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疑いが晴れるといいな〜! 証拠か。 監視カメラ映像とアリバイとか?
3時間目 共に
◇*-*◇*-*◇*-*◇*-*◇*-*◇*-*◇
「ただいま、母さん」
「あら、タイチ…。
それに、瑠歌ちゃんまで、おかえりなさい。」
「おじゃましまーす」
「瑠歌ちゃん、今日は泊まってくの?
今日はカレーなのだけれど…」
「今日はまだ決めてないな〜、
父さんにも言わないとだし!」
「そう、分かったわ。ゆっくりしていきなね。」
「はーい!」
「…お前さぁ…」
今日軽音で何があったのかをざっくり話すと、
タイチは呆れるような顔をしていた。
「お前らしくないな、ほんと」
「あはは、やっぱそう思う?w」
「…でも、もういいんだ。
証拠なんてないし、」
「人生なんて、ただの暇つぶしだし。」
「友達が数人いなくなったくらいで
凹んだりはしないよ。」
「…諦めんのか?」
「いや、諦める諦めないの問題じゃないでしょ。
証拠なんて何もないんだよ?
選択肢なんて最初から一つだけじゃん。」
「…ほんと、お前らしくない。」
「証拠が無いなら、誤解を解けるくらいの
証拠を集めればいいんだろ?」
「手伝ってやるよ、
俺の中で、目星は付いてる。」
「…まあ、タイチがそこまで言うなら、
私もちょっとは頑張ろうかな。」
「タイチまでいなくなったら、
私生きてける気しないわw」
「ならもっと信頼できる仲間を増やせ馬鹿野郎」
「タイチの代わりなんているわけないでしょ?
私にとって大事なタイチは、あんたしかいないんだよ、」
「ご馳走様でした〜、
カレー美味しかった!ありがと〜っ」
「それなら良かったわ、
部屋はいつもの場所使って大丈夫だからね」
「はーい!」
…ガチャン
(証拠、かぁ…)
「あ、父さんに連絡しないと」
「……っと、よし」
(今日は疲れたし、もう寝よ。)