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めちゃくちゃ楽しかった晩餐会は、俺の金銭的と身体的大ダメージで幕を閉じた。
時は経ち、ヴェルツィ高等魔法学校
4日目で回復した俺は、第7クラスへ入る
すると、クレイの姿もあった。
「(サレイア先生か…!)」
普通生クラスにレベル500以上が3人いるこの状況ってなんなの!?意味わかんない!
「はい、今日は生物召喚魔法をやろう…と思いましたがアガートさんがチョコ食い始めてるので中断します、アガート、しまいなさい」
「通りでいい匂いが…」「噛む派かな…!それとも舐める派かな…!」「チョコ好きか…送ったら喜ぶだろうな…」と男子が騒ぐ。
でも多分俺も男子側だったら有力情報得たなって思うわ。
すると、隣に座っていたアイトラーが手を挙げて、これには深い訳が。と言う
「おととい、先生がダウンしてたとき…」
「先生がダウン?」「アイトラーちゃんたちに?」「殺されなくてよかったな」
違ぇよ。男子たち。
先日
「…そういえば、最近なんかだいぶ痩せてきたんだよね…」
アガートが寮部屋で、服をまくってお腹を指さす。
アイトラーはそれくらい良いんじゃ?と言うと、それはまずいとクレイがドアを開けて入ってくる
今
「待て待て、三人部屋同じ?」
「はい、サレイア先生に。」
男子たちは盛り上がる。
話は戻り…
「痩せすぎると魔力に影響が出る、脂肪は魔力のタンクみたいなものだからな」
現在
「…で、チョコを?」
俺が聞くと、アガートは頷く
「はい…でも太るどころか余計痩せた気もするんです…」
アガートは制服をまくろうとするが、近くの女子たちが阻止する。
「はい、アガート、別に見せなくていいよ、特に教室では」
アガートは、…?みたいな顔をして手を元に戻すが、その後に問う
「透視魔法使えるからですか?」
ブフォア!(;: ⊙ 3⊙;)・;゙.:’;、
「はぁ〜!!?」と男子女子関係なく抗議してくる。
ペンやノートやクッションを大量に俺に投げつける。
「使えるけどんな事に使わねぇよ!一帯俺の事なんだと思って…痛ッ!」
男子は
「はぁ〜?使えんじゃねぇか!」
「生物召喚魔法とかどうでもいいからそれ教えろや同志先生様ァ!」
鎮圧には15分かかった。
「はぁ…いいかアガート、そもそもチョコってダイエットにも推奨されるくらい太りずらいから太る前に胸焼け起こすぞ」
アガートはそれを聞くとチョコを隠して、アイトラーにコソコソ話をする
「何を食ったら肥れるのかと」
絶対いらないよねその通訳
「…カロリーが高いものだと炭水化物や脂質、油を多く含むものだ。」
「購買行ってきます」
「行くな、それに売ってねぇよ」
「…女子ってのはますますわからん生き物だな…痩せたいもんかと思えば太りたいもんもいるし…」
数時間後 昼食時間
俺が食堂でシーザーサラダを食っていると、アイトラーとアガート、クレイが同じ机に座ってくる
アイトラーはこの前の、アガートとの買い物の時からキャラが突然変わって(というか元に戻った?)ため、めちゃくちゃ女子っぽい、たまごサンドに紅茶、シーフードサラダにオニオンスープという英国風味が漂う食事。
クレイは天丼にコーラ、唐揚げにやみつきキャベツサラダと、欲望満帆の食事。
アガートは…
5人前くらいのピザ
3人前くらいのポテト
3人前くらいのコーラ
5人前くらいのハンバーガー…と。
どこぞの星条旗の国の象徴のようなわんぱくセットだった。
※BGM「星条旗」
「…っておい、早死するぞ」
俺はプレートを引き下げて。アガートの持っていたポテトもとる。
「…しかもこれ脂ギッシュすぎだろ…1本食うだけで腹下しそうだわ…」
アガートは瞬時に取り返して、5分くらいでポテトとピザ、コーラを平らげる
「ふぅ…」
アガートが満足そうにしているなか、メインディッシュクラスのハンバーガーの王、人呼んでバーガー〇ング
そびえ立つバーガーを見ながら、胃もたれが凄い俺はサラダと緑茶を食う。
アガートがバーガー〇ングに手を伸ばした瞬間、手が止まる。
3人で5秒ほど手を眺めていると、その顔が今にも吐きそうなのに気が付く
「「あっ!?」」
アイトラーは急いでアガートを担いで、女子トイレに駆け込んで行った。
そして、何故かアガートだけが戻ってきて、コーラを飲む
「……アイトラーは?」
アガートは目を開いて、ものの数秒で起こった出来事を話す。
アイトラーに肩で担がれたアガートは、腹に全体重が掛かり、個室に入った瞬間にあの脂ギッシュセットをゲロゲロしたと。
アイトラーの肩にダイレクトにぶっ掛かり、アガートはその時点でスッキリしたんだが、アイトラーは貰いゲロを受け、さらに制服のシャツごと汚れたという。
「…それでお前だけ戻ってきてそんなのうのうとしてんのか…?」
アガートは頷く
クレイは「だとしたらアイツ、着替え持ってないからどうしようもないぞ。」
「…ああっ!!?」
だとすればアイツは軟禁状態!
このまま出ればげろくせぇげろくせぇ言われるのは明らか!
部屋に行ったとして、あいつのなんて分かるわけねぇだろ!特に下着!
「…そうか、俺が凸ってスライムに…」
2人は「は?」みたいな顔で俺を見るが、すぐ戻ると言って食堂裏に回り、女子トイレへテレポートする。
女子トイレはまあまあ広い。しかし誰か居るのか?
…いや、1人だけ、アイツだ。奥から5番
俺はノックをする。
「すいません、入ってま…」
「オレオレ。」
明らかに中では驚いたように、ガラガラガッシャンと音が立てられる
「せ…先生!?」
「おう、お前着替え持ってきてないって言うし、俺が取りに行ってもどれか分からんし、アイツらが取りに行っても無時間移動使えないから時間切れになる。だから、アイトラーをスライムに戻して脱出する。」
アイトラーは、ああ。という、感じで納得する。
「という訳で、開けてくれ」
…しかし、一向に開かない
「…先生、扉を貫通してやることは出来ませんか…?」
俺はそんな事したら扉ごとぶっ壊れるわと言うと、渋々扉の鍵を開ける。
和式の個室は意外と広く、2人でも案外入れる広さだった。結構ゲロの匂いがした
「さてと、アイトr…」
そこには、上半身裸で、腕で胸を隠しているアイトラーの姿があった。
「…何で下着まで取る必要がある…?」
アイトラーは、ゲロが着いたシャツを指さした。そこにはシャツしか無かった。
「………?つまり下着は…?」
アイトラーは目を逸らして顔を赤らめながら、首を横に振る。
「は!?下は?!」
「先生うるさい!」
すると、女子生徒の声が聞こえる
人数は3人。
この個室のちょうど前で喋りつっ立っていた。
「マジかよ…(小声)」
アイトラーは扉に耳を当てて、会話の内容を聞いていた。
「上裸でトイレで何やってんだよ!(小声)」
「うるさい!バカっ!(小声)」
アイトラー視点
先生の真上には掃除道具の固形石鹸の塊が置いてあり、今にも落ちてきそうだった。
「危ないっ!(小声)」
先生に落ちてきた固形石鹸をキャッチすると、偶然にも壁ドンするような形になる
…両手で。
クラウス視点
「…(でっっっk)」
アイトラーに両手壁ドン状態で、目の前にはでっっっ…
手の施しようがない状態、少しでも音を立てれば結果がどうであれ怪しまれる。
残念ながら、この状態から動く事は出来ない……目のやり場に困るなこれ
…ん?なんかものすごい嫌気を感じる
3人組の会話を聞いてみる。
「…してもさ、クラウス先生って1レベの割にはなんか強力な魔法使えるよね」
「そーそー。この前もすんごい水噴射吹き起こしてさ…」
「えー…でも、1レベは事実じゃん?」
「でもねー、顔は正直良いじゃん?」
「まあ、あれくらいなら付き合っても…」
( ゚д゚)ハッ!
そんな事思っていてくれたのか生徒たち
俺は正直嬉しいぞ!他は全部酷いけど!
いやぁ…感激感激
ん?上から凄い視線を感じ…
「…」
「…なんでもねぇっす、ごめんなさい」
「いや、先生…ごめん…」
「…え?」
「頭にヨダレが…」
…良いっすよ、別に
「しゃオラァ!」
「逆、先生、逆。」
「まぁいいや、トイレ入ろ〜」
すると、何故かこの個室のドアが開く
「おいおいおい!(小声)」
「…先生、この状態で言うのもなんなんだけどさ…」
ホントになんなんだよ!?
「何!? 」
「多分、実際には私が思うよりもっと歳は離れてると思うんだけどさ…」
うん!多分3~6倍は取ってるよ!多分!
「私の事、恋愛対象として見てくれたり…しないかな…?」
…
…やべ、シャンブルズ唱えたい。
「だがしかし!無時間移動で俺は行く。」
寮の部屋に移ると、アガートとクレイがあぐらをかいて向かい合って座っていた。
その間に、テレポートする。
「…ほら、来た」
「クレイちゃん凄ーい!」
「この状態は予想外だけども」
「あ…た…
助かった…」
その後、俺は帰される。
「先生、応えは何時でもいいから。」
アイトラーの別れの言葉が残る
…柔らかかった
俺は思いっきり自分の頬にビンタをかまし、そのまま7.62mm弾を撃ち込む。もちろんすぐ回復する。
弾丸を吐き出すと、弾丸はすぐ消える。
「(何考えてんだ!んな事考えんならせめて共産主義推し進めんかい!ダメだけど!)」
…ごじゅう…なな年振り…か?心が死ぬ以外の事で動きかけたの。
というか…ノーブラノーパンだったの…?
あの子…どんなメンタルだ…
女子トイレ
「…ナニコレ」
「…ゲロ?白いシャツ、うちの学年…」
「きったな…」