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十亀Side
俺は紫灯を見送った後
獅子頭連へ行った帰り道…。
『…そろそろ仕事終わった頃かなぁ?っ!!?あっぶなぁ…。』
俺は紫灯に電話をかけようとしたら
見知らぬ男に蹴りをいれられるがそれを
なんとかガードする
『なになにぃ?危ないよぉ?』
「いやぁ~いまの受け止めれたんだ…。
流石藤咲が惚れるだけあるな」
『…なぁに?藤咲と、知り合い?』
「まあそんなとこだ、んなことより」シュッ
後ろに回り込まれた!?
『っ…!?!?!?はなせっ!!!』バチッ
「そう簡単には捕まってくれないか…。」
『なにぃ?俺を捕まえて藤咲呼ぼうと
してんのぉ?』
「そうだといったらどうする?」ニャッ
ゾワッ
『…俺を捕まえても藤咲はこないよぉ…?』
「いいや、絶対くる…
だから大人しく捕まれよ」ヒュッザッ
【棪堂が蹴りを入れる】
『っ!?!?((((…。
誰がそれで、はいそうですかぁって
いって捕まると思うのぉ?』バキッ
「くふふっ、いいねぇ」シュッ
どこに行った…?
「此方だ」ギュ
しまった後ろをとられ
『っ!?!?!?つぁっ!!?』
ガシッ【棪堂が十亀を後ろから締め付ける】
あぁ、いたい…これは紫灯から
怒られちゃうなぁ…。とにかく逃げなきゃ…
俺は逃げようとすると
「おっと、大人しくしろよ?」
『!?!!んん!?!?』
やばい…口が塞がれて…なんか…眠くなって…
『……。』
「やっと堕ちたか…」ヒョイ
【棪堂が十亀を抱える】
「さて…つれていくか」
【数時間後】
目が覚めたら倉庫(?)のような所へ
つれてこられていた…。
そこから紫灯の居場所を聞かれたが
俺は黙っていた…。
「さっさと教えろよ」ドゴッ
『っ!!ぐぁっ、!!!』
俺は椅子の上に縛られ手も縛られている
せいで身動きができずただこいつの
攻撃を受け止めるしかなかった…
あぁ、いたい、意識が飛びそう…。
紫灯のことは、コイツには
絶対におしえない…
紫灯は俺の大切な人だから…。
鉄の味がするなぁ…
口、切れちゃったかぁ…
紫灯に迷惑かけちゃったよぉ…
『ゲホッ…(あ、ヤバイかも…)』
血を吐いてしまった…。
どうしよう…もう、前が見えない
それから数分がたった。
もう、何発殴られ蹴られたのかわらない…。
全身がいたい…頭がボーッとする…
『…。』
途中アイツがいなくなったかと思うと
何かを担いでこちらへきた…。
『!?さ、さくらぁ…?』
そこには眠っているのであろう
桜が縄で縛られて倒れていた
「…なぁ、亀ちゃんだっけ?…スマホの番号
教えてくれない?」
『…いやだといったらどうするのぉ?…』
「仕方ないからこうするさ」
ソイツはそういうと刃物を桜の方へ向ける
「さぁ?どうする?」ニャッ
『…4410…。』
「クフフ、良くできました」
ソイツはそう言うと桜から刃物をはなし
投げ捨てる…。
その後ソイツはスマホの番号を
開いて電話をかける
声こそ聞こえてはいないが
空気がピリついていた…。
通話中ソイツは俺の方をチラッとみて
気味の悪い笑みを浮かべると
こちらへきて
「…こっちむけよ」
『…。』
抵抗する力もなく情けないすがたを
とられてしまった…。
あぁ、紫灯にだけは心配させたく
なかったのに…。そう思いながら
俺は桜の方をみる…
桜は俺とは違い眠らされて縛られている
だけで、殴られたりはしていなかった
『(よかったぁ…桜はなにもされないで…)』
「そろそろいくか…」
『…。』
ザッザッ ガチャッ【棪堂が外に出て鍵をしめる
ソイツはそう言うと俺と桜をおいて
何処かへいってしまった
十亀Side 終
コメント
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4410……獅子頭!?!?!?