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「ないこさーん」
「はいはーい?」
「ないこさんお昼いきません?」
「あーごめん、まだ作業あるから」
「はぁ……」
舌打ちしたくなるのを抑えてため息を吐く。
ないくんは何故か男にモテる。
女の子にもだけど、それ以上に。
「りうらー!!!ご飯いこ!!!」
突然抱き着いてきたないくん。
たぶんこういうとこがモテる理由なんだろうな。
……考えただけでイライラしてくる。
「えー……今から……?」
興味なさ気に反応すれば、ないくんはシュンとなっておねだりしてくる。
「うぅ゙……!奢るから!ね!お願い……!!」
その姿は捨てられた子犬みたいでかわいい。
ないくんにこんな揺さぶりかけても、許してくれるのはりうらくらいだし、俺だけの特権。
って、心の中でないくんに纏わりつく虫にマウントをとる。
ていうかまずあいつらがりうらに勝てるわけ無いしね。
「じゃー、いいよ。ご飯いこ?」
※途中で切れてる系