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「おい、エイガ!皿洗いが間に合ってねぇぞ!」
「すいません!
今すぐ!」
そして、俺は洗剤を付けたスポンジで皿を洗い続ける。
手が筋肉痛になっても、まだ。
俺の名前はエイガ。
スキル無しだった為、冒険者の夢を諦めて、レストランで皿洗いのアルバイトをしている。
大皿が続いた時なんか、手が悲鳴を上げそうだけど、スキルが無かったんだから仕方ない。
そう思って、仕事帰り、いつもの路地裏を歩いていると…
「イテッ!」
空から固い物が落ちてきて、それは肩に直撃した。
かなり痛い。
俺は肩をさすりながら、その降ってきた物を見た。
「は?
魔導具…???」
真っ黒の…
魔導具?のようだ。
それを手に取ると、真っ黒だった画面が急に明るくなった。
『ようこそ、異世界SNSへ。
このスマホは異世界SNSに特化した物です。』
と、表示された…
「は…?」
俺は不思議に思いながらも、その魔導具が高級そうだった為、後で売ろうと思って持って帰った。
家、というか、ボロアパートに帰ると、俺は簡単に食事を済ませて、そのスマホ?とか言う奴を持った。
相変わらず、画面が明るくなった。
『エイガ様、認証完了しました。』
「え、え!?
何で俺の名前!?
何だ、この魔導具!?」
すると、画面がまた切り替わった。
色々なボタンが表示されており、例えば…
『【カメラ】のアイコンを押してください。』
と、出た。
かめら?
かめら?
かめら…
あった、これか!
俺は言われた通りにカメラを押した。
画面が向こう側のボロ壁を映し出している。
白い壁だったが、それも壁紙が剥がれて、中の灰色の石が見えている。
それが、克明に映っているのだ…!
えぇぇぇぇぇ!?
そして、俺がその画面を触ろうとすると…
パシャリ…!
と、音がして、画面が静止した。
スマホは動かしているのに、画面だけが切り抜かれているのだ!
え、こんな事、ある…!?
俺は混乱した。
絵にしては上手過ぎる。
このスマホがあの背景を記憶して切り抜いたとしか思えなかった。
『画像を【投稿】してください。』
え、え、え?
投稿…?
え、と、こ、これか!
俺は投稿のボタンを押した。
ピロロン♪
と音がして、異世界SNSの画面に俺の投稿した部屋の背景が載った。
???
だから、何だよ?
やっぱり意味不明な魔導具だったな…
そう思って風呂に入った。
風呂から上がり、何となくスマホを見ると…
『【いいね】が付きました。』
『【いいね】が付きました。』
『【いいね】が付きました。』
『【いいね】が付きました。』
と、あった。
そして、さらには…
『【コメント】が付きました。』
と出た。
は…!?
コメントを押すと…
『部屋汚すぎw』
と出た。
余計なお世話だッ!