「街にはよく来るのか?」
「はい、賑わっている場所や人の笑い声が好きなんです」
開放的な広場に面したカフェのテーブルに座り、目の前に置かれたティーカップを手に取る。
口をつけると、ハーブの香りが口いっぱいに広がり、乾いた喉を潤していく。
レトルアの伝統的なこのハーブティーを私が知ったのはアッシュの元へ嫁いで来てからで、アッシュが街を案内してくれた時に、美味しいから飲んでみてとご馳走になったのがきっかけだった。
あまりの美味しさにレシピを聞いて自分で作ってみたりしたが、このカフェで出されるハーブティーの完璧な風味と味わいを出すのは困難で、未だ研究中であることを隣の人物に話すと、カップを持ち上げ一口味わう。
「確かにこれは味わい深くて美味しいな」
好きなものを美味しいと****************
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