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百合










「んね〜みこちぃ」

「ん〜」


携帯を見て適当な相槌を返すみこち。仕事で疲れたから癒して欲しいのだが、正直いってこの気持ちを伝えるのはどこか恥ずかしさを感じる。みこちも仕事で疲れたじはず⋯だから私が癒せば私も癒されるという、作戦を考えていた。


「みこちさ仕事で疲れたでしょ、癒してあげよっか?」

「んー大丈夫」


拒否されまたまた適当な相槌。さすがに携帯に集中しすぎじゃないか⋯?少しイラつき携帯を取る。みこちは「はっ!お前携帯返せ!!」やだ、絶対に返さない。私は椅子から立ってみこちから更に携帯を遠ざける。するとみこちは案の定こっちに来る。みこちは携帯の方に手を伸ばす。


「ふはっ」

「あ、かえせっ!」


みこちは背伸びをして近づく。もちろん届くはずがない。私の方が身長は高い。距離が近くみこちはいつまで経っても携帯を取る事に集中している。どこかにモヤモヤを抱えながら何も考えずに行動をする。


「お疲れ様みこち」

「す、すいちゃん?」


何も考えてちゃいない。私は励ましみこちの顔を胸付近に近づけてそう言う。驚いているのはお互いそうだろう。実際私だって何をしているのかわからない。


「今日はたくさん休んでいいんだよ」


みこちは黙って顔を伏せた。みこちの頭を撫でる。どこから鼻をすする音は聞こえる。妹属性と言われる私だが、たまにはお姉ちゃんをしてもいいのかもしれない。


「すいちゃんめっちゃ鼓動聴こえる⋯」


私も恥ずかしいからね。「うるさいよ赤ちゃん」そういうとみこちは「でゃまれ!!」と言ってきた。ほんとにかわいらしい。みこちと会話しているだけでも十分私にとっては最大の癒しなのかもしれない、ね。




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