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るるくらげ
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保谷東
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「・・・そういえばまっちゃん、今日はバーベキューの日だけど、この後買い出しにいくの?」
「はい、そうですね。小山さんと一緒に行きます。飯野君と会計の長家君も一緒に」
車は矢代さんが出してくれるとのことだったので、塾が終わると早速学生駐車場へ向かい、近くにあるお店に行くことになった。
ある程度の買い出しを行い、帰ると伊佐木君が準備を進めてくれていた。
「これが初めての企画になるのか」
そう思ったが実感はない。まあ、何を買うか、どう準備するかというのは全部小山さんに聞いたからもあると思うし。
とにもかくにも例によって、総務が先生を呼びに行く。
「今日は11期生が中心だね!じゃあ・・・まっちゃん!乾杯よろしく!」
そう森田先生に言われるとそこそこの言葉を並べて乾杯することになった。それからつつがなくバーベキューは進行し、そして終了。いつも通り片付けをすることに。
「ちゃんと終わって良かった」
と僕は心の中で思うことにした。
次の日。僕は大学が開く就活セミナーへ行くことに。事前に案内は来ていて、希望する会社の特徴、エントリーシートの書き方とかを教えてくれた。
この時期は合同企業説明会も東京などで開催されていて、足早に行く人は行っていたそんな感じ。
「どうしようかな」
一応、目星の付けた企業のエントリーシートを取り寄せたり、予定を合わせて会社の説明会に出かけたりはしているわけであるが・・・なんというか何とも言えない。
「再来年には卒業して、就職して、給料もらってるってわけでしょ?想像できないんだけど」
こんな感じ。
更に、この時期から、森田研究室の実験班の引継ぎが開始されることになって、僕は近藤君と2人であいさつをすることに。
「よろしくお願いします」
引継ぎを行う実験。4年生は2人。1人は新井さん。そしてもう1人は笹山さん。森田先生から事前に何の実験をしているのか、目的は何か。ということを聞いているのもあって説明でいっていることの理解は早くできた。と思う。
実験データの取り扱い、器具の使い方、それから理論などの勉強会が4年生主導で行われていく。
そしてこのくらいの時期から先生のゼミは「引継ぎゼミ」という形になり、毎週、3年生が4年生とプレゼン資料を作って発表することになっていく。
4年生は卒論の提出や、2月に卒研の発表会がある。それに向けてもやっているのだけれど、予定はかなりありそうな雰囲気だった。
それは僕らも同じで、まだ講義もある。そして研究室活動、実験の引継ぎ、森田塾。就活。僕の場合はそこに部活動が入るし、バイトをしている人もいる。
「一気にいろいろやることが増えた」
アパートに帰って、椅子に座り、講義で提出するレポートを書きながらそんなことを考えていた。
カレンダーを見るともう12月に入ろうとしている時期。研究室が決まってからここまであっという間に時間が流れてしまった感じがする。
「・・・こうやってだんだん卒業ってなるのだろうか」
そんなことを思いながら、夜を過ごした。