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「――それで、傭兵団オズウェルがレインワルドの私兵に加わってもよいと申し出てくれたのか」
「ええ。……ただ、俺がオズウェルの隊長であるチャド殿を剣で打ち負かすことができたら、という条件つきなのですが」
「なるほど、それは手強そうだな」
後ろ頭をかきながら苦笑して言う俺に、隣を歩く兄上がくすくすと楽しそうに笑う。
兄上にお出迎えいただいたあれからのち――海春たち女性陣といったんわかれた俺は、兄上や諸侯たちにこれまでの出来事を順を追って説明したあと、休憩がてら兄上とふたりで雑談をしながら庭園の並木道を歩いていた。
大商人セバーグ殿との出会いや、傭兵団オズウェルの活劇のような戦いぶり――とくに火薬の武器の使いようについては、兄上は驚嘆すると同時に脅威を感じられたようで、表情を引きしめたまま低くつぶやいた。
「……やはり、火薬の武器とは恐ろしいものなのだな」
「ええ……。まともにこの*****************
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