丁寧に『調理』いたしましょう」


「ま、待て! 貴様、何者だ!」

羂索が呪力を練ろうとするが、ディアブロが指を軽く鳴らしただけで、その呪力は霧散した。

​「私ですか? 私はただの執事ですよ。――名を、ディアブロ。我が主リムル様の、忠実なる犬(しもべ)です」

​ディアブロが優雅に一礼する。だが、その背後には**『誘惑之王(アザゼル)』**による、逃げ場のない絶望の結界がすでに完成していた。

​「ひ、引け! いったん引くんだ!!」

羂索が叫ぶが、空間そのものが固定され、逃走ルートが完全に塞がれている。

​「クフフフ。逃がしませんよ? リムル様との優雅な休暇を邪魔した罪……。世界の理が崩壊するまで、たっぷりとお支払いいただきます」

​ディアブロの指先から、黒い炎が立ち上がる。

それは呪術師たちが知る「火」ではなく、精神そのものを焼き尽くす**「終末の業火」**だった。

​高専側の反応(おまけ)

​モニター越し(または遠くから)見ていた五条悟が、めずらしく引きつった笑いを浮かべる。

​「……ねぇ、リムル。あの黒い人……僕でも勝てる自信ないんだけど。君の部下、全員あんな感じなの?」

​「あはは……。いや、あいつは特別(にめんどくさい)なんだわ……」

​リムルが遠い目をして答えた。

呪術廻戦の世界にリムルがやってきました。

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