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「え?いやいやいや、そんな訳ないでしょ。」
俺は倉間柊翔。東京の有名雑誌「スクープ!週刊ミステリーツアーズ」の取材担当だ。
このクソダサい名前の雑誌は特に売り上げがいいとか芸能人の情報とかが乗っているわけじゃない。じゃあなんで有名なのかっていうと。
「いや本当なんだって!”drowned town”に行った人間は一人も帰ってきてないの!」
「いや飯島さん。それどこにあるのか分からないんでしょ?」
こんな感じでネットで噂になってる都市伝説を調べ、載せているためだ。
「いやそれがねぇ………”成瀬インターチェンジ”って知ってる?」
「知ってますけど。日本初の高速道路になるはずだった場所ですよね。」
「そうそう。”drowned town”に行く時は必ずそこかその周辺の廃ビル群や廃住宅地などの近くに飛ばされるらしいんだ。」
「……飛ばされる、と言うと?」
「扉を開けたら異世界でしたー、的なやつだね。」
「馬鹿馬鹿しい。どんな確率だと思ってんすか。僕はやりません。飯島さんが一人で行ってきてください。」
「え!?やだよ倉間ぁ!待ってぇぇぇぇ!」
そんな飯島さんの話を右から左へ聞き流し、中学生の時から使うカメラを持って編集社を出た。
…つもりだった。
目の前にあったのは編集社前の灰色の建物達の景色ではなく、鬱蒼とした森だった。
「……は?」
俺は踵を返し、編集社に戻ろうとする。すると俺の後ろにあったのは編集社ではなく、大きな鉱山の扉だった。
前には鉱山。それ以外は森。進む場所がない。
「……まさか……”drowned town”?」
嫌な予感がした。成瀬インターの近くには巨大な鉱山があったはずだ。
人がいなくなってからは立ち入り禁止の看板が立っているが、関係なさそうだ。
「………入るか。」
俺は扉を開けた。そこには___________
「it’s show time!」
どうも、天霧です。1ヶ月以上空いてました。すいません。
3人目出てきました。あと何人でしょう。
それでは。次の話もお楽しみに。